鏡野町議会 > 2017-12-13 >
12月13日-03号

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  1. 鏡野町議会 2017-12-13
    12月13日-03号


    取得元: 鏡野町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-04
    平成29年12月会議           平成29年鏡野町議会12月会議会議録                                第  3  日 目                                平成29年12月13日                                於   議   場1. 出席議員(15名)   1番  飯 綱 洋 平              2番  牧 田 俊 一   3番  仲 西 祐 一              4番  光 吉   準   5番  片 田 八重美              6番  本 山 紘 司   7番  原   章 倫              8番  中 西 省 吾   9番  水 田 喜 富             10番  沖 田 清 明  11番  小 椋 晶 志             12番  長 石 幸 男  13番  櫻 井 邦 紘             14番  藤 田 多喜夫  15番  岸   泰 廣2. 欠席議員(0名)3. 遅参・早退議員(0名)4. 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者の職氏名(18名)   町長      山 崎 親 男         副町長     有 本 昌 充   教育長     年 岡 康 雄         総合政策室長  武 本   学   総務課長    利 岡 憲 一         まちづくり課長 小 林 英 将   くらし安全課長 武 本 吉 正         危機管理監   小 椋   保   住民税務課長  藤 本 達 也         保健福祉課長  山 崎   壽   保健福祉課特命参事               産業観光課長  藤 田 昭 彦           坂 手 真 雄   建設課長    景 森 淳 義         上下水道課長  中 西 豊 久   学校教育課長  宗 森 妙 子         生涯学習課長  和 田 敦 志   国保病院事務長 小 林 一 也         会計管理者   高 田 雅 司5. 職務のため出席した者の職氏名(2名)   議会事務局長  友 保 竜 志         同 書記    瀬 島 道 子6. 会議録署名議員  11番  小 椋 晶 志             12番  長 石 幸 男             平成29年12月会議議事日程                           (第3日)平成29年12月13日日程第1 一般質問              午前10時0分 開議 ○議長(岸泰廣君) おはようございます。 ここ二、三日、とても寒い日が続いております。東北、北陸のほうでは、12月としては思わぬ雪で、かなり皆様方の生活に支障が出ておるようでございます。 ただいまの出席議員は15名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 ここで冒頭、御報告いたします。 6番本山紘司君から早退の届け出が出ており、これを許可しておりますので、御報告いたしておきます。 本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。 直ちに日程に入ります。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(岸泰廣君) 日程第1、一般質問を行います。 質問の通告がありますので、順次発言を許します。 なお、この際、申し上げておきます。 会議規則及び議会運営基準の規定により、発言の時間制限30分以内、質問と答弁の合計時間は50分までと決定されていますので、質問者及び答弁者はそれぞれ簡潔明瞭にまとめてお願いをいたします。また、議員におかれましては、通告された項目以外の質問はできませんので、あわせて御留意願います。 それでは、一般質問に入ります。 まず、一括方式により4番光吉 準君。 ◆4番(光吉準君) おはようございます。 一般質問のトップを務めさせていただきます。よろしくお願いします。 ことしは地方自治法が施行されて70年にあたります。先月には、地方自治法施行70周年記念式典が行われ、岸議長も出席されました。地方自治法は1947年に憲法と同時に施行されました。そして、民主主義と基本的人権を守り、豊かな生活をつくり出す役割を担ってきました。高度経済成長から低成長の時代となり、1999年の地方分権一括法によって地方自治は新たな時代を迎えました。その中心が新地方自治法です。ここでは、機関委任事務が廃止され、国と自治体の役割分担が初めて明らかにされました。この時期、政治への住民参加の新しいうねりもありました。原発や産廃処理施設をめぐって住民投票が相次ぎ、住民投票条例制定の動きへと結びつきました。情報公開を求めたり、環境基本計画や男女共同参画推進計画をはじめとする地域の計画づくりに住民が参加する動きも広がりました。これらの動きを背景としながら、2010年には北海道ニセコ町で自治基本条例が制定されます。また、栗山町では議会基本条例が制定され、今、全国に広がっています。それらは地域を住民自身が担っていこうという動きであり、住民と議会、行政との距離を縮めようとするものです。しかし、今日、地方自治が順調に前進しているわけではありません。地方の財政基盤は依然として脆弱なままですし、人口減少社会の本格的な始まりの中で、地域の営みや住民の充実した生活をつくり直す新しい課題が出現しています。地方自治を担おうとする私たちの役割は、ますます重要になっているという思いを新たにしているところです。 それでは、「住民との協働で持続可能なまちを」という前回と同じ大きなテーマのもと、3つの質問を行います。 まず、1、ホームページの活用で町の内外に積極的な発信をということです。 鏡野町はよいところはたくさんある。でも、うまく発信できていないのではないか、そういう感じがしております。例えば、知らなかったのは私だけなのかもしれませんけれども、10月に大阪に住む友人から、鏡野町頑張っていますねと言われて何のことかわかりませんでした。モンベル・フレンドフェア2017というイベントが大阪で行われ、そこに鏡野町もフレンドタウンということで出展していたそうです。それに参加した友人が、驚いて知らせてくれたものです。モンベルとはアウトドア関係では有名な企業だそうで、同じく10月に行われたSEA TO SUMMITもモンベルの関係です。モンベルのホームページでは、フレンドタウンとして鏡野町のことが紹介されているのですけれども、鏡野町のホームページではこのことについては検索しても出てきません。ちょっともったいないなあという感じがしたわけです。そして、改めて町のホームページを見まして、使いにくいなあというのが私の実感であり、放置してはいけない課題だということで今回の一般質問で取り上げております。 私は自治体間の競争を過度にあおり立てるとか、自治体間競争を勝ち抜けとか、そういうのは余り好きではありません。自分たちの町のよさを自分たちで発見し、つくり出し、それが自然と広がっていくのが一番いいことだというふうに思っております。 10月に文教厚生常任委員会で徳島県神山町などに視察に行きまして、芸術を一つの柱にしたまちづくりを勉強してきました。そこで案内をし、話をしてくれた人が、まちづくりとかは考えていないんだというふうに言っておられました。ちょっと突き抜けている、自分たちのやりたいことを追求していく、それが一番で、まちづくりであるとか移住とかは副次的なものなんだと、そういう話の内容だったというふうに理解をしております。こういう突き抜けたところがあって、初めて人はその町に関心を寄せるのではないかなというふうにも思っているところです。しかし、そうはいっても、我が町のよさ、住みやすさを再発見し、アピールすることは必要です。鏡野町のホームページを変えていくことは重要なことだと思っております。 そこで、幾つか質問をします。 1、現状の課題をどう認識されておられますか。 私はリンク切れがあちこちに見られたり、新しい情報が下にあったりしてがっくりしたり、必要な情報が見つからなくていらいらしながらホームページを見ることが多いです。 2番目に、1とも関係しますが、住民の方からホームページについてどのような意見が寄せられているのでしょうか。 3番目に、次にホームページを改善していく上でアクセスの解析をすることは必須だと考えますが、どのように分析されていますか。 ホームページに接続する場合、パソコンを使っているのか、スマホなのか、タブレットなのか、あるいはどこからアクセスしているのか、鏡野町の内なのか外なのかなどについてお知らせください。これは、今後の情報発信の優先順位などを考えていく上で参考になる必要なことだと思っております。 4番目に、最後に、改善に向けてです。 住民からの意見を取り入れる仕組みづくりが必要ではないでしょうか。 若手職員、専門家の活用で改善計画を立てていただきたいが、どうでしょうか。そして、高齢者や障害者、外国人にも使いやすいホームページにしていただきたいですが、この点はどうでしょうか。また、今日ではスマートフォンホームページにアクセスする人もかなりの割合を占めていますが、その対応を進めていただきたいと思います。これは町内の住民サービス、町外からの人への観光案内のどちらをとっても、今日では必須のことと思われます。最後に、フェイスブックなどの活用も考えてもらいたいと思います。 大きな2つ目、各種の鏡野町の計画など行政情報について。 行政情報は住民にとって使いやすいインフラであるべきだというのが私の基本的な考え方です。町民とともにまちづくりをしていく上で、町のさまざまな計画や審議会などに出された資料、そして議事録などをホームページにアップし、共有していくことは必須のことと考えます。ところが、行政情報、現行の計画や会議録などがホームページにアップされておらず、非常に不便な状況があります。ちょっと言い過ぎになるかもしれませんけど、議員としての活動が阻害されているくらいだというふうに私は思っております、ちょっと失礼ですけれども。現在のこういった行政情報のアップ状況はどうなのでしょうか。 2番目に、今後は現行の計画は全てホームページにアップしていただきたいと思いますが、どうでしょうか。 3番目に、審議会などの資料、議事録もアップが必要と考えますが、いかがでしょうか。 例えば、鏡野町行政評価外部評価委員会委員の募集が行われました。広報かがみの7月号でこれは行われていますけれども、その後、この外部評価委員会は、二、三度開かれているんではないかというふうに思うのですけれども、その資料や会議録の公開はされておりません。議員としても、そういうところ、非常に関心のあるところなわけですけれども、ぜひともこういう委員会や審議会は公表していただきたいというふうに考えております。 この項の最後ですけれども、4番目に図書館や公民館でも行政情報をまとめて手にとりやすいように工夫をしていただきたいと思いますが、どうでしょうか。 広報かがみのは基本的に置いてありますけれども、それだけではなく、各種の計画などを整理して置いていただきたいと思っております。 最後の質問になります。ごみ収集について。 これは、昨年4月からごみの分別と出し方が変わりました。その後の変化と今後の課題について質問をいたします。 ごみの分別出し方ガイドブックの最初のページで、ごみを減らす3Rを呼びかけ、循環型社会を目指すことをうたっています。鏡野テレビでも、毎日のようにその呼びかけが行われております。広報かがみの9月号では、最近の主な分別でこういう間違いがありますよというようなそういう指摘、紹介も行われております。 いろいろと町としても努力されているのだというふうに思いますけれども、1番、ごみの分別と出し方が変わって1年8カ月、リサイクル率、ごみ量の変化はどうなっているのでしょうか。 2番目に、リサイクル率を上げ、ごみ減量を進める対策としてはどのようなことを進められておられますか。 きょうの質問の最後の項目ですけれども、ふれあい、助け合い収集についてお伺いします。 高齢化が進み、高齢者の移動手段を確保することや買い物難民対策などが大きな課題となっております。ごみ収集も、同じく重要な課題となってきているというふうに考えています。 国立環境研究所は、全国の自治体アンケートの結果などをもとにして、ことし5月に「高齢者ごみ出し支援ガイドブック」というものを出しました。これは廃棄物行政においても、適正処理や3Rだけではなくて高齢者福祉に配慮した対応が求められるようになっていると、時代の変化とともに生じる新たな課題に応えようとするものです。そして、高齢者のごみ出し支援は、高齢世帯からのごみ収集を確実にするだけではなくて、高齢者の生活の質の向上や見守り、孤独死の防止にもつながる取り組みであると。さらに、ごみの収集員の誇りややりがいにもつながっている、そういう例も挙げておられます。現行の介護保険制度だけでは解決することのできない課題であり、2015年で23%の自治体が支援制度を運用しているそうです。町村レベルでは、まだ1割弱という状況ではありますけれども、鏡野町としてもふれあい、助け合い収集が必要ではないでしょうか。基本的なお考えをお聞かせください。 以上で1回目の質問を終わります。答弁よろしくお願いします。 ○議長(岸泰廣君) 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 改めまして、皆さんおはようございます。 非常に大きな寒波が押し寄せているところでありまして、町民の皆様方にはインフルエンザなど流行には気をつけてほしいと思いますし、それにも増して健康には御留意をいただきたいとこのように存じるところであります。 最初の御質問であります。一括方式での御質問ということで、4番光吉議員の御質問にお答えをしたいとこのように存じます。 まず、「住民との協働で持続可能なまちを」ということの御質問の中で、小項目1の質問であります。 リンク切れ等につきましては、今後、チェックを徹底をいたしまして、そのような状況を回避できるよう、各担当課にお知らせできるような体制を構築してまいりたいと、このように気分を新たにしているところであります。また、新着情報が下にあるというふうなことなど、必要な情報が見つからない等につきましては、今後、更新時期等に合わせまして検討を進めてまいりたい、このように考えております。 次に、小項目2でありますけれども、ホームページに対する住民からの意見等は特に寄せられていない状況にあります。 また、小項目3の御質問であります、アクセス件数につきましては把握しておりますけれども、何によってアクセスしてきたか、あるいは町内か町外かなどにつきましては、現在のところ、詳細な分析、解析までには至っておらないのが現状であります。今後につきましては、可能な範囲で分析を行いまして、かがみの創生総合戦略に掲げるアクセス数の目標値に沿いまして情報発信力を強化をしてまいりたいとこのように考えております。 続きまして、小項目4であります。 今回、貴重な御意見をいただいております。今後、アクセシビリティに沿いました年齢、あるいは身体障害の有無などに関係なく、誰でも必要とする情報に簡単にたどり着けるよう利用できるホームページに努めてまいりたいとこのように考えております。また、現在のインターネット環境におきましては、ブラウザの無料翻訳サービスも利用できるために、外国の方などがこれらのサービスを利用されている現状もあるようであります。また、スマートフォン、あるいはフェイスブック等のSNSを活用して、セキュリティーの確保を行った上で積極的な情報発信につながるよう活用してまいりたいと考えております。 続きまして、大項目、「住民との協働で持続可能なまちを」という御質問であります。 その中で、小項目1の現在の行政情報のホームページへのアップ状況であります。 計画につきましては、行政情報の中に総合計画をはじめ、保健福祉課では子育て支援事業計画、あるいは第2次健康かがみの21、あるいは食育・地産地消推進計画などあり、各課のホームページの中にアップしている計画もございますが、各種主要計画の全てを掲載するには至っておらないということでありまして、また会議録につきましても、総合政策室の総合教育会議の議事録は掲載しておりますけれども、その他の会議の議事録は掲載がされていない状況であります。 続きまして、小項目2の計画のホームページへのアップでありますけれども、策定した計画につきましてはホームページへアップしてまいりたいとこのように考えております。 次に、小項目3の審議会資料、あるいは議事録のホームページアップですが、公開可能な審議会、あるいは議事録等も、ホームページアップしてまいりたいと考えております。当然、先ほど質問の中でありました、外部評価委員会での内容につきましても、可能な限りアップをしてまいりたいとこのように思っております。 続きまして、大項目の「住民との協働で持続可能なまちを」、その中でごみ収集についての御質問であります。 小項目1のリサイクル率、あるいはごみ量の変化でありますけれども、平成28年度における本町のごみ総排出量につきましては、生活系ごみ3,030トン、事業系ごみ230トン、集団回収量が344トンでありまして、合計3,604トン。1人1日あたりのごみの総排出量でありますけれども、735グラムとなっております。昨年度比で言いますと、ごみ総排出量は15トン減少しております。しかし、1人1日あたりのごみ総排出量は、人口減少の影響もありまして9グラムの増加となりました。なお、平成29年度におきましても、平成28年度実績とほぼ同水準で推移している状況であります。平成28年度の本町のリサイクル率は13.35%でありまして、前年度比1.98ポイント上昇した結果となっております。 続きまして、小項目2でありますけれども、本町では平成27年3月に鏡野町一般廃棄物処理基本計画を策定をいたしまして、ごみの排出抑制、あるいは循環型社会の構築、適正処理を主眼に置きまして、長期的な視点に立ったごみ処理、あるいはリサイクル推進に向けまして取り組んでおります。具体的に申し上げますと、平成22年度から資源回収推進団体助成を、また平成23年度から生ごみ処理機及び生ごみ堆肥化容器購入助成などを行ってきております。その他、マイバッグ運動、あるいは2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けまして、使用済みの小型家電に含まれる貴金属を活用しての全てのメダルをつくる、みんなのメダルプロジェクトにも、本町も参加をいたしまして小型家電リサイクルの取り組みも進めております。以上のような取り組みを、今後も周知あるいは啓発しながら、リサイクルごみの分別の徹底、あるいは生ごみの堆肥化、あるいは減量化、また資源回収団体の育成強化に努めてまいりたいと考えております。 最後に、小項目3であります。 高齢者世帯の増加の中で、本町では地域住民、あるいは専門職が一体となりまして地域の課題解決を図る地域ケア会議を設置をいたしまして、また地域の助け合い運動にも取り組んでいただく生活応援隊の養成講座を開設するなど、ごみ出しも含めまして支援を必要とする人を地域全体で支える取り組みを進めております。今後、どのような支援の仕組みを設計していくかは、人数あるいは地理的分布など考慮をして、その上で本町に最善の支援策の研究を行いまして、必要な人員あるいは予算の確保を含めまして、今後検討してまいりたいと考えております。 以上であります。 ○議長(岸泰廣君) 年岡教育長。 ◎教育長(年岡康雄君) 続きまして、光吉議員の小項目4の御質問につきましてお答えを申し上げたいと思います。 図書館、公民館等での行政情報の提供でございますが、現在は図書館におきましては、冊子になった計画書等は来館者に見ていただけますように書架で一括して並べておりますが、今現在、決して目につきやすい場所にあるかと言えばそういうことではございません。また、冊子になっていないものにつきましては図書館には配置できていないのが現状でございます。今後は、わかりやすい場所へ行政情報コーナー等を設置いたしまして、各部署と連携をとりながらきめ細やかな行政情報の配置に努めてまいりたいと思います。 各公民館におきましても、同様に行政情報の配置には努めてまいりたいと思います。一部の計画書等につきまして、防災情報等、計画等につきましては、各地区におきましても御提示できるような状況にはなっていると思いますが、今後とも行政情報の的確な提供につきまして努めてまいりたいと思います。 ○議長(岸泰廣君) 光吉君。 ◆4番(光吉準君) 基本的には、積極的にいろいろと取り組んでいきたいという答弁であったと思っております。よろしくお願いをします。 その上で、幾つか再質問させていただきます。 要望も含まれておりますけれども、まずホームページについてですけれども、年齢や身体的条件などにかかわらず利用しやすいと認められるJIS日本工業規格もあります。それに対応したホームページにするための取り組みが各地の自治体でも行われております。ぜひとも、鏡野町でもしっかりとした取り組みをお願いしたいと思います。 それから、アクセスの解析についてはぜひとも一度やっていただけたらというふうに思います。それから、町民の皆さんがどう思っているのか、意見を求めるようなこともしていただけたらと思います。 それから、基本的な考え方なんですけれども、鏡野町ホームページ作成方針というものがつくられております。そこでも、掲載内容の充実を図り行政サービスの向上を目指すとしておられます。そして、使いやすさへの配慮として、幅広い行政情報を利用していただく方の視点から、わかりやすく分類する、自由な検索方法で目的のページへアクセスできるよう配慮するというふうにうたわれております。これも、ぜひもう一度点検していただいて行っていただきたいと思います。 さらに、自治体のホームページの基本的な考え方というものをいま一度整理していただきたいというふうに思います。参考までに、「大阪市ホームページガイドライン」というものを少しだけ紹介します。ことし3月につくられたようですけれども、初めに、情報化社会が進展する中、市民生活においてインターネットは必要不可欠なものとなっており、行政においてもホームページは総合窓口としての役割を求められていると述べております。そして、第1章総則、基本的な考え方とガイドラインの目的で、次のように述べます。ホームページは年齢や性別、障害の有無、国籍が違うさまざまな利用者が、多様な環境や条件で利用するものです。ホームページの役割を十分に果たすためには、こうしたことに配慮して作成する必要があります。このガイドラインには、便利で誰もが使いやすいホームページを作成し、よりよい市民サービスを実現することを目的としますとして、基本的な考え方を次のように整理しています。情報が見つけやすく、わかりやすい、利用者にとって使いやすいホームページ。高齢者や障害者を含めた誰もが利用しやすいホームページ。デザイン・操作性・記事の表記方法等が統一され、一貫性のあるホームページ。正確な情報を即時に提供するホームページ行政サービスが簡単に享受できるホームページ。市民ニーズを把握し、施策反映に活用できるホームページ。そして最後に、市民への説明責任を果たし、市政の透明化を図るホームページ。以上です。単に使いやすいか否かだけではなくて、市民のニーズを把握して施策に反映をしたり、町民への説明責任を果たし、町政の透明化を図るものとしてのホームページを目指してもらいたいというふうに考えますけれども、この基本的な点についてどのようにお考えでしょうか。 次に、行政情報に関しまして、基本的には計画等をアップしていくという答弁をいただきました。ぜひ、急いでいただきたいというふうに思います。タブレット議会が来年度には本格運用ということになりまして、恐らくタブレットのほうには全部アップされると思うんですけれども、町民の皆さんはホームページを見るわけで、そちらへのアップも急いでいただきたいというふうに思っております。前回の9月議会で予算編成過程の住民参加について質問をし、そのときに鏡野町輝くまちづくり基本条例を取り上げておりますけれども、この条例は町政に関する情報を知ることは町民の権利であるというふうに述べております。ぜひとも、早急に改善をしていただきたいと思います。その前提として、現行計画にはどういうものがあるのかというもの、その一覧表をまず示していただきたいと思います。なかなか、情報がどこにあるのか探すときに非常に苦労をしておりますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。 最後の項、ごみ収集ですけれども、先ほどの答弁にありました鏡野町一般廃棄物処理基本計画、ここでリサイクルの目標が次のように定められています。平成24年度、2012年度が14.3%で、これを平成31年度、2019年には19.2ポイント増の33.5%にするというのがこの処理基本計画に出てくるんです。今が13とか14%ですけれども、これを33%にするというのはかなり厳しい。しかも、あと2年ほどしかありませんのでかなり厳しい目標だと思えるんですけれども、これはどのように達成をしていかれるんでしょうか。 それから、平成31年度にリサイクル率が33.5%に達成したその後は、約10年間はリサイクル率はもう横ばいというふうに書かれているんですね。計画の最終年度、2029年度の目標値は34.1%です。つまり、残り10年間はリサイクル率がほとんど上がらないというのがこの処理基本計画なんですけれども、ちょっと理解できない数字なんですね。循環型社会を目指すためにリサイクルを進めるわけですけれども、循環型社会とはリサイクル率34%の世界かと言うと多分そうではないと。先ほども名前を出しましたけれども、徳島県の神山町はリサイクル率が50%です。それから、有名な上勝町は80%です。もう少し循環型社会というもののイメージを膨らませていただきたいというふうに考えますが、この点はどうでしょうか。 それから、最後のふれあい、助け合い収集ですけれども、高齢化はますます急ピッチに進んでいきます。ひとり暮らしの高齢者もふえていきます。早目早目の対策を考えることが大切だというふうに考えます。ぜひとも、積極的な取り組みをお願いします。最後は要望で、質問ではありません。 以上、幾つか再質問をしました。よろしくお願いします。 ○議長(岸泰廣君) くらし安全課長武本君。 ◎くらし安全課長(武本吉正君) 光吉議員の再質問につきまして、お答えできる範囲で答弁をさせていただきます。 まず、ホームページにつきまして、JIS規格の対応によりましてホームページの取り扱いを進めてもらいたいというお話、またアクセスの解析、それから意見を求められるようにしてもらいたいというような御提案、頂戴をいたしております。これにつきましては、御要望の内容を踏まえまして、それに沿った形で今後、進めてまいりたいというふうに考えておるところでございます。 また、ホームページのガイドラインというものをお示しもいただきました。見つけやすく、わかりやすく、そして誰でも利用できやすいというようなもの、また表記の方法であるとか正確性を求められている、透明化というようなガイドラインの内容につきましても、今後、それに沿った形でホームページの作成を進めてまいるという気持ちを新たにいたしておりますので、そして若い職員等々の意見も踏まえまして、定期的にそういった意見を求めながら、また町民の方からも意見がいただけるような形がとっていけれればというふうな気持ちもしておりますので、今後、持ち帰りましてそういった指示を進めたいというふうに考えております。 ホームページについては、以上でお答えをさせていただきたいと思います。 それから、ごみの計画につきまして、廃棄物の処理計画、リサイクル率、現在、御説明をさせていただいた数値になっておりまして、最終的な目標値が33.5%ということで、平成31年度の計画の節目になっております。これにつきまして、今とかなり乖離した状況になっているということも御指摘をいただいております。リサイクルを進める上で、1年8カ月前から分別方法を変更し、そしてプラスチック、容器包装をまず手始めにこういう形で進めていっております。それから、瓶、缶につきましても含めてリサイクルを推進していくということでございますけども、なかなか皆さん、今までの分別方法から変わってすぐにいろいろと混乱を来した状況もございました。1つずつ皆さんにお問い合わせをいただきながら、また現場に駆けつけて分別方法の御指導等もさせていただいておるところなんですけども、なかなかお気持ちの中でリサイクル、1回残されるとやはりもう可燃ごみにしてしまおうというようなお気持ちになられるのも正直なところだと思います。そうしたものを、なぜリサイクルが必要なのかということを含めて、今後も啓発を進めていく必要があろうかと思います。 そして、リサイクルを進めていく上で、やはり先ほどの答弁にありました、集団回収というものも大きなポイントの一つになっておると思います。現在、39団体が登録いただきまして、実質今、30団体の実績が上がってきております。344トンということでございますが、もっともっとこういった地域で取り組む方向性を、こちらのほうも重視を置きまして皆様方に団体を立ち上げていただき、そしてまた取り組んでいただけるような環境をいただけるような取り組みを進めてまいりたいというふうに考えております。また、昨年始めた折に、プラスチック容器包装のごみ袋の料金と可燃ごみ、不燃ごみのごみ袋の料金も統一を図っておりますけども、このあたり、分別するのに手間をかけ、大変な御苦労をしていただきながら分別していただくごみ袋の料金との格差というものも必要じゃないかというような御意見も頂戴をしております。そういうことも含めまして、今後、ごみ減量化等推進審議会等に分別の有効性、そして分別のもっともっと効果的な方法、そういったものも諮問をさせていただきながら一緒に考えていく、そういった方向性を見出していきたいというふうに考えております。 数値的にその33.5%というものが、現実、31年度に達成できるかということについては正直確信はございませんが、それに向けて全町を挙げて取り組んでいくということで進めてまいりたいというふうに考えておりますので、御理解と御協力のほうをよろしくお願いいたします。現状を踏まえて一歩ずつ一歩ずつ進んでまいりたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(岸泰廣君) 光吉君。 ◆4番(光吉準君) それでは、再々質問を行います。 各課の現行計画の一覧というのは、ぜひまたお願いをします。 質問のほうですけれども、まずホームページについて、これはくらし安全課だけの課題ではないというふうに思っております。全庁的な取り組みが必要だということを確認をしていただきたいと思います。全部署の情報を横断的に把握して、ここで情報が掲載されたら関連するところがあるわけですから、こちらも同じように情報を更新する必要があるとかということを判断し、その作業を指示しなければなりません。町長さんや市長さん、直属の部署が担当している自治体もかなりあるはずです。そういうことも含めて、鏡野町全体として取り組んでいただきたいということをお願いをします。単にデザインの問題だけではないわけです。全庁的に考えることが必要だというふうに思っております。 それから、リサイクルのことですけれども、地域での取り組みを進めるということで、私もそれは大切なことだというふうに思っております。ぜひ、積極的にやっていきましょう。その上で、例えば鏡野テレビでは3Rの呼びかけというのは何度も何度も見るんですけれども、そこでの課題、例えば先ほどかがみの広報にこういう間違いがありますよというのを指摘されてましたということを言いましたけれども、そういうことも含めて鏡野テレビを活用するとかということも考えていただいて、町民の人が、確かに切りかわったときに物すごい混乱があったわけですけれども、もう一度リサイクルに向けて頑張っていこうと、こういうところを心がけていこうということがわかるような形でのアピールということも考えていただければと思います。簡単に御答弁をいただけたらと思います。 以上です。 ○議長(岸泰廣君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 光吉議員の将来に向けての提案と捉えてもいいかと思いますけれども、先ほどホームページ等々の御質問でありましたけれども、いろいろな県人会等、寄せていただいても、鏡野町出身者から直接声を聞いております。ホームページ、まだまだ貧弱なんではないかと、あるいは正しい情報が更新されてないというふうなこともあります。そういう指摘を受けて、それぞれ対応してきておりますけれども、今、何をなすべきかということであれば、まさにインバウンドの狙い等々もございますし、また町民みずから鏡野町の町をきれいにしていくというところを外部から指摘をしていただく、その窓口となるのがホームページでもあったりするわけでありますので、広い意味で積極的に努力する必要はあるとこのように思っております。 また、ごみの減量化でありますけれども、今、ごみ袋が統一した料金であります。しかし、プラあるいはリサイクルに回るごみ袋等につきましては、今御指摘の内容をよく考えてみますと、努力をしたところには報いがあってもいいんじゃないかというふうなところも考えるところであります。いろいろ資源循環施設組合の中には各団体がありますので、協議をしながら、あるいは鏡野町でできることがあれば積極的に考えていきたいとこのように思いますので、よろしくお願いをいたします。 ○議長(岸泰廣君) くらし安全課長武本君。 ◎くらし安全課長(武本吉正君) 光吉議員の3Rの呼びかけにつきまして、積極的なテレビの活用もということで御提案を頂戴したと思っております。 昨年度も何度か、3Rの文字放送でなくてリサイクルの方法についてということで、食品の容リ協のほうからいただいたVTRを放送して呼びかけたということもございますが、今後、ちょっとそういったリサイクルにかかわること、それからごみの分別にかかわること、そういったことをもっとわかりやすく、皆さんに親しんでいただけるような番組の中でごみに特化した、ちょっと皆さんに注目いただけるような番組をつくっていただくようにこちらからも働きかけ、協力し合いながらテレビを活用して進めてまいりたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。 ○議長(岸泰廣君) 以上で4番光吉 準君の一般質問を終わります。 次に、一問一答方式により2番牧田俊一君。 ◆2番(牧田俊一君) 皆さん、改めましておはようございます。2番牧田俊一です。 ただいま議長のお許しを得ましたので、質問をさせていただきます。 私は今回、地域づくりを構成していく上での重要な骨格の一つである医療、病院について質問をいたします。 国は現在、団塊世代の方が後期高齢化を迎える問題、俗に言う2025年問題をクローズアップしています。厚生労働省の方針は、地域包括ケアシステムを推奨していますが、やはり役割の中心は病院ではないかと考えております。また、これからの時期、私たちの生活の中で心配をしている病気の一つに、今、町長のお話にもございましたが、インフルエンザの発生状況を懸念しております。このように、ふだん生活の中において、いざというとき安心して過ごすことができる誰にでも優しいまちづくりを目指し、さらなる地域医療の拡充を目指して、今回は一問一答方式にて質問をいたします。 中項目ですが、まず1、医療体制についてお尋ねします。 2、鏡野国民健康保険病院、今回の質問時間中は鏡野病院と称しますが、鏡野病院の施設について。 3、鏡野病院内の待合時間についてお尋ねをいたします。 次に、各小項目に移りますが、まず鏡野町に移住・定住を計画される方、また移住・定住をされてきた方にお聞きしますと、移住・定住条件の中で、まず気になるのが、町内の医療、病院体制の充実と聞いております。私たちは今、子育て世代として鏡野町も子育てをしやすい町、また子育てについて手厚い支援対策が多数ある鏡野町と私も思いますが、まずきょう現在、町内での医療機関、3地域診療機関、民間病院、開業医の医師の人数をお聞きいたします。 続きまして、町民に身近で安心して利用できる町内の医療体制の取り組みとして、民間病院、開業医の施設に対しまして、鏡野町としてはどのような支援策があるのかをお尋ねいたします。 続いて、平成28年度決算審査意見書に記載がありました、国民健康保険病院事業会計報告書によりますと、公立病院経営として厳しい環境下の中、岡山県北において医師の確保が課題と記載がしてありましたが、今後、鏡野町としてはどのような取り組みをされるのかお尋ねをいたします。 続きまして、次の項目に移りますが、まず鏡野病院内施設についてお尋ねいたします。 南病棟が建築後約30年経過していると思いますが、現在の建物・設備に対して、病院関係者の方からの改善・修繕要望があれば教えてください。 また、鏡野病院の患者さんからのソフト面、ハード面からの要望改善箇所があればお尋ねをいたします。 次に、最後の項目に移りますが、鏡野病院内の待合時間についてですが、診察時、医師の丁寧な診察並びに急変患者さんを優先しての診察などの要因により、待ち時間の解決方法は一朝一夕では解決できないこともあると思いますが、例えば待ち時間の過ごし方の一つとして、待合ロビーにモニター設置による町広報紙の啓発、また町の情報発信等をされてはどうかと考えますが、町の取り組みをお尋ねいたします。 最後に、この時期はやはりインフルエンザ、風邪等の発症により、外来診察が非常に多くなる時期であります。現在は、待合ロビーにも空気清浄器を数台設置の措置をされておられますが、今後、感染症対策の一環として、例えばインフルエンザ発生の疑いのある方は外来時、待合ロビーでの場所を別に設けるなどの感染をしていない患者さんへの配慮の措置が必要ではないかと考えますが、町の所感をお尋ねします。 以上、登壇での質問は終わります。
    ○議長(岸泰廣君) ここで少し早いですけど、11時5分まで休憩いたします。              午前10時55分 休憩              午前11時4分 再開 ○議長(岸泰廣君) 会議を再開いたします。 休憩前に引き続き一般質問を行います。 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 2番牧田議員の御質問にお答えをいたしたいとこのように思います。 さらなる地域医療の充実を目指しての御質問であります。 小項目1の、町内の医療機関の医師人数につきましての御質問であります。町といたしましては、民間の医療機関に関しましては、指導監督等を行う立場にはございません。一般的に、入手でき得る情報をお答えをさせていただきたいとこのように思います。 鏡野病院につきましては、常勤医師8名、非常勤医師3名であります。また、奥津診療所につきましては常勤医師はおらず、非常勤医師4名でございます。上齋原診療所につきましては、こちらも常勤医師はおりません。非常勤医師3名で行っております。富診療所につきましては、同様に常勤医師はおりません。非常勤医師3名で行っております。また、町内の民間病院につきましては、1施設で常勤医師4名、あるいは非常勤医師13名であります。その他の町内にあります医院、あるいは診療所については、8施設で常勤医師7名、非常勤医師5名となっております。 続きまして、小項目2の町内の民間病院、開業医の施設に対しての支援策についての御質問であります。 現在、鏡野町におきましては、民間の医療施設に対しての施設整備に関する支援施策はございません。 続きまして、小項目3の医師の確保についての御質問であります。 これまで鏡野病院におきましては、医療機器等の定期的な更新整備、あるいは電子カルテ、医療画像システムの新規導入等によりまして医師が働きやすい環境整備を行い、定着を図ってまいったところであります。岡山県の僻地医療対策といたしまして、自治医科大学を卒業後の県の職員として採用されます。臨床研修後の義務年限中に、県内の僻地医療拠点病院に医師として派遣をしておる制度があります。鏡野病院につきましては、僻地医療拠点病院に指定をされておりまして、岡山県に派遣要請を行っております。この制度によりまして、派遣された医師の定着に向けまして今後も同様に努力してまいる所存であります。日本専門医機構による医師の専門医研修プログラムにおいて、鏡野病院は特別連携施設に位置づけられております。岡山県内の基幹病院の研修医の派遣が決定されれば、当院での研修期間中に地域密着型の医療、あるいは町の魅力を体験していただくことで医師の定着を図ってまいりたいとこのように考えております。 次に、同じく鏡野病院内の施設についての御質問であります。 中項目の鏡野病院内の施設、小項目1の改築・改善・修繕等の要望でありますけれども、当初予算におきまして修繕費を計上し、適切に対応しております。本年度はこれまで57件、約460万円の医療機器、施設、整備の修繕を行っております。主な修繕といたしましては、人工呼吸器の制御基盤、あるいは空調機器、医師住宅2棟の修繕工事を行っております。 次に、改築についてであります。一部職員からも一般病棟、南病棟でありますけれども、そこの改築要望がございます。建築当時に国庫補助金を受けて建築しているために、定められた耐用年数の関係等があります。さらに、その後も、補助金による増築、改修工事を行いまして施設の拡充を行ってまいりました。今後も必要な修繕工事等を行いながら、しっかり運営をしてまいりたいとこのように考えております。 次に、小項目2のソフト面、ハード面での改善要望につきましては、院内4カ所において意見箱を設置しておりまして、患者さんの声のタイトルで御意見を頂戴しております。内容につきましてはさまざまでありまして、一部には職員への感謝、あるいは苦情もあります。最近のソフト面では、眼科、歯科を設けてほしい。あるいは、病棟内でのにおいが気になる、外来の待ち時間が長いであります。ハード面におきましては、廊下にコーナーが多く、ぶつかりそうになるのでカーブミラーを設置をしてほしい、あるいは洗面所のペーパータオルの位置が車椅子では高過ぎる等があります。改善できる課題につきましては、対応してまいっておるところであります。 次に、病院内の待合についてであります。 小項目1のモニター設置につきましては、待合室でのテレビの設置につきましては、院内薬局の前で待合のみの場所とさせていただいております。外来の待合では、患者さんをお呼びをする際に名前が聞こえづらいために静かにお待ちをしていただいております。また、広報紙の啓発というところでは、新聞、雑誌、漫画、絵本、町広報紙、岡山県広報紙を外来の待合に設置をしておるところであります。 次に、小項目2の外来待合の分離についての御質問であります。 病院の構造上、待合場所で別に感染症外来を設けることが困難であります。対策といたしましては、インフルエンザ等の感染症の流行期には、発病の疑いがある方につきましては受け付け、または問診でマスクを配布をいたしまして待合の一部を利用していただいております。飛沫感染防止の観点から、待合の椅子を患者さんが背中合わせでお座りをしていただいておりまして、診察を希望する診療科に向かってお座りをいただくよう配慮をしていただいております。また、感染の可能性が高い患者さんにつきましては、問診終了後に車のプレート番号、あるいは電話番号をお尋ねして、駐車場の車内でお待ちしていただくよう配慮も行っていただいております。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(岸泰廣君) 牧田君。 ◆2番(牧田俊一君) 現状の医師の人数を確認しました。常勤、非常勤ともに町内には多数の医師の方が在籍するということは、各診療科も受診でき、町民の方もいざというとき安心して過ごせるのではないかと思います。 ところで、今回、まず鏡野病院に着目しまして、鏡野病院について何点かお尋ねしたいと思います。 まず、岡山県平成28年度僻地医療体制資料に目を通しますと、県下9病院の僻地医療拠点病院の指定に鏡野病院がなっていると思います。この制度は、僻地医療に医師が不足のための制度と私はちょっと解釈しておりますが、きょう現在、鏡野町は鏡野病院、また3地域診療所を拠点、運営するにあたり、医師の標準指数、またきょう現在、鏡野町は医師が足りているのか、不足の状態であるのかをお尋ねするとともに、この医師の配置標準数値の算出方法があれば教えてください。 ○議長(岸泰廣君) 国保病院事務長小林君。 ◎国保病院事務長(小林一也君) 失礼いたします。 医師の標準数及び算出方法ということについてお答えいたします。 平成29年度の当院の医師の標準数は7.4となっております。標準数の算出方法は、前年度の一般病棟、療養病棟及び外来患者数から通院、リハビリの患者数を引いたもの及び耳鼻科の患者数に定められた係数を用いて算出いたします。本年10月から1名の医師が職場復帰しておりまして8.1名となり、医師不足は解消されております。 以上です。 ○議長(岸泰廣君) 牧田君。 ◆2番(牧田俊一君) 御答弁ありがとうございました。7.4人以上ということで、医師不足は解消ということは非常に喜ばしいことだと思います。 それで、今のお話なんですが、まずこの僻地医療支援機構の指定を受けるにあたりまして、今後、医師の派遣制度以外にどのような援助策があるのか。例えば補助金であったり、医師の僻地への移住定住促進などがあるのか、そういった制度について1点、支援策がどのようなものかをお尋ねいたします。 ○議長(岸泰廣君) 国保病院事務長小林君。 ◎国保病院事務長(小林一也君) 僻地医療拠点病院の指定の条件でございますが、これにつきましては県内の各医療圏域におきまして、無医地区等を対象として巡回診療、僻地診療所への医師の派遣、僻地における医療活動を継続的に実施していると認められる病院で、県知事が指定しております。 支援の内容でございますが、年2回の僻地勤務医医療研修会、それから年1回の僻地医療拠点病院連絡協議会の研修会等が開催されます。また、僻地医療拠点病院に指定されますと、義務年限中の医師の派遣を受けることができます。 以上でございます。 ○議長(岸泰廣君) 牧田君。 ◆2番(牧田俊一君) 僻地医療支援機構の支援方法を今確認いたしましたが、この制度の期間は定めがあるのか、ちょっとお尋ねをいたします。 ○議長(岸泰廣君) 国保病院事務長小林君。 ◎国保病院事務長(小林一也君) 僻地支援機構からの指定の期間につきましてでございますが、あいにくちょっと資料を持ち合わせておりませんが、指定の解除というようなお声は聞いてはおりません。 ○議長(岸泰廣君) 牧田君。 ◆2番(牧田俊一君) また、そうしましたら後ほど確認をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 それでは、今の医師の鏡野病院内に限ってのことなんですけど、医師の常勤、非常勤にかかわる医師の滞在数、または医師の標準指数のほうを確認いたしましたが、きょう現在、鏡野病院に対しまして、鏡野病院内ですが、例えば今の医師の方は、外来診察以外にも休日往診であったり夜間診察などの当直業務も兼任されておられると思いますが、現在のこの医師の標準指数によりまして、鏡野病院とプラス3地域での各診療での診療業務など、町民の方へ医療行政サービスが十二分に円滑に反映されているのか、ちょっとお尋ねしてみたいと思います。 ○議長(岸泰廣君) 国保病院事務長小林君。 ◎国保病院事務長(小林一也君) 先ほどの定数の問題もありますが、8.1人ということで標準数の7.4を超えております。 それで、各診療所へは、平成28年度におきまして医師が不足するという状況になりました。28年度につきましては、医師の派遣を一部半日にするとかの措置をいたしまして、週あたりの延べ派遣日数がトータルで4日ということで縮小させていただきました経過もございます。29年度からは、町内3診療所へ7日間の医師を派遣しておりますので、十分なサービスができているんじゃないかと考えております。 ○議長(岸泰廣君) 牧田君。 ◆2番(牧田俊一君) それじゃあ、今後も各診療所、また各地域への医師の派遣等も、運営等、しっかりとお願いしたいと思います。 続きまして、2項目の町から民間病院、開業医への支援策があるかという質問で、今のところ町としてはないということなんですが、今後、例えば民間病院、開業医の方に対しまして、鏡野町はやはり人口減少、また高齢化のさらなる進行がなると思いますが、また介護、医療現場では、介護現場での医療を支える人の不足、また医療費、介護費の削減を国としては指摘しておりますが、町としては今後、鏡野病院と町内の開業医の方、また民間病院の方とどのような連携をこれからとっていくのか、ちょっとお尋ねしたいと思います。 ○議長(岸泰廣君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 総括して申し上げますけども、鏡野病院と申し上げましても、この地域、鏡野町以外からの医師も患者もございますし、鏡野町内から鏡野町にない、例えば産婦人科、婦人科等々の病院に行かれる患者さんもおられます。岡山県としては、トータルとして津山・英田圏域、あるいは真庭圏域、高梁圏域とか県南の県東部、県西部という大きな分類に分けて、医師数はどうかというところをトータルに管理をしております。そういうところで、鏡野病院につきましては僻地中核病院としての位置づけでありますけれども、どうしても医師に鏡野町の鏡野病院に勤務していただくということになれば、公務員、鏡野町の職員として勤務をしていただくわけでありますけれども、どうしてもその中で特に鏡野病院の医師につきましては、院内につきましては自治医科大学の出身の先生が多くいらっしゃいますし、御存じのように歯科診療所等につきましては岡山大学とか、それから眼科あるいは口腔外科というふうなところについては診療につきましては岡大、川崎医大から医師を派遣していただいている、眼科はないわけでありますけれども。そういうなこともありますけれども、基本的には自治医科大学が岡山県の職員として最初に研修医として派遣され、またその後に鏡野病院のほうが要するに残りたいという医師につきましては、鏡野町の職員としてその任命をするということにしております。そういうところから、全体としての位置づけについてはそういうことで、詳細につきましてはまた担当課長から説明をさせます。 ○議長(岸泰廣君) 国保病院事務長小林君。 ◎国保病院事務長(小林一也君) 当院の医師は、常勤医師全て自治医科大学出身の医師で構成されております。自治医科大学は、医療に恵まれない地域の医療を確保する、地域住民の保健・福祉の増進を図るため、医の倫理に徹し、かつ高度な臨床実力を有し、さらに進んで地域の医療・福祉に貢献する気概のある医師を養成すると建学の精神にうたわれております。そのような医師で構成されている病院と考えております。 ○議長(岸泰廣君) 牧田君。 ◆2番(牧田俊一君) ただいまの答弁で、鏡野病院の医師の方の構成を見ますと、自治医科大学の出身、また卒業ということで、自治医科大学とも非常に強いパイプを持っておられると思います。今後とも、その強みを発揮いたしまして、例えば医師不足にならないよう、また医師の呼び込みに対して、町長さんをはじめ町執行部の皆さんの積極的な呼び込み、PRをお願いしたいと思います。 続きまして、もう一点お尋ねいたしますが、厚生労働省の臨床研修協力病院の資料に目を通しますと、鏡野病院は平成28年の資料で3病院4診療科の協力機関となっていると思います。この3病院4診療科とはどこの病院との提携であるのか、ちょっとお尋ねしてみたいと思います。 ○議長(岸泰廣君) 国保病院事務長小林君。 ◎国保病院事務長(小林一也君) 臨床研修の協力施設の件でございますが、今連携している臨床研修病院、基幹病院ですが、津山中央と岡山済生会総合病院の2病院と連携しております。診療科はともに内科となっております。おおむね2週間、地域での医療の研修を行っていただいております。 以上です。 ○議長(岸泰廣君) 牧田君。 ◆2番(牧田俊一君) 私もちょっと勉強不足で、数字等に間違いがありまして、大変ありがとうございました。 それで、今、小林病院事務局長さんもおっしゃっていただきました、まず研修医の方についてなんですが、私も研修医の方と鏡野町内で研修期間中、何人かの方とお会いしたことがあります。研修医の方が6カ月の大学の研修後、2年間の大きな病院での初期研修の中で、1カ月間ほど地域医療の実習ということで鏡野町のほうに来られることということで私もお会いしたことがあるんですが、この研修医の方が鏡野町に来られたときに、より一層の鏡野町へ移住・定住のPR、また研修医の方への呼び込み等を今どのようにされておられるのか、ちょっとお尋ねします。 ○議長(岸泰廣君) 国保病院事務長小林君。 ◎国保病院事務長(小林一也君) 移住・定住の件についてお答えいたします。 先ほども申し上げたとおり、研修期間はおおむね2週間程度となっております。この期間は、定められた期間ではございません。研修医の先生の御要望や当院での対応の実情等を考慮しながら、おおむね2週間を当院や各診療所、それから地域行事への参加等で多様な経験をしていただいておりますが、この研修を通じて定住につながったというようなことはございませんが、鏡野町に鏡野病院がある、北部に3診療所がある、それから鏡野町での体験をしていただいて御記憶には残っていただいているんじゃないかと思います。 ○議長(岸泰廣君) 牧田君。 ◆2番(牧田俊一君) 私なりですが、研修医の方がちょうど鏡野町に来られたとき、またこの地域に触れ合うときに住民の方とも触れ合いますので、それが絶好のチャンスではないかと考えておりますので、今回はそういう質問をさせていただきました。 それでは、次の質問に移りますが、まず病院施設内の施設についてですが、病院内、南病院は建築後約30年経過しております。私も先日、鏡野病院内に用事がありまして確認いたしましたところ、例えば電動ベッドの規格の拡大によりまして30年前の建築基準法と照らし合わせても、例えば2人部屋では車椅子が入ることがちょっとできずに廊下に少しはみ出ていたということも確認をさせていただきました。南病棟の建てかえは、今、返答もありましたように、建物の償却年数であったり、費用等で全ての要望等を改善していくというのは非常に難しいと思いますが、例えば廊下の幅の拡張、入院部屋の床面積拡張など、今後、近年見直しをしていかなければならない、また医療を提供する側、受ける側にとっても両方ともメリットがある、ともに合致する修繕箇所・修繕場所があればお尋ねをいたします。 ○議長(岸泰廣君) 国保病院事務長小林君。 ◎国保病院事務長(小林一也君) 修繕箇所の要望等ということでございますが、病院では年2回、院内ラウンドという自己点検を行っております。職員で構成されております。その中で、病院の修繕箇所とか改善とかを取りまとめて、院内の組織でございますが医事連絡会議のほうで協議して、必要な修繕等は行っております。大規模な入院患者さんを受けながら、廊下の幅を広げるとか病室を広げるとかということは非常に困難でございます。 以上です。 ○議長(岸泰廣君) 牧田君。 ◆2番(牧田俊一君) 取り組み等は今の返答で私も知ることができまして、今後とも自己点検、改善等の要望箇所がありましたら、予算等もあると思いますが、患者さんのためにということで、今後、計画等がありましたら推進をさせていただければと思います。 次に、患者さんからのソフト面、ハード面での改善要望が今上がっておりましたが、今後、この改善要望はどのように計画をされていくのかお尋ねをします。 ○議長(岸泰廣君) 国保病院事務長小林君。 ◎国保病院事務長(小林一也君) 改善要望へのお答えということでございますが、患者さんの要望はさまざまでございまして、対応できるものは対応していっております。それで、いただいた御意見につきましては、院内、病棟を含めまして3カ所、患者さんに対する回答をしております。可能な範囲での対応とさせていただいております。 ○議長(岸泰廣君) 牧田君。 ◆2番(牧田俊一君) 患者さんからのソフト面、ハード面での改善要望がありましたら、今後とも取り上げていただきまして、町の医療サービスが順々に提供できるように邁進を進めていただければと思います。 もう一点、設備についてお尋ねしますが、病院内のまず安全対策についてちょっとお尋ねをします。 例えば、夜間の玄関の入り口であったり、各職員の方の出入り口、また入院患者さんの貴重品等の盗難対策等、外部者からの侵入、また安全対策はどのようにとられておるのかお尋ねをいたします。 ○議長(岸泰廣君) 国保病院事務長小林君。 ◎国保病院事務長(小林一也君) 安全対策ということでございますが、以前、夜間の救急の患者さんをお受けするために、救急の外来の入り口が開放状態にあったということがございまして、これを改善するために平成27年4月から、遅出の職員が退勤した後、午後9時30分に院内を完全施錠しております。解錠は翌日6時に救急の入り口を解錠し、7時の段階で院内の全ての進入口の完全解錠を行っております。夜間、完全に施錠しております関係で、夜間救急の対応は救急入り口にインターホンを設置して事務所内で解錠できるような措置をしております。それから、院内12カ所にプライバシーに配慮しながら廊下等に防犯カメラを設置しております。それから、患者さんの貴重品ということでございますが、患者さんの消灯台に鍵つきの引き出しで施錠して、各自管理をしていただいておるのが現状でございます。 以上です。 ○議長(岸泰廣君) 牧田君。 ◆2番(牧田俊一君) これからも、安全面に対しましては常時確認をしていただきまして、入院患者さん等、患者さんが安心して病院内で病気のほうの治療ができる体制をとっていただければと思います。 それでは次に、鏡野病院内の待ち時間についての質問に移らさせていただきますが、まず、ただいま町の答弁にありましたように、モニター設置につきましては患者さんの名前を呼ぶのに聞こえづらいということでありますが、例えば私もほかの病院等にまず確認に行きましたが、やはりモニターで音が出ない文字放送であったりとか、文字だけの情報発信ということで、待ち時間の過ごし方も町の情報誌、機関誌、また病院等の場内、また診療体制等の説明等もありましたが、そういった点を踏まえての待ち時間の対処をちょっとお尋ねしてみたいと思います。 ○議長(岸泰廣君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) そういうふうな考えを持ち合わせていないというふうな、先ほど申し上げましたように、薬局前に行きますと、テレビ等も設置しております。町の広報紙、あるいは県のそういう資料も用意をしておりますので、そういうところを見ていただければいいかとこのように思います。ふぐあいの点も、先ほど答弁させていただきましたので、以上であります。 ○議長(岸泰廣君) 牧田君。 ◆2番(牧田俊一君) 今後、さまざまな改善方法、また取り組み等、またせっかくの情報発信等がいろんな方に見える、また町外の方にも見えるような情報発信ができれば、私もちょっとこれからもどんどん積極的に推し進めていただきたいなということで、次の質問に移ります。 また、待ち時間につきましてなんですが、インフルエンザ発生症状のときに、例えば子供さんや高齢者の方で非常に体力が弱く、また今回、外来受診のときに非常に体調がすぐれずに横になって待ちたいという方の御意見も何人か私のほうに耳にしております。つきましては、私もここに答弁に来る前にいろいろ考えていたんですが、例えば待ち時間で横になれる場所の設置であったり、私も自家用車の中で待ち時間を過ごす。その対処方法としては、往診時の呼び出しには携帯のコール設備等を設けまして、皆さんを患者さんの順番になりましたらお呼びするということもできると思いますが、今後、住民の方からさまざまな待ち時間、また体調等により、ロビーで一緒に待つということ以外にも何か方法等も今後検討されていく予定があるのか、再度お尋ねいたします。 ○議長(岸泰廣君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 先ほども答弁でお答えをしたように、車の中でお待ちしていただくような指導をしておりまして、その際にはプレート番号、あるいは電話番号等もお聞きをしまして、電話をお持ちのない方は車のほうにお呼びしに行くとかというような方法をとっております。それ以外には、敷地の建物の大きさもありますので困難な場合もありますけれども、そういうふうな感染の予防というところにつきましては最大限の配慮をしております。 以上です。 ○議長(岸泰廣君) 牧田君。 ◆2番(牧田俊一君) 今後とも、子供さんから高齢者の方、男性、女性を問わず、さまざまな方が受診のほうに来られます。つきましては、今後も柔軟な対応等をとっていただければと思いまして、最後に質問させていただきますが、総合的なまとめになりますが、今後、鏡野病院は町内外の患者さんに対し、また住民の皆さんに対しまして、地域に密着した、なくてはならない公立病院施設としての今後どのような経営方針、また計画方針、また町長がどのように公立病院としての機能を発揮されるのか、その点についてお尋ねをしてみます。 ○議長(岸泰廣君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 牧田議員の質問にお答えをいたしたいところでありますけれども、質問書以外の質問であります。これをどのようにしたらいいのかということで。 ○議長(岸泰廣君) 牧田君に申し上げます。質問以外でございますので、答弁できないということで御了承ください。              (2番牧田俊一君「はい」と呼ぶ) 以上で2番牧田俊一君の一般質問は終わります。 次に、一問一答方式により1番飯綱洋平君。 ◆1番(飯綱洋平君) 失礼します。本日3番目の質問をさせていただきます、1番飯綱です。 議長のお許しをいただきましたので、一問一答方式にて一般質問をさせていただきます。 初めに、防災の取り組みについて、町長の所見を伺いたいと思います。 中項目は、防災の取り組みと避難についてです。 小項目1としまして、町が行う自主防災意識を高める取り組みにはどのようなものがあるのかお尋ねいたします。 小項目2としまして、親子がともに参加できる防災訓練イベントを開催するなど、防災を身近に学べる取り組みを開催してみてはいかがでしょうか、御提案いたします。 小項目3、台風による河川の氾濫等の災害が発生した場合、町南部の指定避難場所には、河川を渡らないといけないといった課題がありますが、検証するお考えはありますでしょうか。 小項目4、災害を想定した避難訓練の取り組み状況はいかがでしょうか、お尋ねいたします。 次、2番目の大項目は、観光促進について、町長のお考えをお尋ねいたします。 中項目は、観光促進事業の取り組みについて。 小項目5といたしまして、近年、全国的にスポーツ自転車に乗って自然や景観を楽しむサイクルツーリズム(自転車観光)を楽しむ人々がふえております。美しい自然に恵まれた鏡野町は、自転車による観光地域づくりに適した地形を有しており、サイクルツーリズム事業が期待できます。県もサイクリング推奨8ルートを設定しており、その中の岡山鏡野縦断ルートには、奥津温泉や道の駅が含まれている実情があります。現在もファンライドやSEA TO SUMMITといったイベントの取り組み事例はありますけれども、年間を通じて観光事業としても健康促進事業としても発展性があると思われるこのサイクルツーリズム事業についての町長の所感をお尋ねいたします。 次は、最後の大項目としまして、学校教育について、教育長の所感をお尋ねいたします。 中項目は、特色ある学校教育への取り組みについて。 小項目6としまして、第2次総合計画3番目の柱は、「創造豊かな教育・文化の里づくり」です。学校教育の充実は、町内の子供の将来へ重大な影響を与え、また親世代にとっては移住を考える際の大きな要因にもなり得ます。鏡野町だからこそ受けられる特色ある学校教育の実施は、魅力あるまちづくりにつながると考えますが、現在、具体的に力を入れている学校教育を向上させる特色ある取り組みについてどのようなものがあるかお尋ねいたします。例えば、県内では和気町が導入している英語特区のような取り組みです。 以上で登壇での質問を終わりにさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(岸泰廣君) 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 1番飯綱議員の御質問にお答えをいたします。 鏡野町が安全・安心で暮らせる健康かつ教育文化の豊かさを将来的にわたり享受できる町にするための取り組みについてであります。防災の取り組みについての御質問にお答えをいたします。 町が行う防災意識を高める取り組みにつきましては、広報紙の紙面を活用し、広報あるいは有線テレビを活用した広報活動、町職員等による出前講座の実施が上げられます。地域に出向いての情報提供、あるいは住民の方々との対話による災害に係る共通認識を持っていただけるものとこのように思うわけであります。 次に、小項目2につきましてお答えをいたします。 災害時に自主的に行動できる能力につきまして、柔軟な想像力、あるいは対応能力のある幼少期から身につけることが大変大切であるとこのように考えております。子供がかかわることによりまして、親をはじめとした大人も関心を抱かせまして、さらには子供たちが将来、学んだ防災意識が活用されることにつながれば大きな効果が期待されるということであります。これらを考慮いたしまして、親子がともに参加し、防災学習ができる取り組みにつきまして、来年度予算要求に向けて準備をしておるところであります。 次に、小項目3につきましてであります。 町は現在、指定避難所といたしまして34カ所の施設を指定しているところであります。指定避難所につきましては、避難した居住者等が災害の危険がなくなるまで一定期間滞在をいたしまして、または災害により自宅に戻れなくなった居住者等が一時的に滞在する施設と定義づけられております。ただし、災害の種別によって、それらが必ずしも安全な避難所であるとは限らないわけでありまして、したがって災害対策基本法では、指定避難所とは別に災害の危険が切迫している場合における居住者等の安全な避難先を確保するよう、災害の種別ごとに指定緊急避難場所を指定するように定めております。町では現在、指定に向けた作業に取り組んでいるところであります。また、集中豪雨等によりまして災害の危険性が高まった場合には、テレビ等で発表される気象情報に十分注意をしていただくとともに、早目の避難をお願いするところであります。 次に、小項目4につきましては、岡山県の事業採択を受けまして、11月24日に地震を想定いたしました香南地区の合同防災訓練を実施をしております。地区住民の方々、あるいは香南保育園の園児及び香々美小学校の児童、先生の参加によりまして、避難訓練、防災学習、非常食の試食体験を行ったところであります。また、富地域の重定、山口地区におきましては、10月と11月の2回にわたりまして地区を歩きまして、防災マップづくりに取り組んでおられます。 次に、大項目、観光促進についての御質問であります。 まず、小項目5についてお答えをいたします。 サイクルツーリズム、これは自転車での観光であると考えます。鏡野町内の地域活性化と直接結びつくことが大事であると考えます。自転車を使うことで、公共の交通機関、あるいは自家用車ではなかなか発見しにくいことでも、気軽に立ちどまり風景あるいは草花を見る、鏡野町のすばらしさを体で感じていただく、これが自転車のよいところであるとこのように思っております。体を動かしながら、鏡野町の各地域にある美しい自然景観、あるいはおいしい食べ物、各地域の魅力、その都度楽しむことができる新しい観光スタイルとして注目をされております。従来、鏡野町が最重点施策といたしまして実施しております健康に、非常に合致したスタイルであると考えます。鏡野町といたしましても、その可能性にいち早く着目をし、岡山県サイクリングロード推進協議会に設立当初より参画をいたしまして、岡山鏡野縦断ルート及び3つのサブルートの決定を現在行っているところであります。今後も、各関係機関と協力をしながら各世代のサイクリストを対象としたイベントにも積極的に取り組みまして、健康をキーワードといたしまして既設の農林業、あるいは観光との連携だけでなくて新たに発見できる観光資源としての連携を模索をいたしまして、健康の町鏡野を進めていきまして、町民はもとより鏡野町を訪れる全ての人に鏡野町での新しい発見を行っていただきたいとこのように思っております。 以上です。 ○議長(岸泰廣君) 年岡教育長。 ◎教育長(年岡康雄君) それでは、1番飯綱議員の学校教育につきましての御質問にお答えをさせていただきたいと思います。 鏡野町におきましては、これまで学校教育の充実に向けまして、学校と教育委員会が一体となり、指導方法の改善や教員の指導力の向上、家庭や地域社会との連携等を支援としましていろいろな取り組みをやってまいりました。特に今、学校教育に求められておりますものが、基礎、基本の定着、みずから考え学ぶ能力や態度の育成など、子供たちの生きる力の育成が強く求められております。各学校におきましては、基礎学力の向上を目指したきめ細やかな教育や体験学習の充実、開かれた学校づくりの取り組みなど、児童・生徒や地域の実態を踏まえた創意工夫ある教育活動を展開しているところでございます。 小項目のほうで特にあります、特色ある学校教育ということには該当しないかもしれませんが、現在、各小学区におきましては地域学習に一生懸命取り組んでおります。一例ではございますが、紫黒米などの米づくり、ジャコウアゲハを育て守る活動、里山学習で身近にある自然に触れる活動、こんにゃくを芋から育ててつくる体験、山菜とり、そば打ち、和太鼓、銭太鼓、炭焼きと俵づくり、三世代交流、お田植祭の継承、相撲の授業、このようなさまざまな地域の伝統文化を学習することを、各学校で地域の皆様の御支援と御協力を受けて行っております。また、地域資源でもございます恩原スキー場を利用しましたスキー教室等を冬期に行っているところでございます。 教育特区のような取り組みということではございませんが、現在、鏡野町が力を入れている取り組みにつきましては、学級編制の基準を弾力化し、1クラスの人数を小学校1年生は30人、3年から6年は35人とすることができ、また少人数の子供たちの教育ということを目指して、統合後、鏡野中学校におきましては現在、30人以下学級としております。これによりまして、きめ細やかに子供たちと向き合うため、独自に行っている制度でございます。また、各小・中学区におきましては、町費での講師、また支援を要する子供たちのための支援教員の配置も行い、教育の質の向上を図るとともに、落ちついた学校づくりを行っております。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(岸泰廣君) ここで1番飯綱洋平君の一般質問の途中でありますが、13時まで休憩といたします。              午前11時56分 休憩              午後0時58分 再開 ○議長(岸泰廣君) 会議を再開いたします。 休憩前に引き続き一般質問を行います。 1番飯綱洋平君。 ◆1番(飯綱洋平君) 午前中から引き続き、小項目1の再質問から始めさせていただきたいと思います。 自然災害については、近年、大きな災害は幸運にも町内では発生しておりません。そのような状況の中で、防災意識が薄れがちになることは大変危険なことだと思います。いざというときに、迅速、的確に行動できるような意識づくり、体制づくりが重要だと感じております。 地域が自主防災の取り組みを行う事例について、答弁の中でお答えいただきました。広報紙や有線テレビを活用した広報活動や町の職員の出前講座、こういったことも今後も町内の多くの場所で同様の取り組みが行われるよう、行政からのバックアップを期待いたします。 第2次総合計画の4番目の柱である快適な生活環境の里づくりには、消防防災対策の推進があります。この中で、日ごろから防災の備えをしている町民の割合という問いに対して、平成26年度では44.6%でした。決して高い数値ではありません。これを受けて、平成32年度の目標値を80%とされていますが、具体的にはこの目標を達成するためにどのような啓発活動を行う御計画があるでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(岸泰廣君) 危機管理監小椋君。 ◎危機管理監(小椋保君) それでは、御質問にお答えいたします。 防災意識に取り組む率の上昇でございますが、私ども、地区に小まめに出向いていってお話をさせていただく上で、対話をもって、まず危ないということを皆様方に御紹介なりお話をさせていただきたいと思います。そういう意味で、まずもっては出前講座なりを今後とも充実をさせていく考えでございます。 以上です。 ○議長(岸泰廣君) 飯綱君。 ◆1番(飯綱洋平君) 先ほどの答弁で、地区へ小まめに出歩かれて話し合うということで大変すばらしいと思うんですが、そういったものは年に何度とか回数とか、頻度をお聞かせいただければと思います。 また、前回、9月の一般質問において、災害をテーマとした講演会を今年度中に開催するということを言われておりましたが、いつごろ実施される予定でしょうか、お聞かせ願えればと思います。 ○議長(岸泰廣君) 危機管理監小椋君。 ◎危機管理監(小椋保君) 御質問のありました回数でございますが、今年度につきましては各地区に出向いた講座が2講座、それから香々美小学校での避難訓練の際にも町の職員が出向きまして、そちらのほうでいろいろなお話をさせていただいております。 それから、防災講演会についてでございますが、今のところ来年の2月を目途に実施する予定にしております。内容につきましては、大学教授をお呼びして講演会、それから自主防災組織のリーダーの方に実体験に基づいたお話をしていただこうかと今のところは考えております。 以上です。 ○議長(岸泰廣君) 飯綱君。 ◆1番(飯綱洋平君) 来年2月に開催されるということで期待したいと思います。それも、一度でその講座が終わることなく、継続的にいろんな場所でしていただければと思います。 では、小項目2に移ります。 親子で参加できる防災訓練イベントを検討されているということですので、そのイベントをしっかり告知をされ、充実したものにしていただきたいと思っております。その成果につきましても、広報や町のホームページに掲載し、活動内容を広めていただきたいと切に思います。 前回の一般質問において、町長が次のような答弁をされました。自主防災組織が災害時に組織として十分に機能するためには、平常時から地域の災害のことについて、一緒に勉強したり訓練したりして一つにまとまっていることが大切だと考えます。本当にそのとおりだと思います。町の消防団員の皆様の尽力もさることながら、各地域、各家庭で、もしものときの対策を話し合っておくことが大変重要だと思います。子供のころに学んだ経験は身になりますし、楽しく防災に接することができる防災訓練イベントなどを通じて、一層防災を身近にしていく取り組みを充実していただきたいとこのように思います。 では、次に移ります。 小項目3の再質問ですが、現に町南部の河川に近い地域にお住みの方々から大変不安の声が多数上がっております。現状の避難指定場所や避難経路で大丈夫なのかという声であります。ハザードマップに掲載されている現況の避難指定場所には、浸水想定地域内が複数箇所含まれております。ハザードマップが、そもそも適切な情報を載せていないとなれば大変問題です。洪水が発生した場合の指定避難場所の検討は十分にされていますでしょうか。また、行政は十分に住民からの不安の声に耳を傾けておられますでしょうか。話し合いの場を持たれていますでしょうか。そういったことをお尋ねしたいと思います。 ○議長(岸泰廣君) 危機管理監小椋君。 ◎危機管理監(小椋保君) 失礼いたします。 鏡野町では、先ほど町長が答弁をいたしましたように、避難所として町内に34カ所、避難所を指定しております。ただ、この避難所へ避難する以前、緊急の災害等が逼迫するおそれがある場合につきましては指定緊急避難場所というのがございます。まず、第1次的に危険を察知したら、そちらのほうへ避難をしていただく施設でございます。これにつきましては、災害対策基本法でもうたわれておりまして、鏡野町におきましても現在、集会所ですとかそれから老人憩の家、それからコミュニティハウス、これらを現在調査いたしまして、まず1次的な避難場所として指定をしていく予定にしております。 それから、鏡野町の南部につきましては、今のところ地区を対象とした講演会ですとか出前講座、そのようなことが行われていないような状況でございますので、これから何か機会がございましたら取り組んでいきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(岸泰廣君) 飯綱君。 ◆1番(飯綱洋平君) 先ほど答弁をいただきました指定緊急避難場所についてですけれども、早急に場所を確定させて住民の方に周知をしていただきたいとこのように思います。 また、南部につきまして、今取り組んでいく可能性のことを示唆されておりますけれども、本当に不安視されている方々が大変多くいらっしゃいますので、何分早くこういったことをしていただきたいと思います。 では、次の小項目4に移ります。 第2次総合計画からの引用になりますけれども、消防防災対策の推進の中の今後の取り組み方針についての箇所には、住民一人一人が身体、生命及び財産を守るため、火災・災害予防に対する意識高揚を図っていきます。また、初期消火の充実や災害時における地域内の要配慮者(高齢者や障害者等)の避難支援等、地域における共助を醸成させる必要があることから、自主防災組織の組織率の拡大を図るとともにその支援に努めていきますとあります。 避難訓練は、住民一人一人が身体、生命及び財産を守るため、火災・災害予防に対する意識高揚を図っていく取り組みだと思います。地震を想定した、先ほど答弁にありましたけれども、香南地区の取り組みをされていて、避難訓練も行っているということで大変よいことだと思いますけれども、今後もこれは県の事業でしたでしょうか、町の事業として町全体での取り組みへ発展させていければと思いますがいかがでしょうか。 ○議長(岸泰廣君) 危機管理監小椋君。 ◎危機管理監(小椋保君) 失礼いたします。 やはり、避難訓練というのは大変重要なことだと捉まえております。地区の自主防災組織とか地区を単位に皆様方でまず話し合っていただいて、このような災害のときには自分たちはどこどこの施設へ逃げようとか、それから過去にはこのような災害の事例があって、これくらい雨が降れば河川が氾濫しそうだとか、そのようなことをやはり地元の方が一番周知していらっしゃると思います。まず、地元の方が中心となってそのようなことに取り組んでいただいて、何かなおさら聞きたいこと、疑問点があれば、私どももその地区へ出向いていってお話なり訓練のお手伝いをさせていただきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(岸泰廣君) 飯綱君。 ◆1番(飯綱洋平君) まずは地域の方々がお互いに話し合って、どこが危険でどういった避難経路で逃げればいいか、そういったことを話し合うことは大変重要だと思いますけれども、なかなかそういったことについても、町のほうから積極的に声をかけたりバックアップをされるということもできるのかなと思います。そういったことを、本当に大切なことですので、これからできるようにしていっていただきたいと思います。 次の項目に移ります。 サイクルツーリズムについてですけれども、サイクルツーリズム事業への前向きな取り組みがあるという答弁をいただき、評価したいと思います。町の最重要施策としての健康促進とも合致しているということで、今後の進展に大いに期待したいと思います。山陽新聞にもこのサイクルロードについて取り上げられており、興味を持たれている方も多いのではないかと思いますし、「ハレいろ・サイクリングOKAYAMA」という動画配信も行われておりまして、注目されているのかと思います。 答弁の中で、今後、各世代を対象としたイベントにも取り組みたいということですけれども、現在どのようなことを想定されているか、わかる範囲でお答えいただければと思います。 ○議長(岸泰廣君) 産業観光課長藤田君。 ◎産業観光課長(藤田昭彦君) 今現在、鏡野町ではサイクリングについて、商工会が主体であるサイクルイベント、それから今回鏡野町が行いましたSEA TO SUMMITというふうな形のイベントを行っております。それぞれのイベントについて、小さい子供から大人のおじいちゃん、おばあちゃんまで、できれば参加していただいて鏡野町全体のよさを知っていただくというふうな形のことを考えておりまして、商工会なら商工会と皆さん、相談をしながら、今現在は若者が中心となっておるサイクリングですけれども、そのようなところを世代別に分けることを提案をしてみたり、SEA TO SUMMITについては今現在、SEA TO SUMMITは大人の方がおられれば小学生の低学年の方でも参加できますよというふうな形のことをモンベルさんのほうがおっしゃられておられます。そういうふうなことも含めまして、これから考えていく鏡野町のイベントの中でも、小さい子供さんが小さい通学用の自転車で行ってみたり、それから奥さんでしたら主婦が使われる、今言われるママチャリというふうな形のものの自転車を使ってみたり、当然、高い高性能なスポーツ自転車を使われるのもいいんですけれども、そういうふうなことも提案をしながら、今度は鏡野町のツーリズムについて話をしていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(岸泰廣君) 飯綱君。 ◆1番(飯綱洋平君) 世代を超えて多くの方々が楽しんでいただけるイベントなり計画をされているということで、期待をしたいと思います。 くしくも先月、議員の視察研修で訪れた広島県尾道市は、今、スポーツ自転車に乗る方々にとってはいわば聖地となっておりまして、現在、尾道市への観光客数は年間675万人、そのうちしまなみサイクリングロードへのサイクル客数は18万人を超えております。尾道水道に面した倉庫を改装したONOMICHI U2という複合施設があるのですが、自転車ごと宿泊可能なホテルがあり、レストランやカフェ、パン屋やセレクトショップ、著名なスポーツ自転車メーカーの直営店などが入ったしゃれた複合施設になっておりまして、自転車乗りだけでなく観光客や地元の人々にも大変人気があります。このような成功事例をヒントにして、鏡野にも例えばですが奥津温泉や奥津湖の湖畔で、同様に自転車ごと宿泊が可能なホテルやレストラン、自転車が入った複合施設、そのようなものがあればサイクルツーリズムの拠点となり得ると思います。自転車ルートをつくるとともに、このような人が集まれる場所の整備も観光客を増加させるには有効と考えますけれども、このような拠点の整備についていかがお考えでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(岸泰廣君) 産業観光課長藤田君。 ◎産業観光課長(藤田昭彦君) 広島県の尾道市を中心としたしまなみルートは、非常に全国でもトップクラスと言うほど規模の大きなものであり、質的にもすぐれたものだと思います。 鏡野町においても、一部旅館の施設では自転車をフロントまで入れることができるホテルもありますし、それぞれの各宿泊施設の皆さんは自転車の旅行者について非常に好意的に思っておられますので、これからそういうふうな方々も含めて観光協会、それからサイクリング協会等も含めて検討していきたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(岸泰廣君) 飯綱君。 ◆1番(飯綱洋平君) 前向きに検討いただけるということで、よろしくお願いしたいと思います。 平成28年度の岡山県全体の年間入れ込み客数ですけれども、1,450万人、鏡野町は98万5,000人でした。第2次総合計画の観光の振興の中で、平成32年度の観光客数の目標値を年間110万人、宿泊客数の目標値を3万人とされています。町は滞在型観光戦略の実践を展開されると思いますけれども、観光客数値の目標を達成するための町長の展望をお聞かせ願えればと思います。例えばですけれども、サイクルツーリズムについていえば特設ホームページを作成する、独自のパンフレットやポスターをつくる、自転車に特化した観光プログラムを計画するなど、さまざま考えられますがいかがでしょうか。 ○議長(岸泰廣君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 1番飯綱議員の御質問にお答えをしたいとこのように思います。 今や観光というのは1カ所にとどまらず、エリアの中を周遊するという滞在型の観光というのが脚光を浴びているところでありまして、また皆様方もテレビでよく御存じのように、海外の方は観光地のホテルで泊まるんではなくて農家民宿とかさまざまなところ、あるいは行った方からの情報をもとに楽しむ観光という、まさに観光の真髄であろうと思いますけれども、そういうふうなものを好まれるというふうなことで、時代時代に合う観光が脚光を浴びているというところであります。 しかし、鏡野町は広く風光明媚なところ、あるいは新しくつくられたところでは奥津湖とかそれからトレッキングコースとか、先ほど御質問の中にありましたようにサイクルロードを活用したさまざまな発見を伴うような観光ルートというものもあってもいいとこのように思いますけれども、いずれにいたしましても、滞在型の観光というのはこれを外して語れないものだとこのように思います。鏡野町だけで考えるのでなくて、分水嶺を周遊するような、例えば鳥取県、あるいは岡山県というような、その分水嶺を中心とした観光事業というのもこれからは考えていかなければいけないとこのように思います。その中で、鏡野町としてどう位置づけるのかというのは、これから皆さん方の御意見をいただきながら、しっかりそれには新しく考えておる新たな企業というのも生まれると思います。そういう中で、しっかりそれを形として示していきたい。今の時点で、それしか答弁としては持ち合わせていないんですけれども、今の宿泊施設だけのキャパでは、当然これからの観光には太刀打ちできないとこのように考えております。 以上です。 ○議長(岸泰廣君) 飯綱君。 ◆1番(飯綱洋平君) 先ほど答弁にありましたように、観光の中の体験型であるとかSNSを利用した発信型というものが今盛んに行われておりまして、集客に結びつけられるのかなということで、町もそういったことをどんどんしていっていただきたいと思います。観光は地域に密着した経済活動で、裾野の広い総合産業だと思います。町を活性化させる波及効果の極めて高い産業であると思います。他の自治体の成功事例に学びながら、町が進める今後の取り組みに期待したいと思いますし、評価、批判など、させていただきたいと思います。 では、次に移らさせていただきます。 教育に関してですけれども、町内でも地元の風土や伝統に沿ったふるさと教育が進められていることは非常にすばらしいことだと思います。地元への愛着心を育てることにもつながる学習を、今後も継続して行ってほしいと思います。 学校教育の取り組みについて、3つほど提案をさせていただきたいです。 1つは、先ほどの里山学習のようなふるさと教育事例を、町の広報紙やホームページに掲載していただきたいということです。せっかくの取り組みを広く知っていただける情報発信の仕組みを検討していただけたらと思います。これは、特に町出身者で現在は町外に住む子育て世代の方々に対して、もう一回帰ってくるとか移住を検討するとか、そういったことの要因になるかと思いますので、よろしくお願いします。 2つ目は、他の自治体の事例を熱心に研究していただきたいということです。先ほど例えに出しましたが、県内での和気町ですけれども、英語特区を導入したり英語の無料公営塾の運営、保育園・幼稚園へのALT(外国語指導助手)の派遣や人間型ロボットpepperを設置するなど、大変ユニークな教育プログラムを提供し始めております。和気町の人口は1万4,500人余りです。鏡野町と大変似た町の規模を有しております。子育て、教育支援の充実を町のテーマに掲げ、ブランド力を高めています。こういった先進教育事例を真摯に学び、我が町での目玉となり得る取り組みを検討していただきたいと思います。 3つ目として、和気町で行われている英語の無料公営塾の講師は、地域おこし協力隊と大学生のボランティアが務めているのですけれども、ここ鏡野町でも専門分野を持つ地域おこし協力隊の積極的活用をしてはいかがかと思います。 この3点について、お尋ねしたいと思います。 ○議長(岸泰廣君) 年岡教育長。 ◎教育長(年岡康雄君) すばらしい御提案をありがとうございます。 最初の広報とかホームページへの掲載の件で発信をしていくということにつきましては、町内につきましては各地区の公民館報とか、また広報紙の中でも活動事例等を出していることはございますが、まだ外に向けての大きな発信はできていないことがございます。ただ、各学校とも学校のホームページを作成しております。十分な中身ではないかもしれませんが、そういうところを活用しながら、町外へも積極的な発信ができるような研究をこれからも深めてまいりたいと思います。 2点目の海外事例でございますが、この構造改革特区につきましては、もう小泉改革の時代からの非常に長い流れの中で、教育特区というものを取り上げている市町村の例もたくさんございます。ただ、鏡野町としてどのような形でどのようなものをPRしていくかという中は、他市町村の先進事例を検討しながら、またそれが鏡野町の地域の活性化につながるようなことにつながるのか、そういうところも含めて考えていかなければならないと思いますし、今度の新たな新学習指導要領によりますと、平成32年から英語が教科化されます。その英語につきましては、30年から移行期間ということで、学校の中に時間数を組み込まなければならないということになります。私ども教育委員会として、鏡野町の子供たちに鏡野町を愛する心をということで地域学習に積極的に取り組んでおりますが、これは総合学習の時間という時間を使っております。英語につきましては、来年度から、3、4年生、5、6年生、15時間の時間が増加されます。最終的には、32年になりますと、5、6年生は70時間という時間になります。そうしますと、今現在の義務教育の授業数の中で、じゃあどこを削っていくのかということで教育委員会とも非常に苦慮しておりますし、学校によりましては授業時数を1こまふやす、45分ふやすことで対応しようかというふうな考えもございます。いろいろと、この鏡野町の魅力ある授業づくりは、各小学校ともその地域にありますいいものを取り入れながら考えてきて進めてまいっておりますが、鏡野町全体としてうまく特区のような形で取り組むかということになると、新学習指導要領に定められました時間、こういうところの確保も必要になってきます。また、教職員の働き方改革等が今叫ばれている中で、教職員の負担もふえてまいりますので、慎重に検討してまいらなければいけないと思っておりますが、すばらしい事例がありましたら鏡野として取り入れるものを積極的に取り入れる姿勢で考えてまいりたいと思います。 最後に、無料公営塾のことなんですけども、確かに鏡野町につきましては、奥津、富、上齋原、香北、香南あたりにつきましては非常に立地条件が悪いということ、また子供の数も少ないので民間の塾はございません。ただ、南部のほうには何軒かの塾がございます。そういう意味の中で、何かに特化した公営塾をというのは、今のところはやっぱり民との関係もございますので具体的な検討には入っておりませんが、また住民の皆さん方の御意見、保護者の皆さん方の御意見をお聞きしながら、対応できることにつきましては積極的に対応してまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(岸泰廣君) 飯綱君。 ◆1番(飯綱洋平君) ありがとうございます。 最後の無料公営塾の講師に関して、民の圧迫ということもありましてなかなか難しいということですけれども、それは多分和気町も同じなのかなというところもありますので、そういった仕組みをうまくどのようにしているのかといったことも検討を一度していただきまして、相対的に学力が上がったり、教師の方々の時間が大変逼迫されるというのは困るんですけれども、そういった時間外で行われる教育についても、町としても真摯に向き合っていっていただきたいと思います。 あと、地域おこし協力隊と大学生、津山にも大学生がおりますけれども、こういった方々のボランティアを集めるというようなことについて、御意見があればお伺いしたいと思います。 ○議長(岸泰廣君) 地域おこし協力隊は、項目もないので、地域おこし協力隊への質問はちょっと控えてください。 年岡教育長。 ◎教育長(年岡康雄君) 人材の関係で御提案がございました。 先ほど議長も申されましたように、地域おこし協力隊は私どもが教育運営で地域おこし協力隊という形ではないもので、この点についてはお答えが申しわけございませんができませんが、学力の向上に向けましては、今現在も補充学習でありますとか、それから生涯学習におきましても、いきいき生活体験塾でありますとか、また奥津地域の羽出地区におきましては美作高校の福祉の生徒との交流でありますとか、いろいろな人材を活用しながら鏡野町と高校、大学との連携も今進めております。こういうことの中で、うまく活用できる部分があればしっかりと活用してまいりたいと思います。
    ○議長(岸泰廣君) 飯綱君。 ◆1番(飯綱洋平君) 美作高校、大学との交流を深められていくということで、そういったこともどんどんやっていただきたいと思います。 本日は、防災、観光、教育について質問をさせていただきました。釈迦に説法かもしれませんけれども、県内外、場合によってはほかの国の事例など、成功事例や先進事例の勉強をすることが、今後ますますこれからの時代には必要なことだと感じております。魅力あるまちづくりを推進されるにあたって、今後の取り組みに期待したいと思います。 以上で私の質問を終わります。 ○議長(岸泰廣君) 以上で1番飯綱洋平君の一般質問を終わります。 次に、一問一答方式により6番本山紘司君。 ◆6番(本山紘司君) では、6番本山紘司です。 議長のお許しを得ましたので、登壇して質問をさせていただきます。 今回は鏡野町の第2次総合計画で示されております、「こころあたたかい福祉の里づくり」を中心に町長のお考えをお尋ねをいたします。 早速、中項目に入りますけれども、国立大学法人岡山大学、鏡野町及び独立行政法人日本原子力研究開発機構の3者間における連携協力に関する協定について取り上げたいと思います。ちょっと名称が非常に長いので、以降は3者協定と略して申し上げます。 では、小項目に移ります。 主に、がん治療を目的とする中性子線医療施設と基礎研究を行う施設、またウランが環境に及ぼす影響や管理方法を研究する施設などから成る、ウランのふるさと研究所の設立が基本構想の中に示されております。このウランのふるさと研究エリア基本構想の進捗状況はどのようになっておりますでしょうか。 2つ目、中性子線を用いた医療施設とその研究を行う施設をあわせて、仮称と言われておりますけれども中性子医療研究所の設立が構想されております。中性子医療研究所は岡山大学が中心となって運営される構想ですが、鏡野町から財政的な関与については今後どのようになさるおつもりか、町長のお考えを伺います。 3つ目、②にも関連をいたしますけれども、この中性子を用いた医療、具体的な治療方法としてホウ素中性子捕捉療法、Boron Neutron Capture Therapyの頭文字をとりましてBNCTと呼ぶそうでありますので、これも以下、BNCTと呼びますが、このBNCTという最先端の治療方法を研究をする構想でありますけれども、医療技術と薬剤の開発というのは全世界で取り組まれておりまして、日進月歩で技術は進んでおります。最先端の技術であるがゆえに、言い方は悪いんですけれども、陳腐化する速度も非常に早いことが考えられます。短期間で設備投資を繰り返さなければ、最先端の位置を確保し続けることは難しい、こういったことが想定をされます。国立大学法人も含めまして、この町も厳しい行財政改革が進められておりますけれども、このような設備投資に耐え得るのかどうか、町長の所感をお尋ねいたします。 最後に4つ目ですけれども、BNCTの実用に至っては、美作圏域の中核病院である津山中央病院との連携も、構想の中に記載をされております。財政基盤を安定化させ、実需者のニーズを捉えた運営を行っていくためには、例えば民間の保険会社や金融機関と連携するなど、民間事業者の協力を求めたり、もっと言いますと民間資本の導入も考えられますが、こういった考えについて町長の所感をお尋ねします。 以上で登壇の質問を終わります。 ○議長(岸泰廣君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 6番本山議員の御質問にお答えをしたいとこのように思います。 大項目であります、「こころあたたかい福祉の里づくりについて」の御質問で、小項目1のウランのふるさと研究エリア基本構想の進捗状況でありますけれども、基本構想につきましては、もともとは人形峠で培われた技術、あるいは地域の活性化に生かしていくといった視点で構想を組み立ててきたものであります。ですから、研究する内容というのは違うのですけれども、同一エリア内に、中性子医療基礎研究施設とウラン環境研究所の2つの施設をつくっていきましょうといった内容にしております。 そうした中で、まず中性子医療基礎研究施設につきましては、現在、岡山大学と施設立ち上げに向けての協議中でありますけれども、考え方によりましては別に法人などの組織を立ち上げる必要がある。そのことから、まず枠組みを持った計画をつくらなければ町としてのかかわり方も決められないといったことであります。大学として、できた施設には岡山大学の看板を掲げたいという思いが強くあるということを伺っておりますことから、まず今年度中をめどに、大学内において合意されるプランを作成していきたいとこのように要望してきておりまして、現在、大学におきましてプラン固めをしていただいているところであります。 一方、ウラン環境研究所についてでありますけれども、建てた後の運営につきましては、こちらは人形峠センターにおきまして行ってほしいという思いから、ことしの7月に鏡野町活性化の実践的取り組みにつきまして、鏡野町の視点から考察ということで、文部科学省並びに原子力研究開発機構職員に対して説明を行ったところであります。その上で、この構想内容につきまして文部科学省より評価を受けましたけれども、鏡野町の示した構想の実現に向けて、それをさらに具体化するためには人形峠センターの事業計画との整合性も必要であるということから、今年度いっぱいをめどに人形峠センターにおきまして具体的検討作業を行いまして、それをもとに来年度から文部科学省、機構、鏡野町の3者が同じテーブル上で事業費や後の運営も含めました協議を行いまして事業実施につなげていきたいということにいたしたところであります。現在、人形峠センターに作業チームをつくりまして、順次作業を進めているというところであります。 次に、小項目2の財政的な関与についてでありますけれども、先ほど申し上げましたとおり、現在、大学におきましてプラン固めをしていただいているという状況であります。現段階におきましては、財政的な関与の度合いにつきまして、具体的なお話のできる段階ではないということであります。ただ、町として活性化、ある程度の経済効果も見込まれるだろうと考える中で、最低限、用地につきましては町で確保をしていく必要があるだろうと考えておるところであります。 次に、小項目3の設備投資に耐えられるかという質問でありますけれども、事業主体などが決まらなければ町としてのこの質問にお答えをすることはできかねるということでありますけれども、BNCTの仕組みについては確立される中、中性子発生装置などの開発も日本は世界最先端を走っている状況であります。しかしながら、今なお医療システムとして確立していないのは、機器開発、あるいは薬剤開発が別々に行われたその経過、あるいはがん細胞にホウ素剤をうまく取り込ませるということの薬剤開発ができていないことなどが掲げられます。そういう中におきまして、現在、岡山大学が取り組んでいる内容につきましては、次世代を見据え、医学と薬学、そして工学がうまく連携した上で技術開発を行うということとともに、人の体に優しい治療を目指す観点からIAEAとも連携をし、BNCTの新たな国際的ガイドラインをつくる作業にもかかわった上で、当初から国際基準を満たす研究開発を行っているところであります。こうしたことからでき上がるものにつきましては、陳腐化するという表現に当てはまらないものではないかとそのように考えております。 次に、小項目4の運営にあたっての御質問でありますけれども、これにつきましても先ほどの質問同様、どこが主体となって運営していくのかが決まってこないことには町としてもかかわる度合いが判断できないことから、質問にはお答えできかねます。ただ、今年度末ぐらいには大学のプランもまとまってこようかとこのように思いますので、議会に対しましてもその際には御説明、御相談申し上げますとともに、町として適切な判断を行うように努めてまいりたいとこのように思っているところであります。 ○議長(岸泰廣君) 本山君。 ◆6番(本山紘司君) 御答弁ありがとうございました。 それでは、再質問をさせていただきたいと思います。 まず、①の基本構想の進捗状況からについてでございます。 私の発言、それからお答えの中で、ウランのふるさと研究所エリアの中には医療に関係する施設と、それからもう一つ、ウランの環境研究開発を行う施設、この大きな柱が2つあるということです。 まずは、ウラン研究開発所、人形峠環境技術センターを中心といたしました運営にということでございますけれども、御答弁の中で、ことしの7月、半年ほど前に鏡野町活性化の実践的取り組みについて、鏡野町の考え、視点から考察を文部科学省に行われたというそうで御答弁がございました。この説明の内容、私どもの議会ではまだ承知していないと思いますので、どういったことで文部科学省に鏡野町の考えを伝えたのか、これをお答えください。 ○議長(岸泰廣君) まちづくり課長小林君。 ◎まちづくり課長(小林英将君) 内容につきましては、6月の時点で議会の皆様方に基本構想として御説明、御報告させていただいておりますが、それを鏡野町の視点に置きかえて考えたらこういうふうに町として考えているんですよというふうな内容で文部科学省のほうには説明をさせていただいたというふうなことでございます。具体的には、今後、まだまだ廃棄措置研究というものが人形峠の地内で残っているわけですが、これから50年、60年先を見据えたときに、じゃああの人形峠という土地は一体どうなっているのでしょうかというふうなところに思いをはせるとともに、そういう状況が進む中でやはりあわせて町の活性化を考えていかなければならないでしょうというふうなこと。そうした場合に、人形峠のエリアだけにこだわるんではなくて、例えば部分的にはサテライト施設としてこうした中心部に研究施設を持ってきて、そこに多くの人が集まることで活性化効果を期待するようなものを考えられてはどうでしょうかといったような御提案をさせていただいたというふうなことでございます。 以上です。 ○議長(岸泰廣君) 本山君。 ◆6番(本山紘司君) 6月に議会に対して説明のありましたこの基本構想の中にも、こういった具体的な内容、たくさん書いてございました。その中で、この基本構想の中で、問われたときに答えられない内容がありまして、人形峠の環境技術センターで現在ウランと環境問題についてプラットフォーム構想というようなものも提示をされて、議会から何名か懇話会に出席をするなど、人形峠とは現在も話し合いを続けておりまして、今後の技術開発についてどういった研究をしていくか、一緒に話し合いを続けているような状態であります。ただ、私たちがその中で考えるのは、人形峠での研究は人形峠で行っていくというのがやはり主眼にあると思いますけれども、構想の中、それから先ほどの小林課長の御答弁の中にもサテライト研究施設、一部の機能は町の南部に持ってくるというような考えが示されております。こういった施設を、BNCTを中心とする医療施設と一体の施設として整備をしていくと、こういう考えというふうに理解してよろしいでしょうか。 ○議長(岸泰廣君) まちづくり課長小林君。 ◎まちづくり課長(小林英将君) 町長の答弁の中にもございましたけれども、もともとの発想は、今後の人形峠というものを考える中で、それを生かした今後の鏡野町の活性化等々を考えた場合にどうしていったらいいんだろうかというふうなところが着眼点でございました。そうした話の中から、元来、機構さんのほうが研究されていろいろ開発されてきた技術、そういったものと、岡山大学の中で持っている医療技術が中性子を使うことをによって研究が進むんだというふうなこと、そういうふうな思いが合致したというふうなことで、岡山大学とも医療の関係で連携をしてきたというふうなことでございます。 医療といっても、中性子を使うというふうなことから、やはり地域の皆様を含めてそうした放射線を使うというふうなことについては理解の促進をしないといけないというふうなことが根底にあるわけですが、人形峠が今やっているウラン研究も、多くの皆様方にそうした知識を普及して理解を促進するというふうなことが非常に大切であるといったようなことから、別々にやるんじゃなくて、発想が一つのところから生まれているんだから、同じ目的に向かって多くの人に理解をしていただくためにはこういうふうに一緒に啓発をしていったほうがいいんじゃないか。特に、医療については日々、レントゲンでありますとかCTでありますとか、そうしたところで多くの皆様方が放射線を利用されているわけなんですが、なかなか例えば形を変えてそれがウランとか原発とかそういうふうなことになると理解をしていただけないというふうなことが多くございますので、あわせてそういうふうな取っつきやすいところも使いながら広報活動につなげていくというふうな発想で、2つのものを1つのところに置くというのがベストというふうな組み立てでございます。 以上です。 ○議長(岸泰廣君) 本山君。 ◆6番(本山紘司君) 御答弁にもありますように、岡山大学の計画自体がまだ定まっていないがゆえになかなか質問をしても当然返ってこないだろうとは思うんですけれども、一方の人形峠、ウランと環境研究開発についてはBNCTのことに対する書き方と、それからこのウランと人形峠に関する書き方、非常に書き方が変わってまして、医療に関しては岡山大学のほうに基本的には中心となって運営していただく。一方のウランと人形峠の研究開発については、鏡野町が積極的にとは書いてませんけれども、関与と関連を続けていくというような書き方でございました。現在も懇話会等々で、その他のことでも連携して事業を行っていると思いますけれども、この新しい研究所の用地については岡大の事業とは足並みをそろえていく必要はないと思うんですけれども、整合性をとりながらということではありますが、率先してこのウランと研究開発施設のみ先に進めていくというようなことはお考えではありませんか。ちょっと長くなりますけど、済みません。岡大のほうは、要は主体がこちらにない、玉がこちらにないわけですから、主体的に町が動くことはできないですけれども、ウランと研究開発所については町内にある人形峠さん、環境技術センター、町と一体となって主体的に物事を動かしていくことができると思いますので、整合性という観点からは足並みがそろわないかもしれませんが、先駆的に行っていく、こういうことはできませんか。 ○議長(岸泰廣君) まちづくり課長小林君。 ◎まちづくり課長(小林英将君) おっしゃるとおり、別々に行うというふうなことは可能であろうかと思います。ただ、今、ウラン環境研究所のほうにつきましては、人形峠でじゃあどういった研究をそこで行っていくのがいいかというふうなことも含め、現在、作業チームが具体的な提案をするというふうなことで作業を進められております。それをもって、来年の4月以降、文部科学省と3者で同じテーブルに着いて話をする中で、じゃあどういった補助金とかどういったものを使って建物をつくっていくのか、どこがどういうふうに運営していくかというふうな具体的な協議に入りましょうというふうなことにしております。ですから、場合によってはこちらのほうが大学を考えている施設よりも早く進む場合があるかもしれません。ただ、大学さんとしましても、組織の中である程度どういうふうにするというふうなことが組織内で合意形成されたら、こちらも一気に進んでくるというふうな可能性がありますから。ですから、用地としては、やはりある程度のことが決まったら一体的に取得をして、その中で要る部分だけ使ってどちらかが先行していくというふうな形になろうかというふうな想像をいたしております。 ○議長(岸泰廣君) 本山君。 ◆6番(本山紘司君) ありがとうございます。 進捗状況につきましては、非常に詳しく説明をしていただきましたので以上にさせていただきまして、続きまして②の項目、鏡野町の財政的な関与についてどうするかという観点で質問をさせていただきたいと思います。 構想の中では、研究所を建てるだけにとどまらず、鏡野町の活性化、町の活性化ということも盛んにうたわれております。そういう中で、研究者、それから患者さん、もっといいますと海外からの治療を求めて鏡野町へ訪問される方々の受け入れといったものが観点の中にあります。ただ、多くの町外の方々が鏡野町に来られましたら、先ほどの飯綱議員の質問にもありましたけれども、いわゆる滞在をしていただく施設、設備について、町内でのストックが足りてないという状況があろうかと思います。こういったものを整備をしていくのは、用地取得は鏡野町が行うのはもちろんですけれども、町全体として取り組んでいく準備をしなければならない段階にあるのではないかと思いますが、ゲストハウスであるとか、具体的にもう奥津温泉街をというような名前も出ておりました。こういったところに対する対応、計画、町の財政的な関与、こういう観点で町としてはどう行おうと思っておられるのか、お答えいただけますか。 ○議長(岸泰廣君) まちづくり課長小林君。 ◎まちづくり課長(小林英将君) とりあえず、計画の中で、来られる研究者の方について短期で滞在されるというふうな場合に対しましては、これから考える施設の中にある程度の宿泊所を設けるというふうな組み立てでやっていきたいと考えております。ただ、本当にこちらにその後定住をされるというふうな形で来られるというふうな方が出てくるやもしれませんから、そうした場合については、住宅も含めてある程度のものを考えていかないといけないのかなというふうには考えておりますが、まだそこら辺は詳細な検討には至っておりません。 それから、医療に関して治療に来られる方につきまして、恐らくBNCTの治療ですから1回の照射、1時間ぐらいで済むというふうなことですが、できましたら経過を見るために1週間ぐらいは滞在してくださいねというふうなことで考えたいなというふうに思っております。そうしたときに、大学さんとも話をしながら、奥津温泉であるとか上齋であるとか、今現にいい場所があるんだからそこを活用しない手はありませんねというふうなことで、計画書の中には具体的に奥津温泉とか表記させていただいております。ただ、具体的に観光協会さん等々と話をしたわけではございませんので、今後、話が具体化してきた時点でどのような対応をしていただけますかというふうなことも聞き取りながら、もし受け入れができないというふうなことがあれば、ほかからの民間資本導入というふうなことも考えていかなければならないケースも出るかもしれませんが、やはり町としては、まず第一に地域を育てて地域を活性化させるというふうなところが主目的でございますから、一番最初には地元の方々、観光、旅館業者、そうしたところとお話をしながら、よりよいサービスの提供をしながら滞在していただける。その中で、同じ地域にとどまっているだけじゃ退屈するから、簡単なミニツアーをつくっていきましょうとかというふうな発想も出てくると思いますが、複合的にそこら辺を今後の検討として考えてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(岸泰廣君) 本山君。 ◆6番(本山紘司君) 町の活性化につながる非常に壮大な構想であると思いますので、前向きに進めていっていただきたいと思っています。ですけれども、こと、この中期的に滞在される方々、治療を受けられる方ではない介添えをされる方々は恐らく健常な方でありましょうから、観光も含めてしっかり鏡野町で楽しんでいっていただくというようなことで構わないと思うんですが、一方のこの治験を受けられる方は、当然がんにかかられている方だろう、もしくは肺がんであるとか肝がんであるとか中皮腫であるとか、そういった非常に体に病気を抱えている状態の方々に、たとえ1時間で照射が終わったとしても、さあ1週間、普通の温泉宿に泊まってくださいというような状況にはなかなかなりにくいんじゃないかと思います。したがって、流行言葉で言うんであれば、医療ツーリズムといった観点で、観光ではない柱で物事を考えていかなければ、現在の奥津温泉街、そして上齋原や富の宿泊施設については対応し切れないんじゃないかというふうに危惧をいたしますけれども、こういう対策を今後検討していかれるお考えはありませんか。 ○議長(岸泰廣君) まちづくり課長小林君。 ◎まちづくり課長(小林英将君) 岡山大学の医師の方々と話をするときに、やはりこうした問題、出てまいりました。もともと、がんにかかった患者さんが治療に来て滞在して楽しむことができるのかというふうなことでございます。よく、全国各地でやはり同じような発想で滞在していただいてインバウンドというふうなことを言っているんですが、本当にそういうふうな病気を持った患者さんが観光したがるのかというふうな目から見れば成功するのかどうかわかんないよというふうなこと、そうしたことを中で話し合ってきております。当然、今言われたような医療ツーリズムというふうなことも発想の中にはあるわけですが、その辺を踏まえて今後の検討課題と今しているというふうなところでございますので、全く今、議員さんがおっしゃったようなことを考えてないわけではなくて、話をしてきた中でとりあえず今の段階では今後の検討課題としてとどめて置いているというふうなところでございます。 ○議長(岸泰廣君) ここで6番本山紘司君の一般質問の途中でありますが、14時10分まで休憩いたします。              午後2時0分 休憩              午後2時10分 再開 ○議長(岸泰廣君) 会議を再開いたします。 休憩前に引き続き一般質問を行います。 6番本山紘司君。 ◆6番(本山紘司君) それでは、2番の鏡野町の財政関与につきましては、先ほどまでの答弁いただいた内容で終わらせていただきたいと思います。 続いて、③の設備投資に耐えられるかどうかというような観点、陳腐化が早いんじゃないでしょうかということで、現在でも、世界でも最先端の医療施設と薬剤の研究開発をしており、またグローバルスタンダード、IAEAと国際標準を協力してつくり合っている、その結果でき上がったBNCTの治療方法、治療薬については、まさに世界最先端であるために陳腐化はするというような状況にはないということはよくわかりました。 そういう中で、現在、岡山大学では恐らくロードマップ、計画上、このBNCTの医療施設が投資に値するかどうかといった判断を今、御答弁によりますプランの中で判断をしているはずです。そういった投資判断について、鏡野町としては、他団体のことですから、当然判断には一切加わらないというような御答弁かとは思いますけれども、財政的な関与とも関連があると思いますので、判断に対して加わる、ないしは意見をしていくといったことはありますか。 ○議長(岸泰廣君) まちづくり課長小林君。 ◎まちづくり課長(小林英将君) 現在、鏡野町のほうから大学の研究に対しまして寄附講座というふうなものも開設しておりまして、やはり大学としてもそれがあったから今の研究センターができているというふうな認識を持っていただいておるところでございます。そうした中で、やはり携わっている方々については、鏡野町さんとの約束があるんで、それを実行するために努力していきますというふうなことなんですが、大学としても大きな組織でありまして、その中の合意形成を得ないといけないというふうなことがありますんで、最終的な部分について、うちが口を出していくというふうなことはできませんが、それに至るまでの過程において十二分に町と話をしていただき、こちらの思いも酌み取っていただいた上で、その酌み取った内容について大学内で合意形成していただくというふうなことに努めております。答弁としてはそれぐらいしかお答えようございません。 ○議長(岸泰廣君) 本山君。 ◆6番(本山紘司君) 十分な御答弁をいただいていると私は感じております。当然、団体が違うわけですから、口を出す、頭を突っ込むということができない中ではありますけれども、町といたしましても町を挙げてのプロジェクトだと私は個人的に思っておりますので、この町の思いというのを大学その他関係者、国も含めてしっかり説明をしていただきまして関与をしていっていただきたいですし、実現をさせていただきたいというふうに思っております。3番につきましても、なかなか御答弁の難しい内容だということはもう十分承知しておりますので、以上で3番については終わらせていただきます。 最後に4番、各種団体との連携、もっと言いますと、人形峠と岡大ではないところに対してこれから関係を構築していったらどうでしょうかというような趣旨で質問させていただいたつもりです。 この件につきましても、まだ主体がはっきり決まってないということで御答弁なかなか難しいんだと思いますので、これ以上は議論にならないと思いますから質問はやめまして、提案で締めさせていただきたいというふうに思います。 鏡野町では、がんの検診について、大部分を一定年齢層以上の方に対してですが無償化するなど、この日本の死亡率第1位を占めておりますがんに対する対策というものを町を挙げてしていっている、このことはもう十分承知をしております。その上で、この民間企業との連携といいますのは、国といたしましても国立のがん研究センターであるとか、医療費の低減のためにさまざまな手法を用いている中で、当然、行政、公、医療施設だけが対策を講じているわけではありません。具体的な名前は控えますけれども、民間の保険会社であるとか金融機関等々が協力し合ってがんを治療するということは、もちろん保険会社であったりお金を扱う金融機関でありますから治療はできませんけれども、それぞれの企業の社会的貢献、CSR活動の一環でがんの啓発活動に力を入れたり、がんの遺児の方であるとかないしは小児がんにかかってしまわれた方々の就学のための協力をする、こういった取り組みを各企業が行っておられます。今は3者連携協定の中で、主に3者が中心となって構想を練っておりますけれども、民間資本の導入であるとか、そういった各がんに関係する企業のCSRの一環で、この最先端のBNCTの研究をしている鏡野町に協力であるとか資金の提供、こういうものを呼びかけていく。これは、現在も動いております地方創生の考え方に非常に似通ったものです。民間の力を導入するのと同時に資金、地銀さんであるとか、こういうものを全て取り組んで地域ならではの取り組みをやっていきましょうという考え方が地方創生でありました。鏡野町は、このBNCTを地方創生の枠組みの中では現在は捉えていないはずですし、今から手を上げたとしても間に合わないかもしれませんが、理念であるとか考え方というのが非常にマッチをしているんじゃないかと私は個人的には考えております。 それから、きょうの質問、これまでにもありましたしこれからも多分出てくると思いますが、この特区の構想というものがたくさん過去の議員さんからの発言にもありますし、きょうもあろうかと思います。これまでは、特区というものは町独自には取り組んでいくことが難しいということで、検討しますということで全ての特区についてできてないのが現状です。ただ、この構想の中では、医療特区というものに取り組むというような構想になっておりました。できるかどうかはまだまだこれから課題、たくさんあろうかと思いますけれども、特区という形で広域でいろんなことに取り組んでいくのであれば、先ほど申し上げましたように民間事業者との連携、資金のやりくりも含めて、構想の観点として取り入れていっていただきたいというふうに思います。 以上の提案をもちまして、本日の一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(岸泰廣君) 以上で6番本山紘司君の一般質問を終わります。 次に、一問一答方式により5番片田八重美君。 ◆5番(片田八重美君) 5番片田八重美です。 議長にお許しをいただきましたので、一問一答方式でお尋ねをさせていただきます。 鏡野町には、第2次総合計画をはじめ、過疎地域自立促進市町村計画、人口ビジョン、総合戦略、かがみの創生総合戦略などなど多くの計画がつくられております。今回の一般質問は、それらからPDCA、つまり計画し、実行し、評価し、改善する、これらの計画は現在どのようになっているのか。特に、かがみの創生総合戦略においては、数値管理として重要業績評価指数を用いて検証するともあります。町民の方からも、素朴に声をいただくこともふえてまいりましたので、一般質問において事業の中から質問をさせていただきます。 最初に、大項目、鏡野町過疎地域自立促進市町村計画について、中項目、産業の振興について、小項目、詳細については、1つ目の質問といたしまして、過疎地域自立促進市町村計画の中に、産業振興の現状と問題点として農業と記されております。この事業計画は、平成28年度から32年度の5年間をめどに計画されており、過疎地域自立促進特別事業があり、その事業の中には地域特産物振興事業があります。その内容は、地域の特性を生かした水稲にかわる作物を推進することにより、農業者の意欲向上と地域特産物の育成を図ると記されております。鏡野町にも、地域特産物であるリンドウとかヒメトウガラシ、葉ワサビなどがあり、生産も徐々に拡大していると記されてもおり、私も明るい兆しがあるということも感じてはおります。これらについての計画後の地域特産物の育成は、今どのように進められているのでしょうか、お聞かせをいただきたいと思います。 そして、その産業の振興、2番目でございますが、1の質問にも関連しておりますけども、鏡野町の稲作は耕地面積の約7割を占めており、あきたこまち、コシヒカリに加えて、きぬむすめなども順調に定着しております。良質な米の生産に努めてきているとあります。今後も、消費者のニーズに見合った売れる米づくりを目指して地域ぐるみで良質米の安定生産に努めると計画の中に記されております。このことを踏まえまして、さらに売れる米づくりの一助にはならないのだろうか、6次産業化の一つにならないのだろうか、そんな思いから、提案型ではございますが質問をさせていただきます。 以前にも、どぶろく特区についての一般質問があったと聞いております。官民協働による特区の申請はできないものなのか。官民協働による特区申請をするためには、それぞれの役割が重要だと思います。言うまでもありませんが、休耕田を活用してモチ米をつくる。農家組合や指定管理施設、農家民宿などなど、鏡野町にはたくさんの組織がございますけども、官民協働での働きかけはなお重要なことであり、これに労力を惜しんでは売れる特産品は生まれないと思っております。鏡野町にはおいしい水があります。おいしい麹もあります。鏡野町一帯で特産品開発に取り組むチャンスになるのではないかと思っております。私は民間主導型で行政が窓口となり行政が後押しをする、そんなスタイルでのどぶろく特区の申請ができたらと願っております。御意見をお聞かせください。 続いて、大項目、かがみの創生総合戦略につきまして、中項目、人口減少対策への検証と改善について、1つ目の質問をいたします。 かがみの創生総合戦略として、平成27年度から31年度の5年間を計画期間としてつくられておりますが、人口減少問題克服のためにさまざまな分野でのイノベーションが必要であるとされております。そして、対策の効果と検証、そして改善して翌年度につなげていくと記されております。計画後はどのような検証がなされているのかお尋ねをいたします。 人口減少対策の検証と改善についての2つ目の質問でございますが、安心して家庭を築ける環境の整備(出会い・縁結び)とあり、対策には出会う機会を創出、縁結び・世話役の仕組み構築とあります。これらについて推進対策が計画されていますが、どのように検証されていますでしょうか。 そして、人口減少対策への検証と改善、3つ目でございますが、出産、子育て後の女性の再就職支援や創業支援などにも計画にありますけども、女性起業家育成のためのセミナーや講座、インターンシップの開講など、5年間に8回実施と目標にあります。今現在、どのような取り組み状況なのでしょうか、お尋ねをいたします。 それから、緊急災害について、最後の質問になりますが、緊急事態での避難体制についてというところで、これは4項目質問予定をしておりましたけれども、さきに飯綱議員のほうから防災の取り組みについての質問がございましたので、質問内容を重複する部分は省いて質問をさせていただきます。 4つ書いておりますが、1つだけにさせていただきます。飯綱議員から、河川の氾濫時に河川を渡らなければいけない箇所への課題についての質問がありましたので、私は具体的に危険水位が見えるような取り組みができませんかの質問をいたします。例えば、橋に感知式のライト、そういったものを設置する。特に、夜は暗くて危険が伴いますので、そういったものがあればという素朴な質問でございます。それと、橋に危険水位が一目でわかるような何か色づけ、そういったものをされるような予定はありませんかという、これだけの質問にとどまらさせていただきます。 以上につきまして、どうぞよろしくお願いをいたします。 ○議長(岸泰廣君) 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 5番片田議員の御質問にお答えをいたします。 大項目であります、鏡野町過疎地域自立促進市町村計画についての中で、産業振興の御質問であります。 小項目1の水稲にかわる作物の推進、地域特産物の育成についての御質問であります。 平成30年産から米の生産目標、あるいは数量調整の配分廃止に伴いまして、米価の下落が大変懸念されているということであります。岡山県全体で水田を活用した野菜の産地を形成する動きが、現在、岡山県あるいはJA、市町村を中心に進められているところであります。市場の動向を見ながら、岡山県全体ではキャベツ、タマネギが推進品目とされているところであります。美作地域では、気象条件等によりましてキャベツを推進することとされております。このほかにも、津山地域といたしまして、ショウガ、白ネギを推進品目に上げることとしておりまして、今後に会議におきまして、さらに地域性の検討がなされる予定であります。 町といたしましては、地域特産物振興事業といたしまして、水稲にかわるものは水田を利活用したイチゴ、ウド、ホウレンソウ、ショウガ、大豆、小麦、ナス、アスパラ、リンドウなどの作付に対する補助を行いまして奨励をしているところであります。今後につきましても、他地域とは違うオリジナルな鏡野町独自の作物など、加工品なども含め検討してまいりたいとこのように思うところであります。 次に、小項目2の官民協働によるどぶろく特区の申請についてであります。 どぶろく特区につきましては、最初は平成18年の一般質問でお話が出ておりまして、平成19年の一般質問でよい話であるがというところで、施設整備等にお金がかかる、あるいは納税等も必要であるということから、我が家でつくり自分で飲むことは非課税であるというふうな御答弁をさせていただいたところであります。再度、平成27年に一般質問がございまして、鏡野町内でそのような機運が高まるようでしたらその時点で検討させていただきたいとこのように答弁したところであります。現在も、その気持ちに変更はないわけでありますけれども、申請をする場合、当然その申請につきましては地方公共団体が行います。その際、民間事業者等による特区計画案に対する提案が必要になってきます。そのような提案や相談が、鏡野町内の業者よりありましたら検討させていただきたいとこのように思っているところであります。 続きまして、かがみの創生総合戦略の中項目の人口減少対策の検証と改善についての御質問であります。 まず、小項目1の計画後の検証についてでありますけれども、平成29年11月1日に鏡野町行政評価外部評価委員会を開催をいたしました。自然減対策、あるいは社会減対策など、講ずべき対策15項目につきまして、主に28年度に取り組んだ事業とそれぞれの重要業績評価指標につきまして28年度末までの実績を説明をいたしまして、その後、各委員から御意見をいただいたものであります。重要業績評価指標の目標値に、既に到達している事業も中にはあります。未達成の項目もあるわけであります。この検証結果をもとに、人口減少問題を克服いたしまして、鏡野町が発展していくよう、来年度以降の事業に取り組んでまいりたいと考えております。 次に、小項目2の安心して家庭を築ける環境の整備についての検証でありますけれども、戦略の中には対策を掲げ、それを実践していくための推進施設を掲げております。これによりまして、婚活イベントの実施であるとか縁結びの世話役ボランティアをつくりまして、結果として結婚につなげていくということでありますけれども、婚活イベントに関しましては前年度は花美人の里を中心に実施しておりまして、36名の参加があり3組がマッチング、本年は富小学校で実施いたしまして、34名の参加で同じく3組がマッチングしたというところであります。 出会いの場の提供といたしまして、婚活イベントを実施してきておりまして、特にことしは富小学校を使っての婚活イベントにしたのですけれども、そのユニーク性から募集する応募状況といたしましては、県外にお住まいの方も含めまして、男性につきましては募集に対して3倍、女性は1.4倍の応募があったところであります。今のところ、イベントとしては好評を得ておるというところであります。加えて、イベント参加者からアンケートもいただいておりまして、このあたりの意見を踏まえまして次のイベントに向けてさらに内容を固めまして実りのあるものにしていきたいと考えております。 縁結び・世話役ボランティアの状況についてでありますけれども、おかやま出会い・結婚サポートセンターとの連携を図りながら、現在、鏡野町におきましても1名、結婚サポーターとして登録していただいております。ただ、一昔のように世話役おばさんの復活を考えましたときに、現在におきましては個人情報の重要性を問われる時代へと変化してきておりまして、どこまで踏み込めるかというふうな課題も多くあります。今後、結婚推進につきましては、ボランティアの方がどうかかわっていくのがよいか、あわせて考えていく中におきまして結婚サポーターの推進を行っていきたいとこのように考えております。 次に、小項目3の質問でありまして、女性に限ったセミナーではありませんが、平成28年度に起業セミナー、参加者4名のうち2名が女性でありました。また、起業の相談に来られている女性の方も多く来られました。しかし、女性の起業率の向上の促進、あるいは就業能力の向上につきましてはまだまだ取り組めていないのが現状であります。 大項目3の緊急災害についてであります。 その中で、中項目の避難支援での体制の中におきましてでありますけれども、永久橋について、河川法の基準に基づき建設されているものであります。その安全性について担保できているものと考えております。危険水位の確認につきましては、町内主要河川であります吉井川流域、香々美川流域、旭川流域におきまして、各2カ所ずつ、合計6カ所に河川監視カメラを設置をいたしまして水位状況等の確認を行っております。この情報につきましては、町のホームページ、有線テレビの気象チャンネルでもごらんをいただけます。質問の中で、ライトという具体的なことが出ておりましたけども、質問項目の中にはありませんので、また御質問の中で承りたいとこのように思います。 ○議長(岸泰廣君) 片田君。 ◆5番(片田八重美君) ありがとうございました。 産業の振興について、水稲にかわる作物の推進ということで、育成をどのように進められているのかということでお聞きをいたしました。市場の動向ということで、県全体ではキャベツとかタマネギとかと言われております。美作でも、キャベツというのが出ております。鏡野町においては、水田を利活用したイチゴ、ウド、ホウレンソウといった作付に対する補助、それから奨励ということで充実しているようにも思えますが、今後も他地域とは違う独自の作物というふうに答弁の中にございましたが、加工品なども含めて検討していきたいというそういった具体的なことはわかりませんでしょうか。 ○議長(岸泰廣君) 産業観光課長藤田君。 ◎産業観光課長(藤田昭彦君) 先ほど町長が答弁いたしましたように、鏡野町ではここに書いてありますとおり、イチゴやウドやホウレンソウというふうな形のものを書き上げております。このほかに、鏡野町の特産品といたしましてトマトがあり、それから先ほど議員さんの言われたヒメトウガラシがありというふうな形のものも鏡野町の特産品でありますので、そういうものを使った加工品とかいろいろなものを考えていきたいとは思っておりますけども、今のところ具体的なものはありません。 以上です。 ○議長(岸泰廣君) 片田君。 ◆5番(片田八重美君) ありがとうございます。 先ほど、特に生産の拡大とされている町のリンドウとかヒメトウガラシ、葉ワサビとかということを言わせてもらいましたが、これは町の中で6次産業として、リンドウは別といたしまして、ヒメトウガラシ、葉ワサビというのは安定的に生産、流通体制が確立しているのでしょうか。お聞きいたします。 ○議長(岸泰廣君) 産業観光課長藤田君。 ◎産業観光課長(藤田昭彦君) 後継者等の問題もありますし、それから面積等の問題もありますので、今現在、鏡野町では安定的にというところではまだないというふうに思っております。 ○議長(岸泰廣君) 片田君。 ◆5番(片田八重美君) ありがとうございました。 何にしても、5年間計画ということで途中でもありますので、またこういったホームページなりいろんなところでもお知らせをいただければと思います。 次に質問いたしました産業の振興、2つ目の中で、私、どぶろく特区について申し上げました。こうやって見ますと、18年からずっと何度もこういう質問が出ては消え出ては消えということで、27年に一般質問の中で、そのような機運が高まるようであればその時点で検討させていただくという答弁があったと先ほどお聞きをいたしました。これは、じゃあ行政にどんどんどんどん運動してやってくださいというつもりではないのですが、ここは町民、議会も含めてですけども、官と民と協働による特区の申請ということで、取得するにはどうしても行政が窓口となるということがお決まりではありますので、先ほども私、申しましたけども、民間主導型で、特に本当に行政が窓口となっていただいて、行政が町民の後を押してくれる、そんなスタイルに少し期待をしているわけです。私質問いたしましても、これはじゃあすぐにやろうよという勇気のある声はそんなにはいただいてないんですけども、あったらいいねという声も聞いておりますし、今回、8月に議会と町民との話し合い、そういう場面でも、ある地域ではちょっとやろうという勇気を出してみたけどいろんな法的な絡みがあって断念したのよというような話も聞きましたので、先ほども私申し上げましたけど、鏡野町にはおいしい水もあり、そして何よりもこのフィールドでおいしい米がつくれるわけですし、一緒になって荒れた田畑をモチ米をつくっていくというそういう推進は町はできるのではないかと思います。そういったところが、前を引っ張っていただいて、じゃあ何かアクションを起こさないとこういったことはできないと思いますので、そういった民官一緒にやりませんかという知恵を出し合わないと、どうやってもこういったものはできないような気がしております。これは私の提案型でありますので、くどくど申し上げてもいけないのかなと思いますが、どうぞやっぱりこれにはかなりの労力が必要に思います。町民にも投げかけ、声をかける、告知する、何なら町のほうからの説明会もあるんだよというようなところまでいけれたり、みんなで休耕田を生かした新しい産業を鏡野町として全域で取り組もうよというようなことになれば、少しずつおもしろい鏡野町というふうにも思われる部分が出てくるのかなと思いますので、どうぞ質問ではありませんが、官民協働による特区申請の検討を、私も諦めませんので、ぜひとも何かいい知恵がありましたらお互いに意見を出し合いながら進められたらと思いますので、御検討をよろしくお願いいたします。 続けてよろしいですか。じゃあ、次の質問いいですか。次の質問に入らせていただいて、人口減少への対策をということで。 今、さまざまな取り組みがなされているということは確認をいたしました。例えば、具体的な改善策というようなものはお持ちでしょうか。計画が27年から31年の5年間ということでありますので、まだまだ途中半ばではありますけども、何か具体的な、1年ごとの見直しということもありますので、そういった改善策がもしあれば教えていただけないでしょうか。 ○議長(岸泰廣君) 総合政策室長武本君。 ◎総合政策室長(武本学君) 失礼いたします。 かがみの創生総合戦略につきまして、町長が答弁しておりますように鏡野町行政評価外部評価委員会を11月に開催いたしまして、その委員会の中で各委員さんからそれぞれ自然減対策であるとか社会減対策の項目があるんですけども、その項目ごとにいろいろな御意見を頂戴しております。それで、それぞれ先ほど片田議員も言われたとおり、いわゆるKPIという目標値をしているんですけども、そのKPIの今の28年度までの達成状況も説明させていただきまして、その状況で達成している項目、それから順調に進んでいる項目も約半分ぐらいはあるんですけども、まだまだこれから取り組みを強化していかなければいけない項目も中にはございます。それぞれの担当課も、この会議の中に出席させていただきまして委員からの御意見を頂戴し、それからまたこのKPIの達成状況も確認しておりますので、まだまだ達成できていないことにつきましては順次来年度以降の予算編成に反映させながら取り組んでいこうというスタンスであります。いろいろたくさん多くの事業がある中で、具体的にというところまではちょっときょうのところは御答弁させていただくことができませんので、御了承をいただきたいと思います。 ○議長(岸泰廣君) 片田君。 ◆5番(片田八重美君) ありがとうございました。 一年一年見直しをしていくという中で、特に今、改善策はないということではありましたが、別に他の自治体と比べるわけではないんですけども、いろんなことをあちこちでやっておられますので、何かしら人口減を食いとめる、増につながるような仕組みの一つに、企業の中に少人数の保育所の誘致をするとかそういった自治体もございます。それからまた、移住大使の設置をするとか、さまざまなユニークな事例もあったりしますので、5年間計画ということで未達成もあるというふうに聞きましたが、今後とも取り組みを見守ってまいりたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。 続けて、次に人口減少の検証と課題、2つ目の質問の中で、安心して家庭をという縁結び・世話役の話に入りますが、これも婚活イベント等、縁結び・世話役ボランティアをつくって結婚につなげていくということで、前年度は花美人の里であったり、富小学校であったり、本当にいろいろとなされているようです。特に、結婚問題というのはデリケートな部分でありますので、世話役的な存在、それの名前を上げるとかどうするかということはできないということでしたが、町からも1名の結婚サポーターとして登録しているということでありますので、これからもこれは随時募集をされてふやされていくのでしょうか。 ○議長(岸泰廣君) まちづくり課長小林君。 ◎まちづくり課長(小林英将君) 当初の立ち上がりのときに、まずは鏡野町商工会の女性部の方に相談に行きまして、何とかこういう形でサポーターになっていただけませんかというふうなことでお願いをしてまいった経過があります。その中で、とりあえず女性部長を1名登録するからというふうなことで現在に至っております。現在の状況を見ながら、うちとしてはサポーターさんにどんどんなってほしいわけですが、やはり個人情報の問題等々いろいろな問題がありまして、サポーターをつくっても今のところ研修をしていただく等々にとどまっておる状況から、今後の状況を見ながらサポーターの数としてはふやしたいというふうには思っております。 ○議長(岸泰廣君) 片田君。 ◆5番(片田八重美君) ありがとうございます。本当にデリケートな部分でありますし、昔で言ったら世話役おばさんというのがたくさんいたと思うんですけども、今後に期待をしたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。 次の質問で、3番目に入りますが、出産、子育て後の再就職であったりということ、これはまたいろいろとされているということでございますが、例えばもう一つ、インターンシップの開講というふうにはなっておりますが、私聞き逃したのでしょうか。どういったことが内容でされるのかを教えていただければと思います。 ○議長(岸泰廣君) まちづくり課長小林君。 ◎まちづくり課長(小林英将君) インターンシップ、文章の中に並列して書いているものですから一緒のものというふうに捉えがちなんですが、これは分かれてまして、インターンシップはインターンシップというふうなことでございます。そのインターンシップについてでございますが、これ、実施しておるんですが、まず実施する前に近くにどういった企業があるのか、またそこでどういった仕事をしているのかというふうなことを知っていただくのがまず先決じゃないのかというふうなことから、現在、津山広域と連携いたしまして企業見学バスツアーというふうな形で実施をいたしております。現在までに2回実施をいたしておりますが、28名の方が参加しておられまして、そのうち女性の方の参加が23名というふうなことでございました。こちらについても、まずはどうすればもう少し地元の企業さんに目を向けていただけるかについて考えていくべきではないかというふうに考えておりまして、と申しますのも、この間、例えば商工会の方なんかともお話をしておりますと、有名な企業は放っといても人が目を向けてくれるんだけれども、そうじゃない、従業員が非常に少ないけれども頑張っている企業がたくさんある中で、そちらにもっと目を向けてもらえるような方策をしてくれないだろうかというふうなこともおっしゃっておられました。特に、そういうふうな企業さんが募集をかけても人が集まらないというふうな状況があるので、そこら辺のニーズとこの女性の社会参画というふうなものがうまくマッチングできたらというふうなことで今後は検討してまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(岸泰廣君) 片田君。 ◆5番(片田八重美君) ありがとうございました。期待をしておりますので、よろしくお願いいたします。 もう一つ、人口減少対策の一つになるんだろうと思いますが、町で子育て支援の助成制度をされておりますが、手厚くされております。でも、さらに赤ちゃんの誕生も鏡野町の場合はそんなに悪くはないというあれになっておりますけども、赤ちゃん誕生をお祝いするような何かこのような計画というのは……。 ○議長(岸泰廣君) 片田君に申し上げます。子育て支援は今回上がっておりませんので、質問の内容を変えてください。 ◆5番(片田八重美君) 人口減少につながるということでちょっと質問をしてみたんですが、これは別ということですね。わかりました。 こういったかがみの創生総合戦略というようなものを掲げて、町民に5年間でやるわけですから、光吉議員のほうからもホームページなどで取り上げてもっともっとという声を出しておりましたが私も同様でして、町民の皆さんに広報紙を通したり、鏡野テレビを通したり、ホームページなどでも、特にホームページの場合は今、光吉議員の言葉とほとんど一緒ではありますが、目を引くページ、わかりやすいページというようなことを心がけていただければと思います。また、こういったかがみの創生総合戦略をやっているというような懸垂幕を掲げるというようなことも一つの策ではないかなと思いますので、どの計画に対してもPDCAでということで検証に期待をしたいと思います。 それでは、最後の質問になります。緊急災害についてということで、先ほども申しましたが、1つだけに絞りましたところ、町長のほうから私の具体的な意見、感知式のライトを設置してはどうかということについてでございますけども、これは何カ所か危険水位の確認ということで、町内主要河川2カ所ずつ、計6カ所に監視カメラが置かれているという。これは有線テレビ、ホームページでもごらんになれますよということですが、危険な橋はたくさんあるということを思っていただいて、その順番をどうするかというのもありますけども、そういったところにもう少し、本当に住民の安心・安全を考えれば、夜怖いといったこともありますので、そこらにももっともっと優先順位をつけられて、そういった監視カメラというよりはやっぱり明るくするものをつけていただくというのを思っておりますが、こんなしつこい質問はだめなんでしょうか。 ○議長(岸泰廣君) 危機管理監小椋君。 ◎危機管理監(小椋保君) 失礼いたします。 御指摘の橋への照明の設置でございますが、町が全ての橋へ照明器具を設置するというのはなかなか財政的にも厳しいような状況でございます。したがいまして、橋梁部の照明の確保につきましては、地区内で必要箇所を御検討をいただくなどいたしまして、街灯整備などによって対応を図っていただけたらと考えております。 以上です。 ○議長(岸泰廣君) 片田君。 ◆5番(片田八重美君) ありがとうございます。 先ほども言いましたけども、やはり孤立する部落とか家があるかもしれないということを考えれば、こういったことは区長さんからの声も出るんでございましょうけども、優先順位をつけられて、そういった本当に安心して暮らせるような仕組みをお考えいただければと思います。まして、これから鏡野町内といえども広うございまして、温度差がかなりあります。雪のシーズンにも入ります。突発的な風が吹いたり、豪雨になったり、地震が起きたり、雪害になったりとかという予期しない災害が本当にふえておりますので、どうぞ安心に安全に暮らせるためにも災害緊急対策のより一層の強化充実をお願いをいたしまして、拙い一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(岸泰廣君) 以上で5番片田八重美君の一般質問を終わります。 ここで15時10分まで休憩いたします。              午後2時59分 休憩              午後3時10分 再開 ○議長(岸泰廣君) 会議を再開いたします。 その前に、先ほど片田議員のほうから危険な橋という質問等がありましたけど、これは構造上危険なのか、それとも暗いから危険なのかということで執行部のほうから問い合わせがありましたので、どのほうが危険なのでしょうか、ちょっとお答えを願います。 ◆5番(片田八重美君) 暗さだと思います。暗いほうで。 ○議長(岸泰廣君) 暗いから危険という形でよろしいですか。はい、わかりました。 次に、一問一答方式により8番中西省吾君。 ◆8番(中西省吾君) 8番中西省吾です。 議長のお許しをいただきましたので、通告書の一般質問に沿って質問をさせていただきます。 まず、大項目、相次ぐ不祥事事件について。 中項目で、平成20年から29年までの10年間の事件についてお尋ねをいたします。 過去10年間の鏡野町職員の不祥事は、県内自治体に比べ、多いように思います。町民は鏡野町の名がよい報道で出るのであればうれしいですが、不祥事報道はつらく情けなく、肩身の狭い気分になると思います。それらのことについて、町責任者である町長に聞きます。 1、ここ10年間、新聞報道による鏡野町不祥事は幾つ、どのようなことが掲載されたのですか。 2、その不祥事における対応と処分はどのようなことがなされたのですか。 3、不祥事の都度、綱紀粛正を図ると述べておりますが、なぜ不祥事はとまらないのですか。 4、不祥事を起こした職員を懲戒取扱規則や要綱にのっとり、審査会にて処分を決めているが、公正、平等に行っているのですか。 5、ことしの10月27日に準強制わいせつの疑いで逮捕された職員は、町長の口頭による厳重注意にて、12月1日より職場に復帰しております。岡山地検が11月16日に不起訴としたとはいえ、訓戒処分にも値しない事件だったのですか。 6、過去の不祥事には、逮捕もされず流用した現金も戻した職員が懲戒免職になっております。先ほどの事件を起こした職員の処分と大きな差があると思いますが、その理由はどんなことなんですか。 7、この処分は前例になるのですか。 8、懲戒処分の要綱の別表に、職員の公金横領の懲戒処分は免職となっております。5年前、町職員が社会福祉協議会への寄附金香典返しを紛失した事件は、横領事件として津山警察署が捜査しておりますが、犯人が職員と確定した場合は懲戒免職となるのですか。 9、香典返し紛失事件を町長をはじめ執行部が議会に報告したとき、受付者が判明しないと言っておりました。しかし、寄附者が確認に来たとき、受け付け記憶のある職員はみずから上司に報告したということが最近確認できました。なぜ、議会に受付者が判明しないとのうそをついたのですか。そのうそについて、町民や議会に対しての説明や謝罪はしないのですか。今後も、町民や議会に議員にうそをつくのですか。 最後に、とまらない不祥事を踏まえて、今後どのような綱紀粛正を図るのですか。 続いて、まちづくりについて、そして、その中の長期計画と関連条例についてお尋ねをします。 鏡野町の最上位計画の第2次総合計画とかがみの創生総合戦略等の長期計画並びに鏡野町輝くまちづくり基本条例について、町長に聞きます。 1、第2次総合計画は、毎年度終了後に達成状況を評価し、評価結果に基づいての適切な資源配分を行い、次年度以降の行政経営に反映させ、評価結果は広く町民に公表することにより、町民の立場に立った行政経営の実現と透明性の確保を図っていくとの内容であるが、28年度の達成状況の評価はいつ行ったのですか。 2、施策評価シートの作成はことしの10月となっておりますが、総合計画の成果指標項目や現状値、目標値と公表している施策評価シートとは違うところがありますが、それはなぜですか。 ③かがみの創生総合戦略の成果の達成度、見直しを行い、翌年度の対策につなげていくとありますが、それらは公表しないのですか。 ④第2次総合計画やかがみの創生総合戦略を具体的な計画にする過程において、鏡野町輝くまちづくり基本条例の目的や理念等が重要視されると思いますが、どのように活用されているのですか。 ⑤地域再生計画が多くありますが、議会には参画要望も内容説明もされておりません。今後もこの方式で進めるのですか。 ⑥鏡野町輝くまちづくり基本条例の基本施策に、町民等が町政に参画することができる機会づくりに関する施策に取り組むとありますが、現在の取り組みは選ばれた町民だけが参画しているように見えます。誰でも参画できるような施策は必要ないのですか。 続いて、大項目の定住・移住と町の活性化について。 中項目、指定管理施設の活用についてお尋ねをします。 1、鏡野町には多くの指定管理施設があります。指定管理施設ごとの指定管理費と町みずから行っていた運営費は幾らですか。 2、指定管理者の公募を行っても、複数の応募がない。この状況は、一般町民に指定管理の業務内容が理解されていないからだと思います。これからの雇用の創出、移住・定住、起業並びに町の活性化のためには、指定管理者養成研修会を行い、そういうことをする必要があると思いますがいかがですか。 以上、登壇での質問を終わります。 ○議長(岸泰廣君) 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 8番中西省吾議員の御質問にお答えをいたします。 相次ぐ不祥事事件、皆様方には大変御心配をかけているというところであります。 まず、小項目1の新聞報道による不祥事についての質問であります。 新聞報道は6件、内容につきましては、酒気帯び運転、香典返し寄附金紛失、放課後児童クラブ保育料紛失、交通死亡事故、公金横領、準強制わいせつであります。 次の小項目2の不祥事における対応と処分については、地方公務員法あるいは鏡野町職員の懲戒に関する条例、規則、要綱により処分をいたしております。処分者が確定できない事件につきましては、処分できておりません。 続きまして、小項目3のなぜ不祥事がとまらないかという御質問でありますけれども、不祥事の再発につきましては皆様に御迷惑をおかけし、まことに申しわけなく思っております。再発防止へ、今後も職員へ綱紀粛正を徹底してまいりたいとこのように思っております。 次に、小項目4の処分につきましては、公正、平等に行っております。 続きまして、小項目5の処分結果につきましては不起訴となっており、鏡野町職員懲戒審査会におきまして、鏡野町職員懲戒処分の基準に関する要綱によりまして処分を決定しております。 続きまして、小項目6の処分結果につきましても、鏡野町職員懲戒処分の基準に関する要綱に基づき処分を決定しております。 次に、小項目7のこの処分が前例になるのかにつきましては、前例とはならないということであります。 次に、小項目8の犯人が職員と確定した場合は懲戒免職となるのかにつきましては、確定した場合は懲戒免職となります。 次に、小項目9の議会に受付者が判明しない、うそをついたのかの質問につきましては、町といたしましては最後に受け付け入金をした職員が判明していないという見解でありまして、また警察の捜査開始以降は、町としてのコメントは差し控えさせていただいております。したがって、うそということは当たらないということであります。 続きまして、小項目10のうそについての町民、議会に対しての謝罪につきましては、謝罪の必要はないと認識しております。 続きまして、小項目11の今後のことでありますけれども、うそをつくつもりはありません。 続きまして、小項目12の今後の綱紀粛正につきましては、全職員を対象としたコンプライアンス研修を行い、徹底した綱紀粛正に努めてまいりたいということであります。 続きまして、大項目2のまちづくりについての御質問であります。 小項目1の質問についてでありますけれども、平成29年8月25日に行政評価外部評価委員会で検証していただいた後に、9月8日に庁内の施策評価会議を行いまして、その評価結果をもとに9月20日に経営会議にて翌年度の経営方針を決定しております。その方針に基づきまして、各担当課が平成30年度の当初予算を作成しております。 続きまして、小項目2の質問についてでありますけれども、施策評価シート作成時期につきましては、前年度の数値が確定しない項目もありまして、その場合は前々年度の数値を記載したものであります。多くは、施策評価シートの平成26年度の現状値と目標値に記載誤りがありましたので、至急訂正させていただきたいとこのように思います。 次に、小項目3の質問でありますけれども、1月に公表する予定であります。 次に、小項目4の質問でありますけれども、鏡野町輝くまちづくり基本条例の基本理念につきましては、町民等と町がお互いに助け合いながらお互いの情報を共有し、相互の参加及び参画を図りながらまちづくりを進めるものとすると掲げております。かがみの創生総合戦略、第2次総合計画を策定した際には、町民へのアンケート調査、地域づくり協議会、農業関係者、女性等々、懇談会を行った後に各種団体の代表者、あるいは学識経験者等で構成しております計画策定委員会で計画を策定をしております。計画案ができ上がった後に、パブリックコメントを実施いたしまして最終の計画としております。今後におきましても、町の総合的かつ計画的な行政運営の指針となる計画につきましては、町民の皆様の意見を聞く場が必要と考えております。 続きまして、小項目5の質問でありますけれども、地域再生計画につきましては、地方創生推進交付金、地方創生拠点整備交付金等の申請のため作成した計画であります。今後につきましては、計画書を作成した際には議会に内容の説明をさせていただきたいとこのように思っております。 次に、小項目6の質問であります。 各種計画策定委員会、審議会等は、それぞれの委員会設置要綱等におきまして掲げている代表者等に委員になっていただき、開催しております。委員を選定する際に、公募方式により委員を募集していますが、残念ながら応募する方は少ない状況であります。今後も、公募委員の募集、そして町の総合的かつ計画的な行政運営の指針となる計画は、町民の皆様の意見を聞く場が必要と考えております。 続きまして、中項目の指定管理施設の活用についての御質問でありまして、小項目1の質問であります。 現在、指定管理施設は52施設あります。そのうち、指定管理料を払っている施設は42施設であります。指定管理料の合計は3億8,508万円であります。以下、1,000円以下を切り捨てて申し上げます。そのうち大きなものといたしましては、鏡野町地域情報通信施設が1億4,475万円、鏡野町養護老人ホーム1億1,121万円などであります。議長、ちょっと時間をいただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。 ○議長(岸泰廣君) はい。 ◎町長(山崎親男君) 再開。 ○議長(岸泰廣君) 再開をお願いします。 ◎町長(山崎親男君) 数字はそのとおりであります。先ほど、中西議員に渡しておりますこのものの数字がちょっと間違っておりましたので、鏡野町地域情報通信施設が1億4,475万円と訂正していただきたいと思います。指定管理施設のうち、町がみずから運営しておりました施設は1件で、鏡野地区体育施設文化スポーツセンターほか5施設で、20年度決算で町の運営費3,795万円、平成29年4月の指定管理料は3,000万円であります。 続きまして、小項目2の質問につきましては、情報公開を充実させ、できるだけ多くの方に応募をいただけるように努めますけれども、指定管理養成研修は行う予定がないということであります。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(岸泰廣君) 中西省吾君。 ◆8番(中西省吾君) それでは、再質問をさせていただきます。 まず、相次ぐ不祥事事件につきましてですけども、先ほど答弁で6件、今まで10年間で起きていると、新聞報道による事件が。それで、順番に沿って再質問させていただきますけども、まず不祥事の対応と処分についてはこの取扱規則、要綱にのっとって公正、平等に行っているとありますが、5番目のことしの10月27日の準強制わいせつの関係で、処分は訓戒処分にも値しなかったと。これは処分者が確定できない事件について処分はできていませんということに値するお答えでしょうか。それとも、この件は規則にのっとって行った処分はされてないわけですからそういう結果なんでしょうか。どちらなんでしょうか。 ○議長(岸泰廣君) 総務課長利岡君。 ◎総務課長(利岡憲一君) 中西議員さんの御質問に対してお答えいたします。 処分につきましては、町長の答弁にありましたように、鏡野町職員懲戒審査会におきまして鏡野町職員の懲戒処分の基準に関する要綱に照らし合わせましてこの処分と決定をしております。 以上でございます。 ○議長(岸泰廣君) 中西省吾君。 ◆8番(中西省吾君) ということは、この懲戒取扱規則にのっとって行ったということで解釈をいたします。 この方の不起訴になった事件ですけれども、不起訴は議会側にこの事件の報告があったときに、質問や説明してくださる議員さんの中で、不起訴とはどういったものがあるんでしょうかということを聞いたときに、この方は起訴猶予という形の中の不起訴であると。じゃあ、不起訴の中にそのほかどういったものがあるのかと。これは嫌疑不十分という形で不起訴になる人もいるし、嫌疑なしという形で不起訴になる方もおられます。この方はそのときの説明では、起訴猶予という形の不起訴であるという報告がなされました。起訴猶予の場合は前科はつきませんけども、前歴として記録に残ってその後に別件で起訴された場合は情状証拠となるというようなことが報道やネットの中では紹介をされています。これについては間違いないですか。 ○議長(岸泰廣君) 総務課長利岡君。 ◎総務課長(利岡憲一君) 法令の条文解説ではそういった解説になっております。 ○議長(岸泰廣君) 中西省吾君。 ◆8番(中西省吾君) それでは、続けて質問しますが、この取扱規則にのっとった中の別表の行為と懲戒処分の種類が載っておりますが、この職員さんの話をこの中に持ち込んで言いますと、一般服務関係の中に疑いを持たれた準わいせつ行為が含まれると思います。一般服務関係というのは勤務所内で起こった場合のことを言うんでしょうか。 ○議長(岸泰廣君) 総務課長利岡君。 ◎総務課長(利岡憲一君) 今質問をされた中で、一般服務規程ということを言われたんですが、どの部分に載っているんでしょうか。 ○議長(岸泰廣君) 中西省吾君。 ◆8番(中西省吾君) 要綱の別表の御存じ、お持ちだと思うんですけど、一番上に違反行為と懲戒処分の種類と上段にありますが、その違反行為の左端に1、一般服務関係とありまして、その下側に(7)セクシュアルハラスメント、その中のアにわいせつな行為をすることと書いてありますので、この一般服務関係というのは勤務中の勤務現場の中で行われたことを言うんですかと聞いたんです。 ○議長(岸泰廣君) 総務課長利岡君。 ◎総務課長(利岡憲一君) そのとおりでございます。 ○議長(岸泰廣君) 中西省吾君。 ◆8番(中西省吾君) それでは、次の次のページですけども、今度は先ほどの一般服務関係のところの4番目に、公務外非行関係とございます。ここの中の14番にもわいせつ行為と載っておりますが、この両方に値しなかったということで解釈をされたということでいいですか。 ○議長(岸泰廣君) 総務課長利岡君。 ◎総務課長(利岡憲一君) 本人からのてんまつ書、こちらからの情報収集によりそういう判断をしております。 ○議長(岸泰廣君) 中西省吾君。 ◆8番(中西省吾君) それは相手がいることなので、相手がそういった行為はされなかったと言っていると解釈していいんですか。 ○議長(岸泰廣君) 総務課長利岡君。 ◎総務課長(利岡憲一君) 細部につきましては、相手方の個人情報がありますので、申し上げられません。
    ○議長(岸泰廣君) 中西省吾君。 ◆8番(中西省吾君) ここの場で申し上げれないとしても、執行部はそれは聞いておられるんですか。 ○議長(岸泰廣君) 総務課長利岡君。 ◎総務課長(利岡憲一君) 個人情報ですのでお答えできません。 ○議長(岸泰廣君) 中西省吾君。 ◆8番(中西省吾君) 聞いているか聞いていないかも個人情報になるんですか。 ○議長(岸泰廣君) 総務課長利岡君。 ◎総務課長(利岡憲一君) 非常にデリケートな部分でございます。うちのほうも弁護士等々にも相談しております。示談書の内容につきましては、これは強制はできませんことだけ申し上げておきます。 ○議長(岸泰廣君) 中西省吾君。 ◆8番(中西省吾君) それはそういう形になれば、私もまた専門家に聞く以外にないので、それでは違う質問をいたします。 この起訴猶予においては、犯罪の軽重及び情状並びに犯罪後の状況により訴追を主張しないときに検察官が行う不起訴処分であると載っているんですが、これを正しいと解釈するならば、「犯罪後の状況」と載っております。同じような起訴猶予について調べましても、犯罪後とか罪を犯したとかということは確定的な表現で全部出ているんですが、この犯罪というのは基本的に先ほどの違反行為に並ぶ内容だと思うんですけれども、それについては審査では審査対象として上げなかったんですか。 ○議長(岸泰廣君) 総務課長利岡君。 ◎総務課長(利岡憲一君) 内容については秘密会ですので発表できませんが、総合的な判断の中で処分を決定しております。 ○議長(岸泰廣君) 中西省吾君。 ◆8番(中西省吾君) それでは、規則にのっとっての話を申し上げますと、この規則の要綱の中の第10条に、ここに同表同欄に掲げる違反行為に対する懲戒処分の取り扱いに準じて該当行為に対する懲戒処分を決定するものとすると。要するに、ここの表にないものはここの表に準じて懲戒処分をするということになっておりますが、このたびの話でいきますと、午前中に起こした行為が110番通報されまして、その日の夜に逮捕状が出て逮捕状をもとに逮捕されたという形に私はなっていると思いますが、職員さんが逮捕されるような出来事を起こしてこの懲戒の行為に当たらないという判断をされたんだろうと思うんです。それは町長、どういった理由でされたんですか。 ○議長(岸泰廣君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 審査会の中で協議をし、決定したものでありまして、先ほど総務課長が申し上げたように、内容につきましては申し上げられないということであります。 ○議長(岸泰廣君) 中西省吾君。 ◆8番(中西省吾君) じゃあ、公表しているこの基準とか要綱というのが公平に平等にされているように言えないんじゃないですか。誰がこれを考えても、皆さん、審査会のメンバー、ここの表に載っとるけど、町長が委員長になるんですよね。それで、副委員長と総合政策室長と職員の代表者が入って総務課長をもって組織すると書いてますが、皆さん町の職員の人ばっかりじゃないですか。そこの中で、この取扱規則にのっとってやってたら、逮捕された職員は訓戒処分もされないというのは普通あり得るんですか。これが、そして前例になりませんと書いてるんですよ。ということは、特別なという意味ですよね。前例にならない。普通なら、こういうことを起こしてそういう審査会の結果は判例と一緒ですから前例になるのが普通じゃないですか。今の町長の答弁、もう一度確認をしたいんですけど、よろしくお願いします。 ○議長(岸泰廣君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 先ほど申し上げたとおりであります。 ○議長(岸泰廣君) 中西省吾君。 ◆8番(中西省吾君) じゃあ、質問の方向をまた変えますが、こちらの職員さんが具体的に何を起こして逮捕され、何が原因で起訴猶予になり、そしてこの方は他の町民や国民に直接対応される方ですので、逮捕されたときにその人の12月1日の完全復帰がどうだったのかということに対して町長に答弁を求めます。 ○議長(岸泰廣君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 不特定多数の利用者、あるいは患者さんに対してというふうなまとめでありますけれども、そのお答えにつきましては今検討している最中でありますので、差し控えさせていただきます。 ○議長(岸泰廣君) 中西省吾君。 ◆8番(中西省吾君) 全部差し控えさせていただくとか述べれることができないとかというんですが、じゃあ議会の中で報告のあったこの方と被害者の関係で示談がありましたという報告がありましたけど、詳しい内容は話せれないというのが今までの返事ですけど、示談は事実としてあったんですか。 ○議長(岸泰廣君) 総務課長利岡君。 ◎総務課長(利岡憲一君) はい、示談はされております。 ○議長(岸泰廣君) 中西省吾君。 ◆8番(中西省吾君) この質問に関しては、町長が改めて町民に対して判断をした責任者として説明をしていただきたいと思いますが、できますでしょうか、今後について。 ○議長(岸泰廣君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) それも含めて検討しているということで御理解いただきたいと思います。 ○議長(岸泰廣君) 中西省吾君。 ◆8番(中西省吾君) 検討していただけるということで、本当に検討していただきたいと思います。 続いて、質問に移ります。 まず、この事件と似たことはないんですけれども、事件がたくさん起こっておりますが、他の事件は勤務中、または公務中で起こした事件と公務中でない場合の事件とありますが、この取り扱いがこの取扱規則に公務外は載っているんですけども、公務中に公務の場所でない場所で起こした、職員間同士ではないという場合の処分規定が載ってないんですが、これは今後追加されることを考えられますか。 ○議長(岸泰廣君) 総務課長利岡君。 ◎総務課長(利岡憲一君) 1点確認をさせてください。今言われたのは、別表の中の1で一般服務関係というところの欄に載っている違反事項が4の公務外非行関係のところには載っていないということですかね。そういう意味でしょうか。 ○議長(岸泰廣君) 中西省吾君。 ◆8番(中西省吾君) 私の尋ねたのは、この一般服務関係という内容について、この違反行為の中をずっと読みますと、自分の勤務中の職場内で起こした、それに対しての懲戒処分が出ていると私は判断しました。自分が勤務をしてない、要するに非番のとき、よく言われる、要するに休みの日、または勤務が終了した後の時間帯、次の勤務が始まる、そういったところが公務外非行関係という公務外のときと私は判断したんですが、それは最初、冒頭に聞いたはずなんです。一般服務関係というのは、勤務中に職場内で起こしたことですかと聞いたらそうですと言われたんです。それを、今回の事件は、勤務中であっても職場で起こった職員さん同士の違法行為ではないんです。そういう項目はないですから、今後それは加えていただけるんですかねという質問をさせてもらいました。御理解いただけましたか。 ○議長(岸泰廣君) 総務課長利岡君。 ◎総務課長(利岡憲一君) ただいまの御質問でございます。この別表につきましては、基本的に人事院が発行しております国の要綱等を参考にしておりますので、それに照会して不備があれば修正をしていきたいと思います。 ○議長(岸泰廣君) 中西省吾君。 ◆8番(中西省吾君) 現に起こったわけです、この該当しない事件が。ですから、町職員さんもいろんなところに出張や宿泊での研修等があると思います。そういったときには、あってはいけませんけど、起こったときに、どの行為に値するかという判断基準をやっぱり追加をしていただきたいと思います。検討していただけるということでよろしいです。 次に、香典返しの件に移ります。 香典返しは、5年前に毎月のように起こったことが3件目が発覚して議会に報告がありまして、そのときにいろいろな議員の人が質問をされました。私も当然質問いたしましたが、その中で行政サイドが言われたのは、受付者すらわからないので、これ以上この件に関して調査することはできませんと言ったんですよ。でも、きょうのこの答弁書では、最終的にどの人が受け付けたかがわからないからうそは言ってませんというんですが、その事件が起こったときに、先ほどの受付者すら判明できないというのは、最終的な受付者のことを聞いたと思われての答弁だったんですか。普通、こういう場合は最初に受け付けた人のことを聞くんです。答弁を求めます。 ○議長(岸泰廣君) 総務課長利岡君。 ◎総務課長(利岡憲一君) 町長答弁のとおりでございます。 ○議長(岸泰廣君) 中西省吾君。 ◆8番(中西省吾君) 当時の全員協議会等で報告があったときには、執行部の担当課長、それから当時の副町長、そういったラインの長に関しまして現在退職されておりまして、ここで聞こうと思っても聞けない状況であります。町長がその頂点でおられましたので、町長も受け入れ入金をした最後の人がわからないとそのときに言ったんだという見解ですか。 ○議長(岸泰廣君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) これにつきましては、中西議員の思いに達する答弁かどうかわかりませんけれども、私どもといたしましては受領印を押すところに受け付け印が当然あるわけでありますけれども、そこをもって受け付けを、あるいは議員の申されたように一番最初に受け付けた者が受付者じゃないかというふうなことでありますけれども、そこに若干の思いの違いがあります。当然、私どももその文言をもって当時の町政にあたったわけではありませんけれども、その後、警察当局によります事情聴取もありましたでしょうし、そういう中で明らかになったものとこのように考えますし、私どもが持ち合わせる情報につきましても当局に伝えたということであります。受付者につきましては、そういうふうな見解を持っております。 ○議長(岸泰廣君) 中西省吾君。 ◆8番(中西省吾君) 今の町長の答え、非常にわかりにくいので、改めていろいろな手続に来られた方を受け付けするという業務が町職員にはあると思うんですけど、その受け付けをした人を受付者と言うんじゃないんですか。 ○議長(岸泰廣君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) この場で、その受付者というものの表現について議論することはちょっと用意しておりません。取り扱ったということになるんでしょうか。神聖な議会の場で答弁をはっきりしたいわけでありますけれども、そこのところにつきましてはなかなかはっきりこうだというところは用意しておりませんので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(岸泰廣君) 中西省吾君。 ◆8番(中西省吾君) ちゃんと質問書に書いてあるので、用意してなかったら用意してきてくださいよ。それで、もう一回言いますよ。受付者が受け付けて領収書を切りお金をいただいたわけですよ。その人が最初の受付者でしょうが。それを、受付者が最後に受け付け入金した職員が受付者ですという答弁書っておかしいでしょ。 ○議長(岸泰廣君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 議員の申されたとおりだとこのように思います。 ○議長(岸泰廣君) 中西省吾君。 ◆8番(中西省吾君) では、もう今後そういうことの虚偽やうそはつかないようにお願いしたいということで、次に移ります。 次に、最後に、とまらない不祥事にどんなことを今後考えるかという話であるんですけれども、いろいろコンプライアンスの研修を行いというふうな答弁書になっておりますが、この研修については以前に私、一般質問でも聞いたんですよ。そうしたら、研修を行ってますと言われた。また、同じことを書いてあるので、違うような今度は研修をするんですか。 ○議長(岸泰廣君) 総務課長利岡君。 ◎総務課長(利岡憲一君) 中西議員さんのコンプライアンス研修に関する御質問でございます。 以前にも、全職員を対象にコンプライアンス研修をするということでことしもやっております。ただ、勤務時間内での研修ですので、なかなか全職員は参加できないということもありまして、今年度末までに文書で全職員に配付をしてそういった研修を行うという予定を今しております。 以上です。 ○議長(岸泰廣君) 中西省吾君。 ◆8番(中西省吾君) 勤務があるので全出席は出ないということになれば、何班かに分かれてでも直接話が聞ける場をつくるとか、文書だけだったら読んだか読んでないか、そんなのわかんないじゃないですか。これは1つ提案としてお伝えをしておきます。 それから、このコンプライアンスという法令遵守の我が組織には、委員会とかコンプライアンス委員会とかあるんでしょうか。 ○議長(岸泰廣君) 総務課長利岡君。 ◎総務課長(利岡憲一君) コンプライアンス委員会はございません。 ○議長(岸泰廣君) 中西省吾君。 ◆8番(中西省吾君) では、今後につきましてその研修も必要でしょうけども、常時、年間を通してそういったことができる組織をつくるのも一考だと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。 続いて、まちづくり関係に移ります。 まちづくり関係の③のかがみの創生総合戦略の成果で、翌年度の対策につなげていくというふうになっておりますが、これの結果が平成27年10月からスタートしていると思うんですが、その結果を30年度に反映させるんでしょう。そうしますと、できてから3年後先なんですよ。そうじゃなくて、早く結果を出して翌年度に反映させるという方法はできないんですか。 ○議長(岸泰廣君) 総合政策室長武本君。 ◎総合政策室長(武本学君) 失礼いたします。 計画は平成27年10月に策定をしました。それで、昨年度、28年度に27年度の検証もすればよかったんですけど、やっぱり10月以降ということで期間も短かったということもありまして、27年度の検証はできていません。それで、ことしになりまして28年度までの取り組みの検証を11月にさせていただきまして、外部評価委員会で外部評価委員の人に検証していただきまして、先ほど片田議員のときの答弁もさせていただきましたけども、それらの御意見をもとに、それから重要行政指標ということで31年度の目的にどれだけ達しているかという項目の中間達成度も確認をしましたので、それをもとに翌年度以降の予算反映とかにつなげてできるだけ達成できるようにしていきたいと考えているところです。 ○議長(岸泰廣君) 中西省吾君。 ◆8番(中西省吾君) 室長の言われた意味は、10月からスタートしているから、27年度は3月までといったら5カ月間ですからほとんど進んでないと。これは以前の室長も言われてました。28年度が終わったらすぐ行って、そしてこの29年度の補正でもかかってそういった反省をもとに行うのかなあと思ったらこれは30年度に反映させるわけですよね。これ、31年で終わると思うんですけども、来年度も同じように時期がずれて行うんですかね。中間発表もしなきゃいけないと一応なっているんですよ。毎年やって中間もやるとなっとるのが、中間だけで終わってしまうような内容になりそうなんで、その辺に関して答弁をお願いします。 ○議長(岸泰廣君) 総合政策室長武本君。 ◎総合政策室長(武本学君) 今年度の検証が11月にずれ込んだというのもありますので、もう来年、平成30年度になるんですけども、29年度までの検証というのは、5月、6月、できるだけ早い時期にする予定にしております。 ○議長(岸泰廣君) 中西省吾君。 ◆8番(中西省吾君) ぜひ、よろしくお願いします。 続いて、地域再生計画、⑤なんですけども、答弁書では、この地域再生計画の今後の計画は、今後は計画書を作成した際に議会に内容の説明もさせていただくとあるんですが、今の内容説明はしてくれないんですか。 ○議長(岸泰廣君) 総合政策室長武本君。 ◎総合政策室長(武本学君) 現在、策定をして国の認可を受けて事業も進んでいるところなんですけども、この地域再生計画につきましても年度ごとの評価というのをしなくちゃいけないことになっておりますので、その29年度の評価、検証につきまして、その結果を議会の皆様のほうにも説明をさせていただきたいと思っています。 ○議長(岸泰廣君) 中西省吾君。 ◆8番(中西省吾君) 今ある計画で、検証はいいですから、できたときで、今ある計画を議会に説明してもらわないと、町民の人とかその計画に対する思いを議員もやっぱり聞かなきゃいけないので、そのことについては早急に説明の場を持ってほしいと思うんですがいかがですか。 ○議長(岸泰廣君) 副町長有本君。 ◎副町長(有本昌充君) 中西議員からの御質問でありますけども、議会からの要請がございましたら対応させていただきたいとそのように考えております。 ○議長(岸泰廣君) 中西省吾君。 ◆8番(中西省吾君) ありがとうございます。それじゃあ、議会のほうに戻りまして、またそういうようなことを内部のほうでお願いをしてみようと思います。ありがとうございました。 ○議長(岸泰廣君) 以上で8番中西省吾君の一般質問を終わります。 ここで16時15分まで休憩いたします。              午後4時5分 休憩              午後4時15分 再開 ○議長(岸泰廣君) 会議を再開いたします。 休憩前に引き続き一般質問を行います。 次に、一問一答方式により3番仲西祐一君。 ◆3番(仲西祐一君) 失礼します。3番仲西祐一でございます。 議長のお許しをいただきましたので、発言をさせていただきます。 本年、ことし、晴れて町会議員となり、この場所に登壇させていただいてからはや8カ月程度が経過いたしました。思い起こせばその中でいろんなことがありましたが、私なりに考えさせられる事柄もたくさんありました。その中で感じたことは、我がふるさとである鏡野町を今以上によくしたいと、そういう思いが強く私の中で現在も燃えています。私たち新人議員の5名も、常にどうしたらいいか、この町をよくするために一生懸命話をしながら、お互い助け合いながら頑張っています。そして、執行部の皆さん、私たちは将来の鏡野町をよくするためにこの場に立っています。お互いに真摯な議論をして、この中でこの鏡野町を僕らもさらによくしたい。執行部側も当然、この町をよくしたいという中でこの議会が成立しているんだと私は思っております。一緒にお互い議論をしながら、私たちはチェックをしっかりとさせていただきます。その中で、同じ方向を向いてこの鏡野町をよくするために手を取り合ってこの町のために頑張っていきたい、そのように強く思っていますので、きょう、議会の中でもありましたように、いろいろ御答弁も難しいところもあると思いますが、やはりお互い真摯な議論をしてしっかりとしたまちづくりに進んでいきたい、そのように思いますので、よろしくお願いします。 それでは、一問一答方式で町長の所見をお伺いいたします。 質問の1件目、大項目が鏡野町の第2次総合計画、そして鏡野町過疎地域自立促進市町村計画、そして地域再生計画等の計画についてでございます。 中項目、観光の振興についてということでお伺いします。 計画の中にも、いろいろな計画がたくさんあり、観光等の振興について書かれておりますが、計画ばかりが先行して、各いろんな地域においての具体的な施策が見受けられないと感じております。今後、どういった方向性で計画等の目的を達成していくのか、町内4地域の方向性をお尋ねいたします。 そして、2件目、大項目も同じでございます。 中項目は、みんなでつくる里づくりでございます。 近隣市町村では、定住化促進や新規事業に積極的に取り組んでおりますが、我が鏡野町は近隣に比べて施策の数や実績がまだまだ少ないように感じられます。現在までの実績の検証をお尋ねいたします。 そして、3つ目、大項目、職員の逮捕について。 中項目、説明責任について。 逮捕後、不起訴となり、先ほどもありました、起訴猶予ということでありますが、12月1日に復職されたと聞いております。不信感を持っている町民の方がたくさんおられますし、先生はそんな方じゃないというお話も伺います。復職させるには理由があると思いますし、それであれば町民の方にしっかりとした説明をするべきだと思います。そういった部分の町長の見解をお尋ねいたします。 4つ目、大項目、職員の給与について。 中項目、職員給与改定について。 今回の議案で上程されている、人事院の勧告に基づく職員給与の件ですが、近隣市町村と比較して我が町の職員の給与はどの水準にあるのか、その結果を鑑みてどのような判断をしたのかを町長の見解をお尋ねいたします。 以上で登壇での質問を終わらせていただきます。 ○議長(岸泰廣君) 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 3番仲西祐一議員の御質問にお答えをしたいとこのように思います。 大項目であります、鏡野町第2次総合計画、鏡野町過疎地域自立促進市町村計画、地域再生計画の中で、小項目1の鏡野町内の各地域におきましての観光振興の方向性についての御質問であります。 現在、鏡野町では観光分野としての一つとして捉えることはなく、健康に重点を置いた農業、林業、商工などの産業分野などを含みました一体的な分野と捉え、事業展開を図り、着地型あるいは滞留型の観光を展開しております。鏡野町の各地域には、それぞれの農林水産業、あるいは自然、特産品、伝承文化などあります。行政ばかりでなくて、民間の事業者と協力しながらそのさまざまな資源を生かし、健康ということに重きを置き、各地域の温泉、食べ物、自然、文化などを体験するために鏡野町を訪れていただき、知っていただき味わっていただきたいとこのように考えているところであります。その上で、各地域の町民の皆さんから新たな提案があれば検討していきたいとこのように思いますし、それぞれの地域には地域づくり協議会もあります。その中で、それぞれの地域の提案、それもなされているものとこのように思って展開もしておるとこのように考えているところであります。 次に、小項目2の定住化の促進における施策の数、あるいは実績についての御質問であります。 総合計画における施策分類の中におきまして、事業のみを対象といたしますと、平成28年度におきましては24事業を実施しておりまして、事業費といたしましては5,687万円を支出しているところであります。主な事業といたしましては、鏡野町新卒者等ふるさと就職奨励金事業といたしまして200万円、人と地域をつなぐ鏡野町案内人事業1,285万円、田舎暮らし体験事業118万円、高校生等通学助成事業費373万円、お試し住宅整備事業といたしまして974万円、空き家改修補助金207万円などが上げられるところであります。 本計画につきましては、28年度からの計画となっておりますことから、本年につきましては28年度実績の振り返りの中で計画の成果を判断するのは難しいのですけれども、例えば先ほど申し上げました事業を実施した中におきまして、移住・定住の相談者数におきましても、平成26年度には30件であったものが平成28年度では125件まで伸びてきております。毎年、県議会におきましても報告をされております移住者数の状況につきましても、平成27年度に8世帯14人であったものが28年度には23世帯37人と増加しておるところであります。また、空き家の登録件数につきましては、平成27年度に10件であったものが平成28年度では6件と下がりましたものの、逆に売買契約等の成立件数につきましては、27年度に1件であったものが28年度には7件の成立と件数を伸ばしてきておりまして、お試し住宅につきましても1棟を整備したところであります。全体的な振り返りにつきましては、鏡野町行政評価外部評価委員会で検証していただいた後に庁内の施策評価会議を行いまして、その評価結果をもとに経営会議に反映し、翌年度の経営方針を決定し、平成30年度の施策につなげていくということにしております。 また、次の質問であります職員の逮捕事件についてでありますけれども、小項目の復職の説明につきましては不起訴となっております。鏡野町職員懲戒審査会において処分を決定し、復職としておるところであります。 また、大項目の職員の給与についての質問であります。 小項目の近隣町村との比較につきましては、岡山県民生活部市町村課が平成28年度市町村職員の給与等についての資料を公表しております。その中におきまして、国家公務員の給与水準を100として、市町村職員の給与水準を示す数値といたしましてラスパイレス指数がございますが、鏡野町は94.2で県下12町村の中で8番目となっております。 次に、人事院勧告につきまして、公務員は御存じのように労働者の基本権利である労働三権のうち団体交渉権、ストライキでありますけれども、が認められていないために、その代償措置として、人事院による給与勧告制度によりまして給与改定が行われているのは皆様も御存じのことだとこのように思います。その人事院勧告に準拠しまして今回の給与改定を上程をさせていただいております。 以上、答弁といたします。 ○議長(岸泰廣君) 仲西祐一君。 ◆3番(仲西祐一君) それでは、再質問をさせていただきます。 最初の1件目の観光の振興についてということで質問をさせていただいたんですが、先ほども答弁の中にもはっきりとした、私がお伺いしているのは施策をどんなことをして実績どうなのかと。それに対して、何度もその計画というものがありますよね、今まで。総合計画、何とか計画、いろんな計画があります。その中で、必ず検証をして、先ほどのほかの議員さんの答弁とか質問の中にもありましたように、やはり検証をしてPDCA、最終的にどういうふうになっていくのか、今後どういうふうに事業を展開していって変更していくのか。その判断をやっぱり僕らは期待しているわけですよ。やはり、失敗したりうまいこといかない部分も当然あるでしょう。計画ですから、あくまで全てのことを全部できるとは限りません。ただ、しかし私たちもそういった部分においてどのようなことをされているのかというのをこういう場で確認をしております。実際、地区の施策というのが私はぼやけているんじゃないかなと思って質問をしております。ですから、具体的にどんな計画をして計画がどうだったかもしっかり検証をして、今後の取り組みをどういうふうにしていくかという御答弁を私はしていただきたいと。それをやるのが役場としての責務ではないかと思いますし、それを明確に伺いたいというふうに思っております。 その中で、引き続き、私が調べた内容でありますが、鏡野町過疎地域自立促進市町村計画というのに現状の観光に対しての部分が明記されております、分析が。観光客数でいいますと、平成18年度、町の書類がちゃんと残ってますから、のときの観光人口は177万1,006人というような実績が記録としてちゃんと残されております。それに比べて、平成26年度の観光客の推移は、26年度で87万3,354人というような半数以下に減少しております。地域別に見ますと、平成18年度で鏡野地域が65万6,124人、奥津地域91万6,680人、上齋原地域15万3,112人、富地域4万5,090人に対して、平成26年度は鏡野地域30万6,331人、奥津地域31万6,742人、上齋原地域21万2,452人、富地域3万7,829人というようになっております。鏡野地域では30万人減、奥津地域では60万人減、上齋原地域約6,000人増、富地域約6,000人減といった状況です。この現状をもとに対策等を計画されていると思っているのでそういうのをお伺いしているわけですが、実際、ある程度は計画に沿った、だから実際どこまでどういう計画を立てて、それをまた同じように全てもとに戻すのは難しいと思いますが、総合計画にもありますように、観光入り込み客数を32年度には150万人まで目標を数値設定をされている中で、どういった施策、計画があるのかお答えをいただきたいというのが私の質問の趣旨でございます。その状況を見て、今明確にどのようなことをされているという答弁がないんですけども、今の状況、そういう計画の中で当然計画をしていかなきゃいけない部分があると思います。そういった部分が今の時点で出てこないのであれば考えなきゃいけないのではないかなと思いますし、また今の答弁の中にありませんでしたが、こういった取り組みをやっているというのがあればお伺いしたいと思います。 ○議長(岸泰廣君) 産業観光課長藤田君。 ◎産業観光課長(藤田昭彦君) 観光の交流人口ですけれども、先ほど仲西議員さんがおっしゃられましたとおり、目標数値は110万という形になっております。今、詳細な資料は持っておりませんけれども、昨年度につきましては大体98万人ぐらいまで戻っているというふうに確認をしております。 政策でございますけれども、合併してからそれぞれの地域でイベントを行っておりまして、そのイベントも大体成功裏に移ってきておりまして、イベントの交流人口のほうもだんだん上がってきているというふうな状況でございます。ただ、鏡野町の観光人口を語る上で一番大きいのが恩原高原のスキー場でございまして、こちらのスキー場について雪が降らなければ6万、7万人に減ってくると。雪が降れば多くなるというふうな状況があるので、鏡野町の交流人口を語る上では恩原高原のスキー場に雪があるかないかというのが非常に大きな重点となってきておると思います。それぞれの各地域でございますけれども、それぞれの各地域、鏡野地域も含めてでございますが、それぞれに温泉施設がございます。その温泉施設を中心に、鏡野町にお客様に来ていただいて呼び戻そうというふうな形にはなっておりますけれども、先ほど仲西議員さんがおっしゃられましたとおり、数字上、奥津温泉等が非常に落ち込んでおる状況でございます。そのような状況を踏まえまして、鏡野町といたしましては温泉でも民宿でもいいんですけれども、スポーツ合宿というふうな形で各岡山県内の高校や中学校、それから大阪の市立の高校や中学校というふうな形で、できれば鏡野町の施設を使っていただいて鏡野町に宿泊をしていただきたいというふうなもののその施策にスポーツ合宿というふうなものを新しく取り入れてみたり、それぞれ国民宿舎いつきであったり、米屋倶楽部さんであったりというふうな形のところに御紹介をして、できるだけの人数を確保していくというふうな状況でございます。ただ、一生懸命やってはございますけども、今現在、実数にはなかなか結びついていないというふうな状況でございますが、今後も各地域の温泉なら温泉であるし、それからキャンプ場ならキャンプ場であるし、それぞれの目的に合ったものを皆さんに御提供しながら、御紹介をしながら鏡野町の観光を発展させていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(岸泰廣君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 今、産業観光課長から説明をさせましたけども、プラス美作学園との包括連携協定による人的交流と、それから平成31年に完成予定でありますトレッキングコースの完成、あるいはさきに行われましたSEA TO SUMMITとか、さまざま今、交流人口もふえておる。実績としてはまだつかんでないところもありますけれども、事業としてはさらに新しいものを加えていきたいとこのように思っておりますし、将来的な展望もあるわけであります。 ○議長(岸泰廣君) 仲西祐一君。 ◆3番(仲西祐一君) ありがとうございます。そういったお話も大変いいお話だと思いますし、今の取り組まれている健康を中心に考えてのスポーツ的なイベントをたくさんされております。だから、健康を絡めて我が町がそれを推し進めていくのは私は大変すばらしいことだと思います。ただ、やはりそこからいろんなものに参加していただいた中でまた鏡野町のファンになっていただいて、また違うことでも鏡野町にまた来てもらう。また、家族で来ようとか、そういった友達と来よう、そういった部分でまた違うイベントがあるとまたそういうのに参加しようと。そういう中で、やはり宿泊とかそういった部分も、特に温泉とかというのも、要するに絡めて活用していけたらいいんじゃないかなあと。大変私もそのように思っております。ただ、そこへ実際、そういったものを、確かに奥津温泉街もやはり当初の昔のようなにぎわいをかなりなくしております。その中で、でも昔90万人来ていたというようなこと、それはやっぱり観光資源がそれだけあったということだと思いますし、それを受け入れる体制も整っていたと。ただ、そういったものがだんだん下がってきたことによって全て下がっていったというのがあると思いますので、そういった部分でこの計画の中にも観光の対策としていろんなことを書いてあるんですが、ちょっと時間、長くなるので一文だけ御紹介しますけども、観光の対策としまして、3番、魅力を生かした観光地づくりということで、奥津湖、奥津温泉の本町の核となる観光地において、それぞれの地域の特性を生かしたサービスの充実を図るとともに観光資源の発掘、活用による新たな魅力を創出、発展させると、そういったこと。それと、地域の魅力をより高めるために、周辺市町村の核となる観光地と連携することで周遊観光を展開する。さらに、宿泊、体験観光施設等の整備や有効利用に取り組むとともに観光客の利便性を考慮した施設の整備を進め、魅力ある観光施設整備を進めるというように書いてあります。だから、そういったことで、やはりまたそういった奥津、ほかの地域もそうですが、実際ふえているところもあるわけです。ですので、町としてもいで湯の町というぐらいですから、やはり温泉地のほうにもしっかり力を入れていただいてそういう施策をしていただきたいと思いますし、そういったスポーツイベントで来られた方々をさらにまた鏡野町のファンにする取り組みをぜひとも今後していきたいというふうに思います。私どももそういった部分では一緒になって、計画とかそういったところにも私らも提案をさせていただきたいとそのように思いますので、ぜひともよろしくお願いをいたします。 そして、何回も以前の多分議会のときにもお話をさせていただいたんですが、鏡野町活性化プロジェクトチームというような特命係の創設をぜひ。総合政策室があるんですから、それはそこまで必要ないのかもしれませんが、私たちも極力参画をしたいわけです。一緒に考えたい。それで、一緒になって事業、町をよくしていきたいと、そのように考えておりますので、何とぞそういった部分もぜひ御検討をお願いいたします。 そして、何度も先ほど、いろんな計画がありますので、それに沿った事業実施を強く要望いたしますとともにPDCAサイクルをしっかりと実施していただいて、また今後に生かしていただきたい、そのように思いますので、そういった部分の取り組みを今以上にしていただいて地域の活性化にしていただきたいと、そのように思いますが、町長のお考えをお聞かせください。 ○議長(岸泰廣君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 課長がにらみつけておりますので、私のほうからちょっと答弁させていただきますけども、先ほど議員申されたように、健康という一つの目的からいえば汗をかくという、汗をかけば自然と風呂に入るというところが一つの目玉であります。しかし、それを先に先に言えば数字も当然ついてくるわけでありますけれども、まず健康を一つのターゲットといたしまして、その目的を達成するためにロードをつくったり、関連する施設、湖でヨットをこいだりしてそれを図るというところであります。そしてまた、風呂に入る、温泉を利用するというのは後からついてくる課題だとこのように思っておりますので、いろいろ知恵をまたかしてやってほしいと思います。 ○議長(岸泰廣君) 仲西祐一君。 ◆3番(仲西祐一君) ありがとうございます。そういった形で、今後とも進めていけたらいいなと思っておりますので、ぜひとも今後ともお互いいろんな相談をしながらやっていけたらというふうに思います。 そして、次の質問に移らせていただきたいと思います。 先ほど答弁にもありましたように、いろんなことに対して24事業を実施して5,687万円支出しておりますということで、まだまだこれからということでありましょうが、それに対しての実際どのような事業をそれに対して実施して、それに対しての実績、どのような結果が出ているのか。例えば、その事業に対して出しております田舎暮らし体験事業と、それならどの程度人が来てどういうふうになっているのか。お試し住宅の整備事業は整備するのにお金がこれだけかかったんでしょうけど、その後実際どのように利用があるのか。そういった部分の空き家の改修補助金が出ている。実際、その実績がどの程度になっていて効果が上がっているのかというのを私はお伺いをしたいわけです。そこら辺について御答弁をお願いできますでしょうか。 ○議長(岸泰廣君) まちづくり課長小林君。
    まちづくり課長(小林英将君) おおむね28年度実施した事業につきましては、9月議会の決算において内容を申し上げておりますが、重複するとは思いますが順に追って説明をしてまいりますと、まず空き家登録の関係でございますと、平成25年度から始まっておりますが、25年度では4件空き家の契約が成立した。26年度ではゼロ件、27年度では1件、28年度では7件。これに対して、掘り起こしをしっかりやっていかにゃあいかんというふうなことがありますので、ツーリズム研究会ともタイアップしながら空き家調査というふうなものを行いまして、400件近い空き家があるというふうな確認をしておるんですが、それについてさらにこちらから行動を起こしていきましょうというふうなことで区長さんのほうにもお願いをして、各ポストにこういうふうな制度がありますからぜひ御利用されてはどうですかというふうなことを実施してくださいというふうなことを今年度に入ってお願いをして、現在実行中というふうなことでございます。 それから、移住・定住ツアーにつきましては、前年度2回行っておりますけれども、夏の分につきましては6家庭13名参加、冬、3月に行いました分については3家庭7名参加というふうなことでございました。これにつきましても、まだまだ参加者を伸ばしていきたいというふうには思っておりますが、前年、お試し住宅を整備したんですけれども、ここに来られたツアーに参加された方が、例えば御主人だけで参加していて、妻が来ていなかったのでここに再度来たいからお試し住宅を利用させてくださいとか、あるいは片田議員の中の答弁にありましたけれども、婚活ツアー等をやっておりますけれども、婚活に県外から参加された例えば女性の方がいらっしゃいましたら、鏡野町に興味を持ったのでぜひお試し住宅を利用して鏡野町を体験させてください、そういうふうな方が秋以降、4組ぐらい利用されているというふうな状況になってきております。そのほか、例えばインターンシップについては先ほど片田議員の中で御説明申し上げたとおりでございますし、そのほか関連したようなものでは、町からの魅力を発信しようというふうなことでPR動画等も作成いたしまして、これをアップしておるというふうなことでございます。 1つずつ全てを説明していくと限りないんですけれども、とりあえず定住促進という中で今回捉えて町長のほうが答弁させていただいておりますけれども、総合計画の例えば9ページに政策体系図というものが載っておると思います。鏡野町として、こういう町の姿を実現するために5つの政策を掲げて、その下に30の施策、これがぶら下がっております。それで、その中で定住化の促進というのは、快適な生活環境の里づくりという政策の中で掲げておる9つの施策、その一つに入っておりまして、それに分類されている事業が24事業であるというふうな見方で答弁をさせていただいております。ただ、本当に定住というふうなところを純粋に考えていくと、例えば子育て支援であったり、健康であったり、観光であったり、あるいは先ほど言われたまちづくりの推進であったり、そうしたものが全てかかわってくるので、本当にじゃあ何と何と何とをピックアップしてというふうなことであれば正確にお答えを返すことができるんですが、この場で全てを詳細にというふうなことは大変難しゅうございますので、そのあたりで御了承を願いたいと思います。 以上です。 ○議長(岸泰廣君) ここで質問の途中でございますけど、本日の会議時間は一般質問が終了するまで延長いたします。 一般質問を続けます。 仲西祐一君。 ◆3番(仲西祐一君) ある程度理解いたしました。いろんな事業もありますから、それは全部が全部は難しいとは思います。 先ほどの話の中でも出ましたように、その移住・定住とかそういった部分である観光PR、そういった部分でツーリズム研究会のお話が先ほども出たと思いますが、御答弁の中で。それで、確かにそこが私もどのようになっているかというところをしっかりやっていただきたいと。たしか、9月議会の答弁でも出ましたが、ツーリズム研究会の経費の内訳としてはかなりのお金を拠出しておりますので、その内訳を上げよったら確かにたくさんの事業がありますが、そういった部分でやっぱり実績が伸びる流れをつくる、そういった部分の中で、やはりツーリズム研究会にいろいろ委託されとる部分で期待値も大きいと思います。その分、私たちもその部分の検証をしっかりしていただいて、もっといいツアーであるとか呼び込みであるとか、そういった部分にしっかりと生かしていただきたいと。そういった趣旨がありますので、こういった質問をさせていただいておるわけでございます。 特に、そこに関連することになるんですけど、今ホームページがありますよね。かがみの里山マルシェとかそういった部分であったりとか、町のホームページにも表に掲載されております観光移住総合サイトといった部分で、いろんな部分でツアーとかそういった部分の呼び込みというのを実際されているとは思うんですけども、私が見て感じるんですよね。その実績を伸ばすためにやはりたくさんの方に来ていただくことが必要でありますし、そういった部分、目に触れて選択肢もたくさんある中で来ていただくというのが必要だと思います。その中で、かがみの里山マルシェのホームページを見させていただいた中で感じるので、やはりいろんなツアー、里山ツアーだなんだというような移住定住にかかわっていく、そういったものがいろんなものでつながっていくんだとは思うんですが、ホームページを見ても直前のツアーぐらいしか掲載されておらず、やはりもうちょっと先の計画をもっと早目に、検討する時期を早目に上げていくとかそういった部分であったりとか、毎年毎年同じようなツアーを繰り返しているようなイメージになっております。そういった部分で新しいカテゴリーをつくったんであれば、そういったカテゴリーをどんどんふやしていくとか、そういったことをやっぱり年々ふやしていって観光客のお客様にしっかり選択していただけるような、そのカップルでとか友達で、家族でとかというカテゴリーの選択ページはあるんですけども、本当にそれに特化してつくっているのかといえばまだまだそこまでに至っていないというのは、もう正直見て感じる部分でありますので、そういった部分をしっかり現状を把握していただいて、そういった部分ももっと広げるようにしていただけたら。逆に、今のホームページですと、見ても選択肢が少ないわけですよ。これ見ても余り意味ないなというイメージを持たれるんじゃないかというふうに思いますので、そういった部分をしっかりともっとつくっていただかないといけないかなあというふうに思います。そういった部分でどんどん来ていただいて、それで鏡野町の魅力を感じて見ていただいた上で、またそういった移住や定住というものをしてみたいというふうに必ずつながると思いますので、そういった部分。執行部の皆さんも多分、私、議員もタブレットを持っておりますので、今すぐ見ようと思えばここで見れます。それを見ていただいて、実際どういうふうに、もっともっと中身のコンテンツをしっかりとしていただく中で、そういった移住・定住である部分につなげていくような努力をしていただきたいというふうに思います。 そして、町のホームページの一番右上にある観光移住総合サイトというようなところにもつながっておりますので、実際、里山マルシェもそれでリンクしております。だから、そういった部分でもうちょっとしっかりとした内容のツアーとか、そういう鏡野町の魅力をもっといっぱいそこで表現していただければ、もっともっと観光、そういった部分にもつながり、いろんなものが今のように絡み合っておりますので、そういった部分の発信をしっかりしていただきたいというふうに思います。 そして、グルメのページとかでもまだまだ5件しか登録されておりません。そういった部分もしっかりと件数をもっとふやしていただいて、もっともっとこのサイトを活用していただいてそれぞれの町の目的とする部分への導入という部分をしっかりとしていただけたらもっともっと効果が出るのじゃないかなというふうに思いますので、そういった部分もぜひ前向きに御検討いただきましてそういった部分のツーリズム研究会への啓発、そういった部分をしていただきたいと思いますがいかがでしょうか。 ○議長(岸泰廣君) まちづくり課長小林君。 ◎まちづくり課長(小林英将君) 貴重な御意見だと思います。観光政策を移住・定住政策とタイアップしてやっていこうというふうなところがもともとの視点ではございますが、やはり鏡野町に多くの方が訪れていただくということは、基本部分で大変必要なことというふうに認識しております。その上で、やはりまちづくり課だけではなくて産業観光課ともしっかり議論し、タイアップをしながら今後、貴重な御意見をいただきましたので、進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(岸泰廣君) 仲西祐一君。 ◆3番(仲西祐一君) そういったことで、引き続き各課の連携も考えながらやっていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。 それでは、次に移ります。 それでは、3番目の職員の逮捕についてですが、いろいろな状況を検討した上で復職させたということは、先生は逮捕されたけど不起訴になったと。ただ、起訴猶予という内容だったと思いますが。事実関係の確認ができて、鏡野町としては何の言ったら処分もなくということで、復職ということであれば、内容の説明は結構なので、その1点だけ。要するに、町の判断としては無実という判断で復職したということでよろしいんでしょうか。 ○議長(岸泰廣君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 不起訴ということをもって復職ということになったということで、その内容につきましても検討を加えております。先ほど、中西議員から御質問がありましたけども、十分審議をし、復職という決定をいたしたということでありまして、無実ということはその審議会の中では一言も使ってないということであります。 ○議長(岸泰廣君) 仲西祐一君。 ◆3番(仲西祐一君) 要するに、私たち町民から見ますと、どういう経緯でどうなったのか。内容、先ほど別の議員さんの質問もありましたけども、ただ復職させた以上、言うたらそういうふうに私はそう思うわけですよね。今のやりとりを聞いている私は、そういう判断でいいんですかということを聞いているわけです。私が町民の方々もこれを見られている中で、わかりやすく理解してもらいたいがためにこういうことを聞いております。だから、そういった町民の方、要するにかかわる方々も、その細かい説明は聞かないわけですよ。だから、やはり不安になられる方もたくさんおられるんではないかと。なぜなのかというところが、ここではっきり話として町民の方が見たときにああそういうことかと理解できるような議論をしたいと思っているんですね。だから、それを復職させたならば、しっかりと町民に説明するためにも、広報紙やケーブルテレビでしっかり町としての見解の説明をするべきだと。名誉回復に努めるといいますか、そういう判断をしたんならそこまできちっとやって、逆に言えばそこに行きたくないというようなことを思われないように、しっかりとしたフォローをしなきゃ復職させる意味がない。現状は町民の方はほとんどわからないです。そういった形でしっかりとした説明をして理解を得ることをしていただきたいですし、人事権は私たち議会にありませんけども、やはりそういったデリケートな内容であれば事前にちょっと相談をしていただくとか、そういう意見を求めた上で判断をしていただくというのも一つ必要ではないのかなと。逆に言えば、私たちに説明もなくそういうことになっていくと、逆におかしいじゃないかというような声も出てくる可能性がありますよね。そこら辺はしっかりしていただいて、説明責任をしっかり果たしていただきたいというふうに思いますがいかがでしょうか。 ○議長(岸泰廣君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 説明責任の前に新聞報道等もあったわけでありまして、その結果、片方では歯科医師でもあるというふうなことでありますし、地域からもいろいろ声を聞き及んでおります。そういうふうなことであります。医師という立場からも、早い復帰をということも望む方もおられます。しかし、結果がついてこないわけにはそういうわけにはいきません。その間は、岡山大学から医師を派遣をしてつないできたということもあります。医師というふうな立場からは、ここでは申し上げられませんけれども、岡山大学の教授も選んでおられたということで、患者のことを一番に考えられて医師を派遣をしていただいたということもあります。行政の立場からいろいろなことを把握しながら、分析をしながら審査会において決定したということであります。内容につきましては非公開というふうなことで明らかにはできません。しかし、不起訴をもって復職といたしましたというふうなことで、内容につきましては町民に何らかの形でお知らせをしたいというのは、検討したいというのは、先ほど中西議員の質問の中でもお話をさせていただきました。それ以上申し上げることはできませんけれども、何らかの形で皆さん方に周知をしたいというふうなことは思っております。そういうことで、皆さん方にこの会期中に説明をなるべくさせていただきたいとこのように思っておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(岸泰廣君) 仲西祐一君。 ◆3番(仲西祐一君) 先ほど答弁の中にもありましたが、検討するというお話ではなくてぜひしていただきたい、何らかの説明を。どのような形でかはまだわかりませんが、このままではなく必ず何かの形できちっと説明ができるような内容を検討していただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。 もう時間がないので、次の質問に行きます。 職員の給与改定についてですが、私の調査ではネット上で市町村のランキングサイトというのがありまして、いろんな内容、たくさんの内容を比較してランキングするサイトがございます。その中で私が調べた内容は、職員の月額平均給与で言いますと、これはちょっと古いんですが、2013年のデータで鏡野町は岡山県内で8位とランキングされております。今の指標の評価の仕方というのではいろいろあるんでしょうけども、私が調べた中で岡山県内の市町村を含めての中でも8位です。要するに、下の市も当然あります。その中では一応上位、町村だけで言うと1位というふうな私の調べた結果ではなっております。そこでは、財政力指数も載っておりまして、鏡野町はその当時、多分2013年でしょうけども、0.37というような財政力指数が出ております。今のトップテンの中では、鏡野町が最下位でございます。近隣市町村では21位が新庄村、22位が美咲町、24位が勝央町、26位が西粟倉村、27位が久米南町、28位が奈義町といったような近隣の状況でございます。その指標、判断というのがいろいろあるのかもしれませんが、ここら辺の関係を鑑みて町民の皆さんの理解を得られると思うかどうか、町長のお考えをお尋ねいたします。 ○議長(岸泰廣君) 総務課長利岡君。 ◎総務課長(利岡憲一君) 仲西祐一議員の御質問にお答えいたします。 その前に、先ほど町長が申し上げました説明書の中で1点ちょっと訂正をお願いいたします。 労働三権のうち団体交渉権、ストライキ権と申し上げましたが、団体行動権でございます。訂正のほうをよろしくお願いいたします。 いろいろデータがネット上にも載っておりますが、仲西議員が言われたサイトのほうの値ですが、これは私のほうも知っております。この中で、一つポイントといたしましては平均年齢というのがございます。これは見ていただければわかると思うんですが、平均年齢が同じ年代で比べておりません。単なる給与を職員の数と平均年齢を出しております。ですから、鏡野町は平均年齢的にはかなり高いランクで載っております。その関係で、上位にその当時、掲載されていると思いますが、最新版の公なデータといたしましては、岡山県の先ほど言いました市町村課が出しております県下の平均データ、ラスパイレス指数というのはそういった年齢層も考慮した中での国家公務員と比べて地方公務員の給与、町村の給与がどこにあるかというのを示した数値でございますので、それで言いますと、先ほど言いましたように鏡野町は94.2、町村で言うと県下の上位から8番目というところになっております。 以上でございます。 ○議長(岸泰廣君) 仲西祐一君。 ◆3番(仲西祐一君) 時間がないので、もう。先ほど言われたように見解の相違、その数値の違いは多分あると思いますが、これも実際に全国の数値が全部載っています、多分知っておられると思いますけども。ただ、平均給与、年齢の今の比べ方が果たして正しいのか、職員の平均給与として判断するのが正しいのか、そこら辺はそれぞれ見解があると思いますが、私はそのようにそっちの方向で見るとかなり数値の高いようになっているのではないのかなあというふうに思いますので、そこはそれぞれの見解で御判断いただきたいというふうに思いますので、以上をもちまして私の質問をこれで終了させていただきます。 ○議長(岸泰廣君) 以上で3番仲西祐一君の一般質問を終わります。 ここで17時15分まで休憩いたします。              午後5時5分 休憩              午後5時14分 再開 ○議長(岸泰廣君) 会議を再開いたします。 休憩前に引き続き一般質問を行います。 次に、一問一答方式により7番原 章倫君。 ◆7番(原章倫君) 失礼いたします。7番原 章倫です。 議長の許可をいただきましたので、質問させていただきます。 今回は大きく2点、公共交通機関、そして子育て支援の部分を町長並びに教育長にお尋ねをいたします。 まず、1問目であります、公共交通機関についてでありますが、今、高齢者ドライバーによる交通事故が社会問題化になっているところであります。運動機能や判断力の低下、さらには認知症などが原因で車の操作誤りによる悲惨な事故が日々報道される中、自動車の運転に不安を感じる高齢者の移動手段の確保など、社会全体で高齢者の生活を支える体制が不可欠であります。記憶にまだ新しいところでありますが、事故でありましたが、昨年10月に横浜市で87歳の男性運転で、認知症の疑いのある軽トラックが集団登校していた小学生の列に突っ込み児童が死亡、重傷を受けた事故がありましたが、大きな衝撃を受けたものです。交通機関が十分でない地方では、高齢者にとっては免許返納への抵抗感が強いのも現状だと思います。 今、町においては、町民の足として4地域に、上齋原地域にはトロリンバスの運行、富、奥津地域では福祉バスの運行、鏡野地域においては町営バスの運行による町民の移動手段が運行しているわけでありますが、そこで町長にお尋ねをいたしますが、各地域運営の目的がどのように異なるのか。ただし、トロリンバスにおいては、園児、児童の利用があるのは別といたしましてお尋ねをいたします。 次に、同じく②といたしまして、前段においてお話をしました、高齢者において生活の足である公共交通機関であるバス利用で、同じ条件で同じ利用目的において利用できなければ公平を欠く運営と思いますが、町長の所見を求めます。 次に、大項目の子育て支援についてお尋ねをいたします。 国においても少子・高齢化を克服し、高い経済成長を目指す人づくり改革による3歳から5歳児の幼児教育・保育を原則として、全て無償にし、高等教育まで無償化の対象を広げるとの閣議決定がなされ、2019年度からの消費税アップと起業の拠出金で2兆円の財源で確保し、少子・高齢化対策を表明したところでありますが、我が町において平成28年から第2次総合計画において、基本計画である子育て支援の充実において子育てしやすいまちづくりだと感じている町民の割合を平成26年度、80.7%を平成33年度の目標値を90%に設定していますが、まず安心・安定して産み育てることができる鏡野町であることが望まれるわけでありますが、新生児の出生にあたり、上のお子さんが保育園に預けている場合、お母さんが自宅で子育てをしているということで、5歳、4歳、3歳は保育園利用が短時間預かりとなり、2歳、1歳児については、預かることができず、自宅において安定した保育生活を送る手助けを町として協力することが子育て先進地であると、子育てしやすい町だと感じてもらえると私は思っておりますが、この質問に、町長、教育長ともにお二人の所見を私は求めたいと思います。 登壇におきましてはこの質問で終わり、あとは質問席でやらせていただきます。 ○議長(岸泰廣君) 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 7番原議員の御質問にお答えをいたします。 公共交通機関の充実についての御質問でありまして、小項目1の運営目的の違いについての御質問であります。 平成14年の道路運送法をきっかけに、それまで走っていた民間バスにつきましては赤字路線につきまして次々と撤退をいたしました。利用者の方々の移動に支障が生じたことから、各自治体コミュニティバス、あるいは福祉バスといった形でバス事業に参入し、現在に至っております。現在、各地を走っておりますバスにつきましては運行形態はさまざまでありますけれども、運営に係る目的は同じだろうとこのように考えます。運行形態につきましては、利用料金をいただくバス、つまり町営バスや共同バスなどにつきましては、道路運送法の規定により運行許可を必要といたします。しかし、トロリンバスや奥津・富地域の中を走っております福祉バスにつきましては、無償で運行を合併前の町村から続けております。こちらは利用料金をいただかないということで、道路運送法による許可を必要としておりません。同じバスでありますけれども、運行形態の分類といたしましてそういうところに違いがあるということであります。 小項目2の同条件でということでありますけれども、平成17年3月に町村合併以来、それまで各地域におきましてばらばらに行われてきたバスの運行形態につきましても統一させたいという思いから検討を重ねて現在まで来ております。その中で、地域による不公平感があってはならないことから、例えば同じ料金をいただくとすれば、どこの地域についても役場本庁舎や鏡野病院、あるいは商業施設などに行くことができなければいけないということもありまして、運輸局等とも相談してきたわけであります。現在の道路運送法におきまして、国道179号線が中鉄北部バスの定期路線になっております。この路線につきまして、町営バスが新規ルート路線として国道を運行することは、つまりできないわけであります。トロリンバス、福祉バスを町営バスの形態に変更しようとしても、基本的に中鉄バスの運行ルートに接続される部分までしか認められないといったことであります。そういたしますと、周辺地域の皆様方には、中鉄北部バスのバス停に出るために一度料金を支払いまして、そこからこのあたりに出てくるためにまたバス料金を支払わなければいけないということになるわけです。周辺部の負担感がますますふえるといった懸念もあり、またバスを乗りかえるというそういう御苦労もあるわけであります。仕方なく、それまでの状況を今もなお維持しているということであります。 そうした中におきまして、同条件というよりは現在の法律も踏まえまして、多くの方々に使いやすい公共交通機関というのを確立していくためにどうするべきかということを念頭に置きまして、先般、町内2,000人の方を対象にアンケート調査を行いました。まず、利用者から直接聞き取りを行うなどしております。そうした意見を参考にしながら、今後、充実した公共交通機関の確立ができますように努力してまいりたい、このように思っております。 ○議長(岸泰廣君) 年岡教育長。 ◎教育長(年岡康雄君) それでは、7番原議員の2項目めの育児休業中の保育園利用につきましての御質問に対してお答えを申し上げたいと思います。 育児休業中の保育園の継続利用が必要な場合は、平成28年8月より保育園に上の子供さんがいる場合は、認定こども園2カ所につきましては幼稚園部の利用で8時半から1時半まで、また保育園に関しましては5歳、4歳、3歳の子供さんたちにつきましては短時間利用の活用となり、朝8時から夕方4時までの8時間のお預かりができるという形での選択ができます。2歳児、1歳児につきましては、既に入園されている児童が保育の継続利用が必要であると認められる場合につきましては利用できることになっております。ただ、それぞれ事情がある方がいらっしゃいますので、個別の相談でお受けをいたしております。ニーズとして、育児休業中の継続利用の要望が高いことは重々承知しておりますが、現状といたしまして2歳児未満の継続利用が増加いたしますと、他の保育の必要度が高い児童が入園できないという状況を生みかねないという心配がございます。入園児には、4時以降にも時間外保育を利用されることが可能ですし、入園されていないお子様につきましては一時預かりという制度がございますので、それを利用することもできますので、皆様の状況に応じてそれぞれの御利用をいただければと考えております。十分にお預かりできないことが起きていることは現実でございますので、これについてはおわびを申し上げたいと思いますが、現状の中で町としてできることを精いっぱいやっているつもりでおりますので、御理解を賜りたいと思います。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(岸泰廣君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 7番原議員の子育て支援の充実についてであります。 私も答弁せよということであります。あえて答弁をさせていただきますけども、子育て環境というのは国民的な課題でもあります。 そういう中で、我が町では先駆けていろいろな施策を考えておりますけれども、国の手当てもいろいろ今脚光を浴びている中でありまして、その分を講じますと鏡野町の予算的な余裕も出てまいります。それをほかに拡充するということも当然考えられますけれども、考えられますということで実施しますというところまではなっていないわけでありまして、さまざまに皆さん方からいろいろ御要望もいただいておりますことを参考にしながら施策にあたっていきたいとこのように思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(岸泰廣君) 原 章倫君。 ◆7番(原章倫君) 済みません、議長、資料をちょっと自席にとりにいってもよろしいでしょうか。 ○議長(岸泰廣君) はい。 ◆7番(原章倫君) 済みません、それでは再質問に入りますが、その前に1つ、再質問の内容にちょっと連動する形で、確認を1点させていただきたいと思います。 交通機関でありますけれども、各地域4地域、いろいろと条例規則、そして要綱で運営をなされております。鏡野地域の町営バスにおきましては条例規則で運行し、そして残り3地域のトロリンバス、福祉バスにおきましては要綱で実施をしておるところであります。例えば、この要綱の中身を改正並びに廃止をするということになれば、これは議決に付すべきものなのか、必要がないのか、そこをお尋ねします。 ○議長(岸泰廣君) 総務課長利岡君。 ◎総務課長(利岡憲一君) 原議員さんの御質問に対してお答えいたします。 規則、要綱につきましては、上位法令に抵触しない限り、議会の承認は必要とはしません。 以上でございます。 ○議長(岸泰廣君) 原 章倫君。 ◆7番(原章倫君) 先ほど、運営する形態はさまざまであるが同じ目的であるということが町長の答弁でありましたが、この4地域の目的、全てばらばらであります。今現在、要綱におきましても3地域、トロリンバスにおきましては幼児、それから児童が利用するというところは別として、要綱の中身を言えば、ちょっと説明をさせていただきますけど、鏡野地域の町営バスにおきましては目的ということでなく趣旨という形で表現をしております。そして、あと、福祉バスにつきましては、富、奥津地域において社会福祉費のほうから運営をなされており、目的といたしまして富の福祉バス運行に関しましては、富地域内における日常生活の交通手段を確保するために鏡野町富地域福祉バスを運行し、生活支援と福祉サービスの充実を求めるところを目的としているということでございます。そして、奥津におきましては、高齢者及び障害者等の奥津地域の交通手段を確保するため奥津地域の福祉バスを運行し、住民福祉の一層の向上を図るということの目的で運行をしておりますが、今、町長が答弁をされたように、ほぼ目的は同じだろうとこのように思いますが、町長、ここにおいて、もう合併から12年たっております。その中で、名称は別として、同じ目的であればその要綱がバラバラというのもちょっと私は問題かなとこのように思いますがどう思われますか。 ○議長(岸泰廣君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) まさに議員の申されたとおりだとこのように思います。時期が到来するかと申しますか、広域連携協定の中で今、津山と鏡野町の間でバスが運行されようと、お互いに乗り入れるということが協議をされておりますけれども、そういうことも踏まえて十分検討しながら町内を運行されるバスの利用状況、目的、趣旨につきましても統一を図る必要はあるとこのように思っております。そうでないと将来話が矛盾してくるというふうなことも考えられますので、十分検討してまいりたいとこのように思っております。 ○議長(岸泰廣君) 原君。 ◆7番(原章倫君) 検討していくということでありますが、町長、鏡野町に公共交通関係の交通会議というものがあるじゃないですか。そこで協議はなされてないんですか。 ○議長(岸泰廣君) まちづくり課長小林君。 ◎まちづくり課長(小林英将君) 現在、鏡野町の中に公共交通会議というものがございますが、これで扱っておりますものは前提として道路運送法に関係するもの、要するに有料で走っているバス、これを対象としております。ですから、福祉バス等々については料金をいただいてないということから法の対象にならないので、とりあえず協議会の中での協議の対象とはなっておりません。 以上です。 ○議長(岸泰廣君) 原君。 ◆7番(原章倫君) 今、まちづくり課長の説明で、有償の部分のみということでありますから、鏡野の町営バス並びにそれから箱線、それから勝山線、それからマルナカ線等々の部分のみの協議ということで理解していいんですか。 ○議長(岸泰廣君) まちづくり課長小林君。 ◎まちづくり課長(小林英将君) 基本的には、そういうふうに御理解をしていただければと思います。ただ、町全体の交通施策なんぞを考えるときには、その協議会の中で今の鏡野町の状況がどうなっていますという説明の中で、こういった形態で福祉バスなんかがありますよというふうな説明はしてきております。従前、町長が申し上げましたように、こうしたことをまず町内のほうとして統一したいというふうな思いがあったものですから、いろいろと協議をしてきたんですが、やはり今の道路運送法が今の運送事業者、ここら辺でいうと中鉄北部バスさんになりますが、そこを守るような法律形態となっておりますことから、全く法律の中でその路線を重複して走るというふうなことを法の中で考えていないというふうなこと。要するに、走ることによって営業に支障が出るとかそういうふうな意味合いが含まれているんだろうと思うんですけれども、そういったことがありまして、そういう路線を除くところについては走らすことは可能であるが、そうでなければだめというふうなことがありましたので。そうなってくると、やはり地域間において不公平感が出てくる。まして、周辺部から離れた北部の地域等々になりますと、負担はふえるし料金もふえるというふうなことになるので、あえてそういうふうなことができないなら、今の状況であるなら昔ながらの政策を今までどおり続けていくほうがいいのではないかというふうな結論の中から今の状況を保っているというふうな状況でございます。 ○議長(岸泰廣君) 原君。 ◆7番(原章倫君) 町長、今後検討していくということでありますけれども、上齋、奥津、富の要綱に関しては、これはもう早速、今、総務課長が言われたように議決案件ではないので、そこら辺も目的が同じということでございますので、その辺は十分要綱で一本化できるんじゃなかろうかとこのように思いますので、よろしくお願いをいたします。 それから、公平な運行をということで私が申したのは、やはり同じ4地域において同じ条件で高齢者が移動手段で利用する部分で料金が無償と有償ということが、余りにも私としては非常に違うんじゃなかろうかとこのように思うわけであります。どちらに合わせなさいという意味合いではありませんが、同じ高齢者で移動手段、目的、例えば病院、買い物、それから役所関係に足を運ぶ、利用するバスにおいて、同じ条件の人が有償と無償ということは非常に私はよろしくないとこのように思っておりますので、今後その辺、十分考えていただいて改善していただきたいなあとこのように思いますので、よろしくお願いをいたします。 それから、2点目であります。 保育のほうでございますが、まず育児、新生児を育てていくというところの中で、育児休業中に上のお子さんが短時間になるということは非常になかなか大変だろうと思うわけでございますが、先ほど教育長の説明で、新規に入られる方の負担が難しくなってもいけないというような説明でありますが、ここで国の指導においてゼロ歳児は3人のお子さんに1人の保育士が必要、それから1歳、2歳におきましては6人に対して1人の保育士が要るというような、これはもう配置基準というのは決まっているんですか、それともおおむねなんですか。 ○議長(岸泰廣君) 年岡教育長。 ◎教育長(年岡康雄君) 保育所におきましては、子供の保育に資するという中で、国の指針によりまして明確に0歳児3人につき1人、1歳、2歳児につきましては6人に1人、保育資格を持った職員の配置が必要でございます。 ○議長(岸泰廣君) 原君。 ◆7番(原章倫君) それで、5歳児、4歳児、3歳児においては、もうそこそこ判断もつく年ではあります。そして、1歳、2歳の上のお子さんに対して、条件的に預かることができるというような意味合いを私はちょっとお聞きしたことがあるんですが、その辺の条件というものはどういう条件なんでしょうか。 ○議長(岸泰廣君) 学校教育課長宗森君。 ◎学校教育課長(宗森妙子君) 条件といいますが、児童福祉の観点からお子さんの環境が変わりますと発達上好ましくないといった場合でありますとか、例えば産後のお母さんの体調が悪いであるとか、そのような条件があります。それにつきましては、個々の皆さんの状態を御相談しまして、受けまして決めたいというふうに柔軟には考えております。 以上です。 ○議長(岸泰廣君) 原君。 ◆7番(原章倫君) 特別、そのお子さんのこととかお母さんの関係とかにおいては預かることができるが、ただ普通の方というのはおかしいんですが、預けておられた1歳児、2歳児の方は御遠慮を願いたいということの理解でよろしいんですか。 ○議長(岸泰廣君) 年岡教育長。 ◎教育長(年岡康雄君) 言葉をどのように選ぶかはあるんですが、御遠慮願いたいという考え方は持っておりません。ただ、保育を必要とする事由というのがある程度定められております。その事由の中に、育児、家事につきましてはこれを保育園に預けるための事由の中には該当しませんので、家庭の中で保育、育児をしていただきたいというのはございます。ただ、先ほど課長も申し上げましたように、その保育、育児をいたしますお母さん方の御負担の件もございますので、十分必要な場合には御相談いただきながらできる限りの対応はしていきたいと思っております。ただ、先ほど、議員のほうから御質問もございましたように、乳児1名を預かることに対して、3人を超えますと2人の保育士が必要になるということもございます。しっかり努力はしてまいりたいと思いますが、なかなか保育士の確保等の現状も厳しい部分もありますので、鏡野町として今6園ございますので、この中で対応していただいたりとか、いろんな提案をしながら、お母さん方としっかりと子供の保育というものにつきましては向き合っているつもりでおりますので、御理解を賜りたいと思います。 ○議長(岸泰廣君) 原君。 ◆7番(原章倫君) 2子、3子目になりましたら出産の月も十分想定できるので、その辺の預けているお子さんを迎えに行く際等に、保育士さんに相談をすれば事前に何カ月先とかという部分が十分把握できると思うんですが、そこでいろいろな園、6園で対応し、そして事前にそういう調整部分もしていただく努力はお願いしたいとこのように思います。特に、1歳、2歳というのは非常にまだまだ手のかかる目の離せないお子さんの保育であります。それを、乳児とそういう1歳、2歳の小さい子を同時に見るというのは大変負担もかかり、そしてこういうことはあってはいけませんが、疲れ、ストレス、そういう部分で虐待等々もあってはなりませんので、その辺も保健師さんとも十分にお話をされてそういう対応をしていただきたいとこのように思います。よろしくお願いをいたします。これで私の質問を終わります。 ○議長(岸泰廣君) 以上で7番原 章倫君の一般質問を終わります。 次に、一問一答方式により13番櫻井邦紘君。 ◆13番(櫻井邦紘君) 13番櫻井邦紘でございます。 ただいま議長のお許しをいただきましたので、通告書に従いお尋ねをさせていただきます。 私は稼働を始めてから3年目を迎えている鏡野町地域情報通信施設整備運営事業と町営バスの運行についてお伺いをいたします。 まず、大項目1、将来を見越して約100億円の大金を投じた情報通信施設事業につきまして、私の素朴な疑問を山崎町長に投げかけてみたいと思います。 小項目1でございますが、屋内告知放送、有線テレビ放送、インターネットの接続の3点について、それぞれ現在の利用世帯数と当初計画との比較をパーセンテージでお聞かせください。 次に、中項目ロ、放送内容についてお聞きをいたします。 小項目1、災害などの緊急時には、告知放送とテレビ放送はリアルタイムで放送するシステムになっているのかどうか伺います。 次に、小項目2でありますが、町の花火大会はリアルタイムで放送され、自宅でも楽しむことができます。例えば、議会の実況や児童・生徒のスポーツ大会などリアルタイムの放送番組をふやすことはできませんか、伺います。 小項目3、録画放送・天気放送の2ちゃんねるは繰り返し繰り返し24時間放送しておるわけでございますが、無駄なように思えてなりません。深夜、休まずの放送は不要に思いますが、なぜ休止しないのですか。 小項目4、山火事、おれおれ詐欺などの字幕放送のタイトルを、たまには目新しいものに変えて、視聴者に新鮮な感覚で注意を喚起する工夫はできませんか。 小項目5になりますが、有線テレビの審議会ではどのような意見が出ているのでしょうか、伺います。 小項目6ですけれども、10月22日は衆議院議員の投票開票日でございました。当日、町の文化祭の催しもあったところでございます。その会場の入り口で、鏡野テレビの放映についてのアンケート用紙が配布されておりましたが、そのアンケートの集計結果の内容を認識されておりましたらお聞かせください。 次に、一般通告書では⑧になっておりますけれども、J-ALERTの訓練のふぐあいが生じた件であります。 総務省消防庁は、11月14日に北朝鮮のミサイルの発射や災害情報を国から自治体へ伝える全国瞬時警報システム、いわゆるJ-ALERTの一斉訓練を実施しました。翌日のその報道を見ますと、全国の29自治体でふぐあいが発覚。鏡野町も、屋内外の告知機が作動せず、操作を手動に切りかえて対応したと伝えられ、関係機器の設定の誤りと見られる、このように報じられておりましたが、このふぐあいは改善されたのかどうかお尋ねをいたします。 次に、大項目2番目でありますが、福祉バスの改善についてお尋ねをいたします。 私は数年前、総務常任委員会に所属しておりましたときに、委員会の所管調査で町を利用者からの依頼に応じて走るオンデマンドバスの運行をしている町の視察を行いました。足のない人を戸口から戸口まで送迎する町を大変うらやましく思い、鏡野町もそのようなシステムが構築できないか、一般質問をした経過がございます。山崎町長からは、鏡野町は地形的に無理があり、まねができないが、今より福祉バスの運行の効率をよくすることを検討しているので、もう少し待ってほしいとの答弁であったと記憶しております。その後、運行時間の変更や路線の変更、あるいはPLANT-5への乗り入れなどの改善もなされたところでございますが、バスの乗客数は今も余り変わらずもったいない気がしておるところでございます。便利な福祉バスを運行するにはお金がたくさん要ると思います。しかし、現在の家庭環境は車に頼らないと、買い物、病院、役場、その他の所用もままならない状態にあります。その点、現行の町営バスを頼りにしている人も多いわけでございますが、回数が少ない、用事を済ませてからの待ち時間が長い、バス路線まで遠いなど、利用者にとっては不便で効率が悪いと思います。何とか対策を講じていただき、車便のない方も元気で外出ができ、用事をしたり活躍ができるような町営バスの運行を本気で考えてほしいと思います。先ほど、原議員の答弁の中に、バスの利用者からのアンケート調査を参考にして検討したいとの答弁もございましたけれども、便利が悪くて利用していない方の声も聞いていただきまして早急に結論を出していただき、便利な町営バスの運行を実施してほしいと思います。山崎町長のお考えをお聞かせください。 以上で登壇でのお尋ねを終わります。 ○議長(岸泰廣君) 13番櫻井邦紘君に申し上げます。 小項目の福祉バスという形で、これは町営バスに変えてくれというような意味ですか。福祉バスは奥津エリアを走っているバス。 ◆13番(櫻井邦紘君) 町営バスと福祉バスとを混同している点があると思いますけれども、福祉バスも町営バスも両方を考えていただきたいと思います。 ○議長(岸泰廣君) 小項目へ町営バスの項がないので、福祉バスの改善という形で出されておりますけど、そのほうの答弁でよろしいでしょうか。 ◆13番(櫻井邦紘君) できればそのようにお願いします。 ○議長(岸泰廣君) 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 13番櫻井議員の御質問にお答えをしたいとこのように思います。 大項目であります、鏡野地域情報通信施設整備運営事業についての御質問であります。 中項目イの現在の利用世帯数と当初計画の比較でありますけれども、小項目1の告知放送につきましては、当初計画におきまして、奥津、上齋、富の3地域で1,108世帯、鏡野地域が4,000世帯の合計5,108世帯を分母といたしまして当初の加入率予測をしておりまして、平成29年10月末の現在では、加入率は告知放送が4,823件で94%となっております。 次に、小項目2の有線テレビ放送につきましては、当初の見込み計画において、奥津、上齋、富の既存の3施設につきましては1,108世帯、全世帯が加入しております。新規に整備した鏡野地域では、4,000世帯のうち加入率を34.2%と設定した計画にしておりまして、分母を2,476世帯といたしまして、10月末の加入件数3,727件で加入率を計算いたしますと対計画値で150%となります。 次に、小項目3のインターネットの接続状況でありますけれども、鏡野地域以外の3地域につきましては1,108世帯の48%、鏡野地域は4,000世帯の36.9%を加入率計算の基準としております。それによりまして、分母を2,007世帯としまして、接続件数におきまして2,434件で加入率を割り出すと121%の接続となっております。 なお、平成27年の指定管理におきまして、運営を開始した時点から現在までの加入実績の比較では、告知放送が108%、有線テレビ放送が104%、インターネット接続が118%となっております。 続きまして、中項目であります放送内容・機器管理であります。 小項目1でありますけれども、緊急時の告知放送につきましては、昨今の台風接近に伴う注意喚起、あるいは行方不明者のお知らせ等で告知放送を利用しているところであります。テレビ放送につきましては、現状では放送を行える体制にはありません。有線テレビの運営を指定管理者に委託していることもありまして、緊急時に招集する体制構築は難しい状況にあります。また、現状の体制では、NHK、民間放送局のような放送もできない状態であります。情報は、テレビのリモコンのdボタンを押しますと、データ放送により緊急時、あるいは地震情報、あるいは台風情報等の防災情報がリアルタイムで表示をされますので、ぜひ御活用をしていただきたいとこのように思います。 次に、小項目2の御質問につきましても、現状におきましては随時生放送を放映する体制にないことから、現時点では年度当初から予定をしております鏡野町大納涼祭、氷紋まつりを生中継とする計画としております。 次に、小項目3の御質問であります。 深夜帯の放送を休止した場合、リモコンのdボタンを操作しても情報が閲覧できなくなります。例えば、お悔やみ情報や文字情報等も閲覧できなくなります。したがいまして、いつでも住民の方に情報を閲覧をしていただくためには、文字情報を含め、24時間放送は必要であると考えております。 次に、小項目4であります。 現在の取り組みといたしまして、番組のテロップやロゴに画像を挿入したり鮮やかな色を使用するなど、視聴者の印象に残るような工夫をいたしております。また、今後もインパクトのあるタイトルを考えるなどして、視聴者に愛着いただけるような番組の制作に努力をしてまいりたいとこのように思います。 次に、小項目5の質問でありまして、番組審議会からの答申といたしましては、2番組、「はたらく町内の星」、そして「かがみの情報局」、これを対象に審議を進めていただきました。どちらの番組も地域に密着した内容でありまして、好評をいただいております。視聴率を算出するアンケートの方法、かがみの健康づくり体操の放送時間の短縮等を検討すべきとの意見もございました。 次に、小項目6の10月22日に文化祭を行いました。御来場いただいた方にアンケート用紙を配布し、36名の方から回答をいただきました。有線テレビの自主番組を見ていますかの問いでは、毎日見ている、毎日でないが見ているの回答が78%、音声告知を設置していますかの問いでは、設置しているが、町外の回答を含みますが83%設置していると答えた方に、音声告知機の定時放送を聞いたことがありますかの項目では、聞いている、必ずではないが聞いていると回答した方が78%。番組であります「おしん」を見ていますかの問いでは、見ているとの回答が28%、その他有線テレビで取り上げてもらいたい内容につきましては、スポーツ番組等の意見が多く、地域の放送をもっとしてほしいという意見がございました。 最後の小項目7の御質問であります。 11月14日、J-ALERT全国訓練時のふぐあいにつきましては皆様方に御迷惑をかけたところでありますけれども、それらのシステム設定に誤りがあったということであります。設定の修正を行いまして、その日のうちにふぐあいは解消しております。 大項目2の福祉バスの運行についての御質問であります。 小項目1の改善の取り組みにつきましては、現在、福祉バスとして運行しておりますのは、奥津地域福祉バス、上齋原循環トロリンバス、富地区福祉バスでございます。奥津地域福祉バスにつきましては、高齢者及び障害者等の奥津地域の交通手段を確保するため、あるいは上齋原循環トロリンバスにつきましては、園児、児童、高齢者及び障害者等の上齋原地区民並びに観光客の交通手段を確保するため、また富地区福祉バスにつきましては、富地区内における日常生活の交通手段を確保することを目的といたしております。地域における交通弱者と言われる方が、日用品の買い物、あるいは地域の診療所、あるいは福祉施設等へ移動する手段として主に利用されております。それぞれの地域の方々が、週に1度は地域の診療所に通える運行時間等を設定しております。診療日の変更等があった場合には、路線の変更、あるいは運行時間につきまして検討し、調整をしてきております。利用者はここ数年、減少傾向にあります。その要因として考えられることは、今まで利用した方が高齢化によりバスも利用できなくなっていることが原因の一つと考えられます。高齢化の進む中におきまして利用者の利便性を考えるときに、乗り合いタクシーあるいはデマンド交通、あるいは地域の共助による移動支援などによりまして、高齢者がバス乗り場まで行くことができず、自宅から乗車でき、目的地に行ける方法を検討していくことが今後の課題であります。議員の申されたとおりだとこのように思います。また、タクシー利用に対する助成制度の検討も行っておりますけれども、それに係る財源の問題、あるいは利用者の公平性の問題等が考えられ、既に実施されている他市町村の調査もあわせて進めているところであります。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(岸泰廣君) ここで13番櫻井邦紘君の一般質問の途中でありますが、18時15分まで休憩いたします。              午後6時9分 休憩              午後6時15分 再開 ○議長(岸泰廣君) 会議を再開いたします。 休憩前に引き続き一般質問を行います。 13番櫻井邦紘君。 ◆13番(櫻井邦紘君) 御答弁をいただきましたので、再質問をさせていただきます。 まず、大項目1の町の情報通信施設事業について、中項目イ、現在の利用状況と当初計画との比較について御答弁をいただきました。 その中で、告知放送は緊急事態を町民に知らせる大事な放送設備であるというふうに思いますけれども、94%という敷設率でございますけれども、町の安心・安全を考えると全戸の敷設が理想と思いますけれども、未達成の理由は何ですか。 ○議長(岸泰廣君) くらし安全課長武本君。 ◎くらし安全課長(武本吉正君) 告知放送の重要性につきまして、100%ということを目指して当然いかなければならないということでございますけども、一応、町の重要な施策の中でそういった取り組みをしておるわけなんですけども、やはり最終的には設置につきましては御本人さんの同意、承認が必要ということでございます。そうしたことを受けまして、一応の啓発、啓蒙はやっていく中で、まだ御理解がいただけてない部分もございますということで100%になっていないのが現状でございます。 以上でございます。 ○議長(岸泰廣君) 櫻井君。 ◆13番(櫻井邦紘君) 告知放送を全戸に伝えることができるように、今後とも努力をしていただきたいと思います。 告知放送は耳の不自由な方にも届く工夫というものをしてほしいと思いますけれどもどうでしょうか、検討をしていただきたいと思いますが。 ○議長(岸泰廣君) くらし安全課長武本君。 ◎くらし安全課長(武本吉正君) 耳の御不自由な方には当然音声告知というものが伝わらないということでございまして、そういった方について区長会のほうからも御要望を当然いただいております。そして、検討を重ねていっておるところでございまして、一番何が今有効な手だてかということも含めまして前向きに検討を進めているというのが現状でございます。メールの配信、そういったものも含めて、今、どういった形でやるのが一番いいのかということを検討しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(岸泰廣君) 櫻井君。 ◆13番(櫻井邦紘君) ぜひ、検討を重ねてほしいと思います。 次に、テレビ放送、インターネットの接続等の利用者が計画以上に多かったということでございますが、私はこの設備に加入する前にテレビ津山に加入しておりまして、テレビ津山に比べてチャンネル数も少ないし利用料金も高いというふうなことでございますけれども、計画を上回ったということで料金の再検討、受信料とかインターネットの接続料等について安くなるようなことはありませんか。ぜひ、検討をしていただきたいと思いますが。 ○議長(岸泰廣君) くらし安全課長武本君。 ◎くらし安全課長(武本吉正君) 加入率、当初の見込みということにつきましては4,000世帯のうちの34.2%に設定をしたという経緯がございます。今おっしゃられたようにテレビ津山に加入されていた方、それからアンテナを独自で立てられて受信をされている方、さまざまでございますけども、一応見込みの中でそういう数値をつくりましたけども、5,108世帯を分母とするのであれば、当然、有線テレビの加入率というものは今現在で73%に見合う状態になっているということでございますけども、これにつきましても運営をしていく上で十分な利用料金ということではございません。幾らあっても運営に係る費用というのは当然かかるわけでございまして、これを今の段階で利用料を下げるというふうな今の思いには行き着かないというのが現状でございます。御理解をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(岸泰廣君) 櫻井君。 ◆13番(櫻井邦紘君) 当初計画というのは、利用者の目標を決められておると思いますけれども、当初と今、3年近くなるわけですけれども、そろそろいろいろ見直しをして、もう少し手軽に安く見えるテレビ放送、あるいはインターネットの接続、ぜひ検討してもらいたいと思いますがいかがでしょうか。 ○議長(岸泰廣君) くらし安全課長武本君。 ◎くらし安全課長(武本吉正君) 今の状況の中で見直しを検討いただきたいということでの御要望と御理解いたしますけども、いろいろとその状況、運営に関して全体の流れを検証しながらそういった利用料の設定というものを動かしていく必要があろうかと思いますので、今すぐに、じゃあこうしますという御答弁にはなりませんけども、御意見を賜ったということでございまして、持ち帰りまして全体見直しを一度見詰め直して、それからの検討とさせていただければと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(岸泰廣君) 櫻井君。 ◆13番(櫻井邦紘君) 小項目1の緊急時の告知放送とテレビ放送のリアルタイムの件でございますけれども、現状では放送を行う体制にはなってないという答弁でございました。 御承知のとおり、10月22日はファンライド鏡野2017と題して自転車競技の大会が予定されておった日でございますが、あいにく台風21号の襲来で、告知放送は大会の前日に中止する旨の放送をいたしました。ところが、テレビ放送のほうは録画でございますから中止の放送はなく、大会期日が終了してもその週のテレビ番組は流されるわけでございますから、告知放送を聞いておられる方はテレビ放送を見て滑稽であり、違和感を感じるし、告知放送を聞いていない人、テレビを見ている人は予定どおり行われるんだなあと、こういった錯覚を起こすわけでございますけれども、これは10月22日に限らず、録画放送ですから行事が終わっても続けて放送しております。これは非常に違和感を感じるわけで、テープを削除するとか、あるいはお断りするとか、何らかの手だてができないかお尋ねをいたします。 ○議長(岸泰廣君) くらし安全課長武本君。 ◎くらし安全課長(武本吉正君) 10月22日、ファンライドに限らずという、当然のお話だと思います。途中で中止になりました。告知放送が流れて、テレビはそのまま開催の御案内という状況は大変おっしゃられるとおり違和感といいますよりも、そういう事態はあってはならないというふうに私どもも考えております。今後、持ち帰りましてその辺の検証をいたしまして、中止、削除、そういった手はずが整えれるようにちょっと協議をさせていただきたいというふうに考えます。よろしくお願いいたします。 ○議長(岸泰廣君) 櫻井君。 ◆13番(櫻井邦紘君) やはり、テレビ放送とそれから告知放送をどっちも聞いておる人ばかりはいないので、ぜひともそういう違和感のない放送を検討していただきたいと思います。 次に、小項目3でありますけれども、実況放送等のリアル放送を、御答弁のように花火大会、あるいは氷紋まつりを映し出されておるわけですけれども、もう少し議会の実況とか児童・生徒のスポーツ大会など、リアルタイムの放送番組をふやしていただくようにお願いをしておきたいと思います。 次に、24時間連続放送のことにつきましてお尋ねをして答弁をいただきました。24時間の放送が必要だという答弁でございました。 次に、小項目4の字幕放送につきましては、私が見る限りではいつも同じような放送というふうに見ておるわけですけれども、工夫をしておるということでございますので、今後とも見る人が本当に見ようという気になって見えるような画像を工夫してほしいと、このようにお願いをしておきたいと思います。 小項目5、小項目6のテレビ審議会、あるいは文化祭のときのアンケートの集計結果についても御答弁をいただきました。それぞれ意見を尊重して、茶の間にふさわしい有線テレビの放送をこれからもやってほしいとこのように思います。 最後に、一般通告書では8になっております、J-ALERTの訓練のふぐあいが生じた件でありますけれども、ふぐあいは改善したという御答弁をいただきました。私はこの訓練放送を聞いておらないんですけれども、報道ではふぐあいが生じて手作業で対応したと、このように報じられておりますけれども、手作業で訓練には支障はなかったのかどうか伺います。 ○議長(岸泰廣君) 危機管理監。 ◎危機管理監(小椋保君) 失礼いたします。 11月14日に行われましたJ-ALERT全国一斉情報の伝達訓練でございますが、国のほうから信号が参りました。その訓練に基づきまして機器の設定を行うわけですが、その際にチェック漏れが1点ございました。その関係がありまして、屋外それから戸別受信機のほうへ受信ができなかったような事象となったわけでございます。これにつきましては、その後、11時14分に手動によりまして外部への放送を行ったような状況でございます。不手際がありましたことをおわびをさせていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(岸泰廣君) 櫻井君。 ◆13番(櫻井邦紘君) この訓練は、北朝鮮のミサイル発射後の一斉訓練として初めて行われたもので、緊迫したさなかの関係機器のふぐあいで情報がスムーズに町民に伝達できなかったということは遺憾に思うわけでございます。11月11日にもJ-ALERTの放送訓練があったと思いますけれども、その訓練は一方的なことで、お知らせも訓練を行いますという案内で、それでこれから訓練を行いますということなんですけれども、このようなふぐあいが発生したこと、ふぐあいが改善されたこと、あるいは訓練後、正常に機能したことなどについて町民や議員に知らせないのでしょうか、お聞きします。 ○議長(岸泰廣君) 危機管理監小椋君。 ◎危機管理監(小椋保君) ふぐあいがあったことにつきましては、直接町民の方へもお知らせはしておりません。その後、国のほうから指導を受けまして実際に訓練を実施しております。今後も定期的に月に1回程度、もしくはそれ以上の間隔になろうかと思いますが、訓練を続けてまいるところでございます。 ○議長(岸泰廣君) 櫻井君。 ◆13番(櫻井邦紘君) 結果について告知放送で流しておられるんですか、私は聞いておらないんですけれど。 ○議長(岸泰廣君) 危機管理監小椋君。
    ◎危機管理監(小椋保君) ふぐあいがあった結果につきましては、告知放送では周知を行っておりません。 ○議長(岸泰廣君) 櫻井君。 ◆13番(櫻井邦紘君) 機器のふぐあいと言えば、私は過日、鏡野町の天気チャンネルを夜間に見ていまして、川の水量を映し出す画面が画像に映ってないことに気がついて、9月議会の委員会の席上で指摘をさせていただきました。夜間なので、赤外線を当てて映す装置が壊れていたということがわかりました。このことに関して、私が画像のふぐあいが悪いことに気がついてから指摘するまで、かなりの日数がありました。それにもかかわらず、画像の不適切に気がつかない。いや、後で聞きますと、担当課は把握して、この事業の指定管理者である特定目的会社に通知をしていたということでございますけれども、なぜもう少しスピード感を持って直せなかったのかということと……。 ○議長(岸泰廣君) 櫻井議員に申し上げます。 通告外の質問になっておりますので、変更してください。 ◆13番(櫻井邦紘君) はい。わかりました。 それではもう一つ、天気放送の中で川の水量を知らせる画像がありますけれども、それを見ていますと、草がぼうぼう生えていて水面が見えないような画像もあるわけです。 ○議長(岸泰廣君) 櫻井君に申します。どのことを今言われようりますか。通告外の質問になっておりますけど。 ◆13番(櫻井邦紘君) 放送内容についてお聞きしております。いけませんか。 ○議長(岸泰廣君) 放送内容ですか。河川の草のことを今言われようるようなんですけど。ちょっと、もう一度再度お願いします。通告外のことを言われようりますんで。 ◆13番(櫻井邦紘君) ひとり言を言うわけですけれども、草がぼうぼう生えていて水面が見えない。これはやはり画像を工夫していただいて、鏡野町の清らかな水面が見えるようなそんな工夫をしてもらいたいなあとこのように思っております。 最後に、福祉バスの運行についてお聞きをいたしましたけれども、私は町営バスと福祉バスを混同して認識不足でありました。ただ、単純に町が運営しておるバスに人数が本当にふえない。1人か2人しか乗ってないという現状を見て、これから先ほどもありましたように免許の返納だとかいろいろ足がなくなることがふえてくるわけでございますので、どうか戸口から戸口までのオンデマンドバスというのは無理かもしれませんけれども、もう少し便宜を図った運行というものを本気で検討していただいて、病院あるいは買い物、所用、そして動ける方が元気に活躍できるような運行を考えてほしいということだけ訴えて、私の質問を終わりたいと思います。 ○議長(岸泰廣君) 以上で13番櫻井邦紘君の一般質問を終わります。 これにて一般質問を終了いたします。 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 次の本会議は、12月22日午前10時に開議いたしますので、本議場へ参集願います。 本日はこれにて散会いたします。 御苦労さまでした。              午後6時37分 散会...